NY滞在終盤の土曜日に皆さんお奨めのメトロポリタン美術館に行ってきました。
開館時刻の10時に行きましたが、結構人が一杯。でも中がめちゃめちゃ広いので最初はゆっくり見ることができました。
 
まずは特別展として行っているキュービズムの見学。
 
恥ずかしながら私はキュービズムというものを知りませんでした。しかし、壁に掛けられている説明をしっかり読むことで、これは丁度100年前にピカソやブラックという人たちが行った画法(複数の視点から見たものを2次元の紙やキャンバスに描いていくもの)であることがわかりました。
 
一見何が描かれているのかわからない作品が多いのですが、各作品の横に解説があったので、それを読むことでピカソたちがどのような視点で何を描いたのか知ることができ、ある意味謎解きみたいで面白かったです。
 
 
次に行ったのがヨーロッパの彫刻。ここではウゴリーノと彼の息子たちという彫刻(Body Language)が大迫力で釘づけになりました。それから椅子に座った女性の彫刻にも目を奪われましたが、特に有名なものではなかったようです。
この彫刻のエリアは広いので、いろんな人が作品のスケッチをされていました。中には小さな子供が立派なスケッチセットを使ってスケッチをしていました。お母さんに指導されながら、、。
こういうのって和みますよね。
 
ここにはメデューサの首を持ったペルセウスの像もありましたが、私にはあんまり、、。
 
ここまでで既に2時間が経過し少し疲れてきました。でも土曜ということもあって館内には人がどんどん増えて来ています。常設展は撮影可能なので、皆さんせわしなくポーズを撮ったりしていて落ち着きません。
 
元々の計画では、館内のカフェで一服するところですが、これでは夕方までに回り切れないと思い、焦ってきました。でもせめてヨーロッパのロマン派、印象派くらいはしっかり見ておかなければ、、。
ということで他の展示はすっ飛ばし、2階のヨーロッパ絵画のところへ。
 
いやあ凄いですね。セザンヌやルノアール、モネ、ゴーギャンとかがこれでもかってくらいにある、、。高校の美術の時間に習った有名なものがいっぱい、、。
遠くで全体を見た後、近くで詳細を確認したのですが、筆つかいが作家によって異なるのがよくわかりますね。ゴッホはペイントをどんどん積み重ねていく手法が多い一方、ルノアールは筆の跡がわからないものが多い。
セザンヌは何とかおじさんっていう作品(下の写真の中央付近に写っているやつ)を大きな筆で大胆に(やや乱暴に)描いていたり、水彩画みたいな油彩を描いたりと多彩でした。
 
イメージ 1
 
美術に関して知識の乏しい私でも本物をよく見ることにより色々な発見がありました。(比較するために色々な部屋を何度も出入りしました。)
 
で、私が最も目を奪われたのがこれ↓
イメージ 2
 
ミレーのRetreat from the Starm (嵐からの逃避?)です。部屋の端にあり、注目する人は皆無でしたが、干し草を描いた作品をはじめとする彼の庶民を描いたものの一つとして心を奪われました。
 
その他はピカソの青い色が印象的だった盲人の食事、Joseph TurnerのWhalers等。
 
それからドガのバーで練習する踊り子も良かったです。何でじょうろが置いてあるんだろうと思って解説を読むと練習場では埃がひどいので、それを抑えるために事前に水を撒くのだそうです。確かに作品にも水をまいた跡があります。
 
ここまでで、既に5時間が経過。まだ全体の1/10くらいしか見ていません。でも物凄い数の人たちが館内に来ており、まだまだ増えそうな感じでしたので、アジアとエジプトをざっと見て、Jazz Clubに向かいました。
 
真剣に見ようとすると、4~5日は欲しいですね。
今回思ったのですが、素晴らしい絵画は写真よりも人を人らしく表現しますね。光の当たり方も絶妙ですし、、。私もあんな感じの写真を撮れるようになりたいと思ったのでした。