今月のAstronomy誌は短い夏の夜に双眼鏡で眺めるのに適した天体として以下の12個を挙げています。皆さんはお奨めとして挙げられたものに賛同できるでしょうか??
 
1つ目はへびつかい座のM14球状星団。見えるのはOnly Nebulous Smudgeということですが、双眼鏡で見て何が面白いのだろう?
次は同じく球状星団のM9。Tiny Celestial Cotton Ballだそうです。
3つ目も球状星団のM19。これも双眼鏡では恒星じゃないというのがわかる程度ですよね。
 
次がDish O' Doubleというへびつかい座26番星、28番星とSAO185033の2重星の並びにM19を加えたもの。配列が衛星アンテナ(Dish)を連想させるそうです。マニアックというか、独りよがりというか、、。
 
そして予想通りM62球状星団が来ましたね。Twin of M9と著者は言っていますが、何のことだかわかりません。
 
このM62の1.5°南西にはGarden Trowel(移植ごて)というアステリズムがあるそうで、あなたが園芸好きならすぐにわかるそうです。
 
次はすこしまとも(失礼)な、こと座δ星です。これはオレンジ色の星で結構綺麗ですね。そしてそこにあるStephenson1散開星団もなかなかです。以前に私のHPでも紹介したことがあります。
 
これまで8個を紹介しました。
 
次ははくちょう座のNGC6819散開星団です。サドル(はくちょう座γ)の西8°にあるそうですが、なぜこれを選ぶのか??
 
10個目はNGC6910散開星団。サドルのすぐ北にあります。William HarschelによるとPretty Bright, Pretty Small, Poor, Pretty Compressedだそうですが、これは18.7インチの望遠鏡で見た観察記録とのこと。全く参考になりません。
 
馬鹿馬鹿しくなって来ましたが、11個目に行きます。
次ははくちょう座イプシロンの近くにあるRuprecht173散開星団です。(写真参照)
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  上の写真は私がDSSから1度の視野を切り出したものですが、拡大が大きすぎて何のことだかわかりませんね。明るい4つの星がダイヤモンドの配列をしていて東の星がケフェウス型変光星のはくちょう座Xで、6等から7等まで変光するそうです。
 
最後ははくちょう座オミクロン星(31番星)です。色の綺麗な重星でPale OrangeとBlueの対比が美しいです。でもこれって双眼鏡でわかったかな?
 
といった具合でお奨め天体の紹介はこれで終わりです。頭の中が??だらけになりましたよね?!
更に知りたい人はwww.astronomy.com/toc.に行くと更に13個Getできるようです。