双望会ではいつも色々なところでショーが行われます。

今回の最大の見ものはもちろんこれっ↓
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今回初登場のにゃにゃにゃさんの55cm反射双眼の組立ショー!!

軽乗用車からウィンチを使ってミラーボックスを降ろすところから組立終了までを大勢の見物客の前で披露されました(別にわざわざ披露されたのではなく、みんなが勝手に集まって来ただけですけど。)そして全く無駄のない動きで20分ほどで完了!
凄すぎます。

組立ショーといえば何年前か忘れましたがNinoさんがNinja500をこれまた無駄のない動きで僅か6分で行ったのは度肝を抜かれました。

この55cm双眼、細かい工夫が色々施されていて、構造オタクの私を唸らしてくれました。特に組立がやり易い様にジャッキ等の治工具を使われていたのが印象的。(Ninoさんも何がしかの治具をお使いでした)

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溶接も熱ひずみによる位置精度不良を招かないようスポット溶接みたいな感じで簡単にされていました。(もちろん強度、剛性的に重要なところはしっかり隅肉溶接でした。)
溶接って一度やってしまうと後で部品の位置変更をすることが難しいので、溶接する順番等も考慮されていたのだと思います。このあたりは金属加工のプロの匂いがします。
部品の寸度のバランスもよくて美しい。剛性に関する知識のない方が作ると全体的に丈夫に作ってあるように見えても、ある方向(縦、横、高さ及びその軸周りの回転の何れか)の剛性が足りなくて変形してしまうなんてことがありますが、そんな感じは全くありません。
また、以前に私がブログで大口径のドブは6本トラスでは剛性的に厳しいと発言(米国のMel Bartelsの受け売り)したことがありますが、このドブは6本トラスでした。でもUTA(Upper Tube Assembly)を軽量化したり、2つの鏡筒を上部で繋ぐことによりねじり剛性を上げておられますので、問題ないでしょうね。
それからトラス棒の配置も各棒の役割(圧縮材とか引張材とか)を考慮して定めているのではないかと思います。(ご本人から伺ったわけではありませんが)。

余談ですが、Ultra Light Dobで有名なObsession UCは22インチのモデルだけ8本トラスになっています。(8本トラスは上の2本が引張材、横の4本が引張材と圧縮材、下の2本が圧縮材といった具合に役割が明確なので部材寸度設定も製造も楽なのです)

このドブの双眼部の目幅やピント合わせの方法については5月にご本人からいろいろ伺っており、実に理にかなった素晴らしいものだと思いました。(テキサス・スター・パーティでも紹介しました。)
にゃにゃにゃさんは、目的を明確にされた上で別の望遠鏡等で試作を行われているので、このようなスマートなドブに仕上がっているのだと思います。

天気が悪くて覗くことができなかったのが悔やまれます。

かなり上から目線で書いてしまったことをお詫びします。