愛車を点検、メンテに出した際に代車を貸してもらいました。
2016年モデル。走行距離1700マイルのバリバリの新車です。
特に合流しようとする場合、後方から降りようとする車が100km/hで自分の車の後ろに入ったり、走行車線の車が数珠つなぎになって本線に入り難かったりしますので、少しでも早く他の車と同じ速度になることが重要なのです。
BMW328d (2000ccのクリーンディーゼル・セダン)AWDです。

愛車点検の間、3日間乗ることができましたので、評価をレポートします。
この車最大の特徴はディーゼルターボ特有の低中速の太いトルク!!
4000ccの車並の38kg・mもあります。
馬力は184で2000ccとしてはそれほどでもないのですが、Sportsモードにして軽くアクセルを踏むだけでシートに押し付けられる加速感!!
これは凄いです。ほんとに少ししかアクセルを踏まなくても良いのですよ!!
Sportsモードは8速ATが回転数を最大トルクが得られる2000RPMあたりになるようギヤを選んでくれるので、誰でもいつでも驚くほどの加速が得られます。
私がこちらで所有している328xi(3000cc ノンターボ・ガソリンエンジン)でも凄い加速が得られますが、それなりに踏みこまなければなりませんし、日本で所有している135i(3000cc ツインパワーターボ)だとこのディーゼルターボより官能的ですが、あっという間に公道では許されない速度になってしまいます。
ですから今回のディーゼルターボの方が免許の心配をせずに手軽に楽しめます。
多くの大人の方は、そんな加速なんていらないだろ!!子供じゃないし、、と言われるでしょうが、米国の道路は加速が重要なのです。
米国の高速道路の多くは下の図のように高速道路に合流しようとする車と高速から降りようとする車が一番右側の車線の短い区間で交錯します。

ここでは日本人による追突事故が多く、毎月のように発生しています。殆どは急な車線変更と加速不良、急減速によるものです。出会いがしらとかの事故はほとんど耳にしません。
話を戻しましょう。

BMWの特徴の50:50の前後重量バランスと鼻先が4気筒エンジンで軽いことによりコーナリングも軽快です。
思った方向に瞬時にしっかり曲がるという印象ですね。
ただ、M-Sportsモデルではなかったので、ロールが若干大きめでした。その分ごつごつ感がやや少なめでしたけど、、。
日本車的なやや軽めのステアリングが好みの方はComfortとかEco-Proモードにすれば軽くなります(もともと6気筒モデルより軽いけど)。
Eco-proはアイドリングストップ機能も付いていますので、停車時のややうるさいディーゼル固有のカラカラ音も気になりません。(走り出すと音もあまり気になりませんが、日本車に慣れている人にはうるさいと感じるかも)
とにかくこの加速感は病みつきになります。
2000ccガソリンモデルよりもディーゼルの方が私は好みです。
日本ではほぼ同じものが320dとして販売されています。
価格は500万円強。
これを買うか?と言われたら、、、
私はノーですね。高すぎます。
2000ccガソリン車よりは良い感じなんですが6気筒モデルのエレガントさは感じられないし、、。
因みに今回130km走った時の燃費は15km/リットルでした。半分以上が高速道路のストップ&ゴー(渋滞の為)であったにしては良い方だと思います。
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