本日は雲が常に8割以上居座り、なかなか星が顔を出してくれませんでしたが、雲間から木星を楽しむことができました。
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写真はNikon1の固定撮影結果~こと座です。
雲は多いものの珍しく4等星が肉眼で見えていたので結構星が写っていますよね。

木星は気流がそれほど悪くなかった(ピケリングスケール5/10)ので、230倍でSEB/NEBの複雑な形や紐のように頼りない感じのSTB。白斑を伴ったSSTBが良く見えました。
また、EQ付近が他に比べて若干暗いことも認識でき、鮮やかなオレンジ色の大赤斑とともに楽しむことができました。

ところでNHK BSで月面探査プロジェクトチームのHakutoの話がありましたね。
探査機に冗長性が殆ど無いのにびっくりしました。他の国の会社に運んでもらう為、相乗り料金を下げることを見込んで軽量化したいという気持ちは判りますが、これでは中国のように宇宙ゴミにしてしまいそうです。番組の最後に出てきた月面着陸ロケット模型の不安定構造も凄かった。沈下速度とか着陸面の平面度はどれくらいに設定しているんだろ??
また、構造の責任者が大学出ていないのも驚き!大学院を含めた6年の学生生活は重要ですよ。力学や数学等は企業で働きながらではなかなか身に付きません。
鳥取砂丘での走行試験も突込みどころ満載でした。
それからロケットの開発費が数十億円と言っていましたが、2桁違うと思いました。最低でも1000億円は必要だと思います。打ち上げ時の保険代だけで数十億必要だと思いますよ。いや、数百億円かも?!
コスト算出の為のSOW(Statement of Work)とかしっかり作っているのかな?
ホームページでサポーターの募集をしていますが、お金を払わすのなら、概算見積値を公表して欲しいな。
否定的な意見ばかりでごめんなさい。夢を追うのは勝手だけど、打ち上げ失敗して怪我人を出したり、宇宙ゴミを残したりしないということを最優先で考えてほしいです。