購入した赤道儀はドブソニアンに用いるEquatrial Platform所謂ポンセマウントです。イメージ 1
自作も考えましたが、テキサス・スター・パーティで現物を見てオーナーの話を聞き、製作者のGreggといろいろ話をしたら欲しくなって買っちゃいました(税、送料込みで700ドルちょっと)。

暗いところで写したので、写真が悪くてすみません。

このPlatformの最大の特徴はコンパクトに収納できること。写真をご覧になればお分かりになりますよね。
イメージ 2
キャンプ用の折り畳み椅子のバッグに収まる大きさで、片手で持てるほど軽くて(アルミ製の為)26inchくらいのドブまで対応可能。(単4電池2本で15時間以上使用できます)

私のドブ用にカスタマイズしたものを購入したのですが、出荷前のテストでは305倍で見かけ視界42度のアイピース(実視界0.14度)の視野に南の星が27分留まっていたそうです(極軸をいい加減にセットした状態で)。

購入の決め手はコンパクトで軽量ということの他に、Platformにキャスター(車輪)を取り付けられること。
私のドブはいつも組み立てたままにして、自宅のバルコニーにゴロゴロと移動させて星を観察するのですが、このPlatformごと移動できるようにしたい。自宅は高台にあり、庭は芝生でバルコニーは木製。夏場は毎日400倍が使えるほどシーイングが良いので月や惑星を高倍率で観たかったのです。

入手する前には若干の改造を考えていましたが、改造なしでキャスターを取り付けることができました。(移動する際はセンターのボルトを交換してPlatformが勝手に動かないように固定します。)

何年か前に私が行ったアイピースの評価試験によると、ライカズームは視野の中心でのシャープネス、コントラストはほんとに素晴らしいのですが、口径比が6より小さな望遠鏡では天体が視野の中心から大きく外れると単焦点反射を意識して開発されたイーソスより像の質が落ちました。(私のドブも4.42なので同様)。
でも今後は視野の中心に天体を置くことができるので、素晴らしい像が期待できます。これが楽しみです。