先日掲載した北斗七星の写真に対してもう少しだけ真面目にトーンカーブ調整してみたところ、オーロラの感じがよくなりました。
イメージ 1
さて、今回はアラスカで星を観察した時の感想について若干述べたいと思います。
 
まずは寒さ。明け方には-30℃近くまで下がりましたが、足はユニクロのヒートテック・ステテコとスエットパンツにスポーツ用のオーバーパンツで全く問題なし。上はヒートテック下着にトレーナー、ダウンジャケット(最近のは薄いですね)にこちらではシェルと呼んでいる大きめのジャケットでしたがこれも問題なし。
 
駄目だったのが靴です。お店で街歩きも問題ないようなお洒落なスノーブーツを見かけたので、その耐温を聞いたところ、-20℉とのこと。これなら大丈夫と思って購入したら+20℉(-7℃くらい)の間違いでした。これでは長時間いられるはずもなく、カイロを投入。最初は快適でしたが、酸素不足でカイロが充分な性能を発揮せず、、。最初にかいた汗が急に冷えて来て、1時間半くらいが限度でした。もちろん集中力のある時は3時間はいけましたが、足先の寒さが一番こたえました。
でもチナ温泉はすぐ横に24時間16℃に保っているアクティビティセンターがあり、しかも床暖房まで完備していましたので部屋に入って靴を脱げば15分ほどで回復することができました。
 
手は薄いものと厚手のミトンで問題なし、頭は帽子を用意しましたが、ダウンのフードで快適でした。
これだけ寒いと鼻の中が凍っちゃって気持ちが悪いのですが、マフラーを鼻まで覆うことで問題なし。ただし、この場合は息が睫毛にかかり、睫毛や眉毛が凍ってしまいました。
 
若干寒い思いをしましたが、-20℃位までだったら充分に星の観察ができるという自信を持つことができました。
 
それから北の国といえば星空が異なります。
オリオン座や大犬座が低いのは当たり前ですが、南の丘の上に出ていた半月が時間の経過とともに横に移動し、なかなか沈まないのは新鮮でした。
それから夏の大三角が天頂より南側にあるので、日本で見た時のような大きさは感じられませんでした。これはペガサスの四辺形やぎょしゃでも同じことが言えます。(私は頭上にあると大きく感じます)
カペラに加えてベガやデネブ、M31も周極星になっており、北の地平線上を横に滑る様子は面白かったです。
東のスバルも斜め横に昇っていくので、日本で見た時みたいにあっという間に上がって行く感じはなかったです。