さて、お待ちかね、M42(オリオン星雲)の色の話です。
 
双望会前の情報交換においてM42の色に関する実験をしたいという提案をしたところ、双望会当日に多くの方からお話を伺うことができました。
色を語るには錐体細胞、桿体細胞といった視覚細胞に関する知識が欠かせません。
私と話をした人の多くはそれに関する見識があり、鳥は錐体細胞が4種類ある(普通のヒトは3種類)とか一部の女性も4種類持っているとか教えて頂きました。
ここが双望会の参加者の凄いところですね。

米国で暗い天体の観察を続けているAlvin Huey, Stephen O’ Meara, Chris FuldからもCone CellRodcellといった単語が出てきますし、それを活性化するためには酸素が必要とかアルコールはダメだとか言っており、望遠鏡のチューニングのみならず自分の目の有効活用についていつも考えているようです。

 
イメージ 1
 
それでは観察結果を、、。

①まずはM42がまだ低空(25度くらい?)の時に私のドブ(45.7cm、ナグラー22mm92倍)で観ました。
色はほとんどわからず、、。オリオン座付近のNELM(肉眼限界等級)は5等級くらいの空でした。
先日NELM 3.0の自宅で 観た時は中心が白に近い青緑で、Bright BarWingのところが薄い赤銅色でしたが、、。
 
②次にM42の高度がもう少し高くなってからK_Nebulaさんの63cmで見せて頂きました。ニコンのNAV-17mmを付けた149倍。トラペジウムの周囲が白っぽい青緑で東側のBright Barが緑のところとオレンジ色っぽいピンクのところがありました。こんな色は初めて見ました。結構鮮やかで美しい!! 上の写真は自宅で撮ったものですが、この写真に色のイメージが近かったです。(もう少しオレンジが強かったけど)。
63cmの集光力は私の45cmの約2倍ですので、私の目は色が判る錐体細胞が機能したのでないかと思われます。
一方、Ethos21mm(121)に変更して頂いたところ、色がほとんど見えませんでした。アイピースによってもかなり異なるのですね。

じっと見つめたり、深呼吸して酸素を脳に運んだり、ちらっと見たりしましたが、先入観やContrast Effectの影響で色が見えた感じではありませんでした。

次に私のドブで行った実験がなかなか興味深かったのですが、それはまた明日に、、。