NYではVillage Vangard、Blue NoteというJazz Clubに行きましたが、もう一つの有名なスポットでもあるBirdlandにも行きました。今回はその報告です。
 
Birdlandといえばウェザーレポートの代表曲であるバードランドやサラ・ボーン、クリス・コナーらで有名なバードランドの子守唄があります。
また、アート・ブレーキーやジョン・コルトレーンのライブも名盤として残っていますよね。(もちろん、私はそれらが入っているアルバムを所有しています。)
 
ただ、残念なことに1949年にオープンしてからこれまでに2度移転していますので、コルトレーンがいた頃の匂いはありませんでした。
 
しかし、Birdlandのホームページに書いてあるように現在のところに移転した後も以下に示すような素晴らしい面々がライブを行っています。
 
Since the reemergence of the club, midtown Manhattan has been treated to some of the best jazz on the planet, including memorable sets by such musicians as Oscar Peterson, Pat Metheny, Diana Krall, Roy Haynes, Michel Legrand, Dave Brubeck, Pat Martino, Tony Williams, Hank Jones, Michel Petrucciani, Maynard Ferguson, Freddie Hubbard, Marian McPartland, John Pizzarelli, Kurt Elling, Joe Lovano, McCoy Tyner, Michael Brecker, Clark Terry, Ron Carter, Jon Hendricks, George Shearing, James Moody, Yellowjackets, John Scofield, Phoebe Snow, Dave Holland, and Tito Puente, as well as the big bands of Chico O’Farrill, Duke Ellington, Toshiko Akiyoshi, and Maria Schneider. 
 
現在のBirdlandは44 Streetと8th Avenueの交差点から少しだけ9thの方に歩いていったところにあります。
Midtownのど真ん中で、ロックフェラーやミュージカルのスポットも近いので、ものすごい数の観光客が近くを歩いていました。
ここは他の2店と異なり、街中で観光したついでに寄れるところですね。
 
外観はこんな感じ↓
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開演一時間前である5時に店に入って名前を告げるとアフリカ系の女性ウェイトレスが早口で何か言いましたが聞き取れず、、。聞き返したところ、「コートを預かりましょうか?」と流暢な日本語でした。
 
案内されたテーブルはステージに向かってやや左の最前列でした。
ステージから見た店内は
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米国らしく、めちゃめちゃ暗い店内です。
ここはドレスコードがあり、Dressy/Business Casualでしたので、客は身なりの良い白人ばかりでした。因みにVillage VangardやBlue Noteはドレスコードはありませんでしたが、トレーニングパンツや短パン等は避けた方が良さそうです。
 
私はメトロポリンタン美術館から直行で時間が無かった為、昼ごはんも抜いていましたので、Birdland Burgerを注文。驚いたことにメニューは日本語が併記されていました。それだけ日本人客が多いのでしょうね。
 
そこそこしっかりしたコースメニューもありますので、Jazzを第一目的にしていない人でも結構楽しめると思います(良質な音楽をバックに食事を楽しむ)。ハンバーガーも美味しかったです。
 
さて、6時から演奏が始まりました。
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リーダーはJay Leonhartという人でベース/ボーカル担当。他にはピアノとトランペット、ギターのドラムレスカルテットでした。
トランペッターはリーダーの息子だそうで、親子でギグなんて良いですね。ミュージシャン憧れのスタイルでしょう。
 
ピアニストは日本人でした。今回3つのライブを見ましたが、その中に日本人が4人。皆さん、大学の時からずっとNYに住んでいるようで頑張っています。
彼らの英語は完璧ではありませんが、私と比較にならないほど素晴らしく、私の業界(エンジニアリング)やスポーツで米国に来ている人たちが英語で苦労ているのが情けなくなりました。
 
さて、肝心の演奏ですが、これが全くつまらない。
牧伸二のウクレレ漫談をベースに持ち替え、もう少しメロディアスにした感じです。自分のベースソロに合わせてギャグを織り交ぜながら語るように歌っていました。一部の観客は爆笑しており、全体的に和やかに引き込まれる感じだったのですが、英語が難しくて半分くらいしか理解できず、疎外感を感じました。
 
各プレーヤのソロはたいしたものでめちゃめちゃかっこよかったです。でもピアノの大野智子がノリノリの演奏をしている最中にリーダーのJayが「4小節後にギターのソロに切り替えよう」とか、「トランペット、準備して!」とかの指示を出しながら全体をコントロールするので、各プレーヤの消化不良感が伝わってきました。Jazzってその場ののりやハプニングから凄い名演が生まれるので、その可能性を否定するかのような管理主義に少々腹が立ちました。
 
Jayが次に演奏する曲を決めかねていると、智子が「私はこれをやりたい」と提案。その曲にはピアノのソロが他よりたくさんあり、のびのび演奏している姿が印象的でした。
 
これで有名なJazz Club3件のレポートが終わりましたが、やっぱりVillage Vangardが店の雰囲気、伝統といった面で最も良かったです。でも退屈な演奏のBirdlandにおいても音響は素晴らしかったので、3つともJazzを楽しむことにおいては素晴らしい店だといえます。(当日の演奏は運ですからね)。
 
今後、機会を作ってまた訪れたいと思います。