国立天文台提供の秤動データをエクセルでグラフ化し、Hirayamaクレーターを観察するのに都合の良い日を調べてみました。
下の曲線が今年1年の月の秤動の様子を表したものです(月の東及び南がこちらに向いている状態のものを拡大表示しており、各日付はその日の日本時間21時のものです)。
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曲線が上方に行くほど月の東側、すなわちHirayamaが見やすくなることを示していますが、今年は7/19又は8/16日頃が良さそうです。

下の写真は昨年3月9日の月の東側の様子です。秤動は上のグラフの三日月型のところで月の中心点が西側に4.5度ほど傾いていることが判ります。
写真に矢印で示したところの方向にHirayamaがあるのですが、写真には写っていません(経度で91°Eくらいまでなら確認できてます)。
Hirayamaは93.5°Eなので7/19又は8/16頃なら端の方は確実に見えることになります。
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今年のチャンスは2回。是非とも見てみたいです。