昨夜は45cmを部屋の中に置き、鏡筒の先だけベランダに出して天体観察を実施しました。
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空はかなり眠くてアンタレスやアルタイル以外の星が肉眼でほとんど見えない状態。それでもボーグの5cmを使ったファインダでは5等星くらいまで見えていましたので、暗い天体でも何とか手動導入できました。

最初に観たのはM9球状星団。超地味ですよね。
この空ではしっかり観察する気もおこらず、ざらざらした星雲状の確認にとどまりました。
続いてM23やM24散開星団を楽しんだ後、M17オメガ星雲。
フィルタ無しではギリギリでしたが、O-IIIを使うことによって、白鳥より首が短い"おまる"(笑)の姿が浮かび上がりました。
アイピースを色々変えて観ましたが、特に良かったのがBelomoの10xルーペ。
抜けが良いので"おまる"が一番濃く見えました。

続いてはM11野鴨星団。これはいつどこで見ても楽しいですね。
iPhoneを覗かせて画面に表示されたもののスクリーンショットを以下に示します。
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45cmのパワーがあればNGC7009土星状星雲も楽に見つかります。
眼視でも少し青みがかった楕円形が綺麗でした。
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14等級台の冥王星も眼視で見たくて導入しましたが、確認できず、、。
近くの星は13等級前半までしか見えなかったので仕方がないですね。
因みに私は冥王星が海王星の軌道の内側いた13等級台の時に、光害がある岐阜の自宅で25cm使ってみたことがあります。空が良いところでは15cmでも楽に見えたとか、、。
当時はSky&Telescope誌が毎年載せるファインディング・チャートが必要でした。
今はSkySafariを使っていつでも探せますね。

今回、窓を開けっ放しにしたのですが、最初にベランダの床にやぶ蚊撃退スプレーを噴射したので、観察中もその後も下に悩まされることはありませんでした。

次回は惑星の観察のことを書きます。
これまた凄い結果を得られました。
お楽しみに、、。