昨日、今度(4/4)の皆既月食の継続時間はどれくらい?って問題提起をしましたが、自分で答を出すことができました。

月が"完璧な"地球の本影に入っている時間は、NASAをはじめとする多くの世界中の研究者が発表している通り、4分半程度だそうです。

ただし、本影の境界は曖昧であるため、本影をもっと大きなものとして計算している団体もあるそうです。その一つがU.S. Naval Observatory。S&T誌もそれに従い、12.3分というNASAより2倍以上大きな継続時間を採用しています。

日本の国立天文台を始め、多くのメディア、サイトもこのあたりに従っているようですね。

私は以前より、月食時に日本の雑誌等が発表した皆既食時間帯に入っているにもかかわらず、月の片側がまだ暗くなっていないのを不思議に思っていましたが、本影を大きめに見積っていたのが原因だったようですね。

さあ、皆さんも次回の月食をご覧になって、NASA(4分43秒)/国立天文台(12分)のどちらが自分の感覚に合うのか判断し、結果を教えてください。

因みにFred Espenak’s Fifty-Year Canon of Lunar Eclipsesというところは8.6分と言っているようです。


下の写真は昨年10月の皆既月食の写真です。シカゴに出張中の友人が撮ってくれました。

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