一時帰国した際に自宅で星を観察したのでそのレポートをします。
イメージ 1

当日は透明度がすこぶる悪く、名古屋方面の南の空はいて座が肉眼で見えないほどひどい状態。
それでも45cmを使うとそれなりに満足できました。

先ず観たのはM11。わし座も肉眼で3つしか星が見えなかったのですが、50mmファインダーでは近くの星とともにM11もわかりました。45cmではそれなりに印象的。星の数は少なかったけど、、。
その後星図を頼りにM11からたて座の散開星団ホッピング。観たのはNGC6704, NGC6683, NGC6664, M26, NGC6649, NGC6625。
流石に10等級の6683はかなり厳しかったけど、アイピースをN-4-22mmとかEthos13mmとか変えながらそれぞれの特徴を堪能できました。

次はユニークなニックネームのついた天体シリーズ。まずは肉眼で2等星がはっきり見えるカシオペアの散開星団NGC225。Sail Boatという名前ですが、若干傾いた帆がよくわかって面白かったです。
次ははくちょう座のチーズバーガーとマジックカーペット。どちらも10等級以下で暗いのですが、小さく輝度があるので、わかりやすい。特にチーズバーガーはちゃんと2つのバンズの切れ目が確認でき、ハンバーガーらしい感じでした。
クリスタル・ボール(NGC1514)は流石にノーフィルターでは中心星しか見えなかったけど、UHCで星雲が浮かび上がってきました。

もちろん、銀河も見ましたよ。明るいものしか見えなかったけど、、。牡羊座のNGC772がぎりぎりわかる程度。NGC404 Ghost of Mirachは小さいので楽勝。ゴーストよりはっきり見えました。
銀河の中で良かったのはNGC1023ですね。これは光害があってもほんとに良く見えます。
HicsonやAbellの小さな銀河は全く見えず、、。それからNGC253も駄目。あの空では仕方がありませんね。

その後はぎょしゃ座付近の散開星団を観て終了。

空が悪くても楽しめました。
写真は空が少し良くなった23時頃にはくちょう座付近をNikon1 18mm(フルサイズ49mm相当)F1.8で撮ったもの。ISO1600で15秒の固定撮影。
ノイズが激しいのですが、M39などそれなりに星や星団が写っています。
カメラって凄いですね。

で、当夜の一番はNGC7510散開星団です。M52を見た後、望遠鏡を縦に振って力ずくで導入。こじんまりとまとまった姿が印象的でした。 
やっぱり大口径での星の観察は良いですね。