明日からしばらく天気が悪そうだったので、仕事を早く切り上げ近くの河川敷に木星を観に行きました。
最初は気流の状態が悪く川底の意思を見ているようでした。でも80倍の視野内にたくさん星があって楽しかった。
イメージ 1
上の写真はニコン1による直焦点です。フルサイズ1700mm相当。
光害が強い空ですが、望遠鏡では11等級後半の恒星が見えていました。

160倍にして暫く観ていると徐々に気流が安定しはじめ、それと同時にガニメデが木星面子午線上にあることが判りました。木星面通過の様子を10cmではあまり見たことがありませんでしたが、ちょうど北極付近の暗い模様のところだったので、白い衛星が目立っていました。
通常10cmでは衛星の大きさもあまりわからないのですが、木星面上にあると大きさや丸っこさが判ってかわいらしかった。

22時に近くなると大赤斑が子午線付近に来て、その前後の模様、特に後方の白斑っぽいものもよくわかるようになってきました。SEB南部の縁取りのような暗い線やNEBの暗部、NNTBより極地方の明暗の差などが見えてきて、10cmでも充分観察できると思いました。
今度スケッチしてみようかな?!

最後にまだ低空の土星を眺め、カシニの空隙を確認したのち撤収しました。