7/21のNY戦はJapan Nightという企画で、ハーフタイムの和太鼓演技、嵐(Stormのこと)と描かれたCapの限定販売及び試合後の渡嘉敷選手独占インタビューが行われました。
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まずは試合内容を、、。
東地区首位を走り、この8戦を7勝1敗と絶好調、オフェンスリバンドがリーグトップのNYに対してシアトルがどのように戦うのか注目されました。
 
渡嘉敷はスターティング・メンバー。
マッチアップは全米オールスター・ファーストチームに選ばれ、世界有数のパワーフォワードと言われているTina Charles。身長が渡嘉敷と同じでポジションも5番ができる4番なので、個人的には彼女(渡嘉敷)のディフェンスに注目していました。
 
が、残念ながら全く歯が立たずTinaのやりたい放題。インサイドでボールを楽に持たせたら絶対に決めてくるので、ボールが入る前に外側に押し出すようなプレッシャーが必要なのですが、全くできていませんでした。
そして残念ながら最初のタイムアウトでベンチに下げられ、次に登場した際にはオールスタークラスに及ばない平凡なセンターへのマッチアップを命じられました。
(その人たちには通用していました。)
 
チームとしては序盤にTinaの活躍を許した為二桁の得点差をつけられていましたが、オーストラリアのMVPであるBishopのNBA級ロングスリーが立て続けに決まるなど中盤からは嵐(Storm)のペースに。
渡嘉敷はダウンタウンの前方からのジャンプショットやトップ・オブ・ザ・キーからのドライブなど多彩な攻めでチームに貢献。素晴らしい個人技には大歓声があがっていました。
4Q残り24秒で3点リードされた場面でも渡嘉敷はベンチに下げられず、大黒柱の一人としてコートに立っていましたが、スリーを放ったAliciaに対して自分のディフェンスがヘルプに行ってしまう大失態(渡嘉敷の立っている位置がAliciaに近過ぎた)。モーションオフェンスの大前提であるポジショニングが大切なところでできていませんでした。直前のタイムアウトで指示があった筈ですが、理解していなかったのでしょう。
結局Aliciaはファウルをもらうべくディフェンスにコンタクトしましたが認められずGame Over。
 
渡嘉敷はチーム最多の14得点で、リバウンドも4つ取れていましたので、素人目では合格点と言うか大活躍ですが、最後のプレーはいただけませんでした。タイムアウト中も場内アナウンスや大歓声によってコーチの言葉が聞き取りにくく、米国人でも大変です。それを通訳を介してということですから、無理なのかな??
↑(7/22修正)もう一度映像をみると渡嘉敷は理解していてやるべきことをやっていました。けなしてすみません。スクリーンをSueにかけた後でAliciaへのダウンスクリーンをするのですが、最初のスクリーンの位置が低すぎて相手が引っかからず、次のダウンスクリーンも渡嘉敷のディフェンスに読まれてしまいました。
 
さて、試合後のインタビューには160人ほどの観客が残っていたとのことです。
渡嘉敷はめちゃめちゃゆっくり英語でしゃべってくれるアナウンサーの言葉に全く耳を傾けず、通訳のダイアナ頼み。日本との違いやシアトルの好きな場所などを聞かれますが答えが全くつまらない。普通はアメリカやシアトルを持ち上げるでしょ、、。そしたらファンも大喜びするはず、、。
 
好きなWNBAの選手はと聞かれ彼女からDianaという名前が出てきたときにはアナウンサーも固まってしまいました。
Dianaとは世界一のシューティングガードと呼ばれている元フェニックスのDiana Taurasiのことで、渡嘉敷がはじめて観たWNBAの選手がDianaだったので、今でも応援しているとのこと。それってファンの目線でしょ。
Dianaは渡嘉敷の先輩の大神選手の元チームメイトだったから色々話を聞いていたのでしょうが、自分と同じポジションかチームメイトの名前をあげて欲しかった。今日やられたTinaとか先日力の差を見せ付けられたCandice Dupreeとか、、。
渡嘉敷とDianaとではあまりにも接点が無いので話が広がらず、アナウンサーも困っていました。
 
プロなんだからインタビューの受け答えの勉強ももっとすべきで、それを指導するのが日本バスケットボール協会の人の使命じゃないかなと思いました。