シアトルでスーパームーンが地球の影に入る皆既月食を捉えることができました。
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上の写真はNikon D3s 70-200mmF2.8に1.7Xテレコンを付けて340mm相当、F4.8開放で撮りました。ISO6400で露出0.77秒。ガイドなしの固定撮影です。

月食のことをすっかり忘れていたのですが、昨日日本の友人にアメリカで月食が見るよね!って言われて慌ててロケハン開始。
ここは月が本影に入った瞬間くらいに月出となるので、東の空が開けているところを探しました。
そして見つけたのが近くの高校のフットボール場。東に木があるのですが、フィールドの西端だったら木の高さはそれほど問題になりません。

月出の時刻位から待機しましたが空がまだ暗くない為、若者がトレーニング中。こんなところで望遠レンズを出すのもおかしいので、三脚とカメラをリュックにしまったまま、月が見えるのと若者が帰るのを待っていました。

食の最大になる数分前にようやく月が顔を出し、若者も帰ったので、ダッシュでフィールドに行き準備開始。月はかなり暗くピントを合わせることができなかったのでアルタイルで合わせてから撮影を始めると丁度食の最大の時間になっていました。
その時の写真がこれ↓
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空が暗くない為星があまり写っておらず構図も曖昧ですね。

これではいけないと思い、良い構図を求めてフィールド内を走り回わりました。

木の間に月を入れてみましたが
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月の輝きが鈍いのでいま一つ、、。

いろいろ考えましたが、最終的に以下の構図とすることにしました。
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上の写真と一枚目の写真はほぼ同時刻(食最大の10分後)です。一枚目は340mm相当、上は270mm。それだけの違いです。

シャキールも友人たちと月食を眺めていたようで、10インチドブで写した写真を送ってきましたが、いま一つでした。

望遠鏡越しならば、かなりのシャープさが求められますけど、私がやったように望遠レンズと風景が一緒だったら、少々のアラは隠してくれますね。

ほんとはゆっくりと望遠鏡で色の変化を見たかったのですが、それなりの絵が撮れたので満足です。