今回はサッケード(Saccades)です。難しい言葉ですけど良い日本語訳が見つかりませんでした。

Saccadesとは簡単に説明すると高速な視線の移動(900°/秒)です。
眼の解像度は視線の中心から少しでも外れると急激に落ちますから眼は常にしっかり見たいところへジャンプします。
そのジャンプの間(時間にしてマイクロセカンド)は視神経は機能しません。
これにより視線の移動時の画像のブレといった無駄な情報を排除できます。
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アイピースを覗いている時にそらし目によって見えていた天体が急に見えなくなることがあります。
その理由の一つとして、視線移動による一瞬の視神経の機能停止とそらし目の有効範囲の変更があるようです。

また、モノを見つめている状態(Fixation)では、眼に入って来る情報に変化がない場合(Stabilization)、見えていたものが消えて行ってしまいます。
ヒトも動物と同じですから獲物や外敵が存在するという情報が無ければ休もうとするのですよね。
ですから木星の詳細を把握しようと一生懸命見れば見るほど模様が見えなくなるんですよね。