ドブソニアンの構造についての記事を書いていた時、たまたまアゲハ蝶の幼虫が蛹になろうとしていて、それが構造設計のお手本みたいなことをやっていたので、天文には関係ない写真ですが、載せることにしました。
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上の写真の1日後がこれ↓
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壁に糸をくっつけてこの糸だけで自分の体重を支えていますよね。
下部のおしりのところも壁に接触していますが、自重を支えるのではなく回転止めです。

この状態での力の釣り合いを求めてみたのが下の写真の①です。
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白い矢印が自重で、黄色が壁に発生する反力。緑の矢印が壁に自分を押し付ける荷重です。

真ん中の②は糸の取り付け点が上方になった場合。
この時の反力は青色で、緑色の壁に押し付ける荷重はオリジナルの状態よりも小さく、風で簡単に引き剥がされてしまいます。こうなると糸が切れるのも時間の問題です。

③は取り付け点が下方になった場合。
この時はもはや力の釣り合いが成立せず、最下端に大きな押し付け荷重が必要となり、自分自身が潰れてしまいます。

最適な部材配置をすると弱い糸一本で自重と突風荷重等にも耐えられるというお手本です。
長い年月をかけて悪い構造の蛹は淘汰されていったのでしょうね。ある意味、トライアンドエラーです。