今回は私が最も注目しているMicro Saccadeです。

凝視するというのはヒトにとって特別な状態(concentration on a specific object is very unnatural for the eye)ですので長く続けることができず、すぐに見ているものの周りから見えなくなってしまいます。
その状態を示した例がTroxler's Fadingというものです。Wikipediaで検索し、小さな十字線を見続ければ周りのピンクの玉が消えるのを確認できると思います。(面白いですよ)

Micro Saccadeはこれ(イメージのStabilization)を回避するような眼の小さな動き(30-70Hz)のことを指し、ヒトのみならず猫等もこの機能を持っています。
また、空間上に浮かんでいる眼球の方向を一定に保ったり、網膜像を鮮明に保つことも担っているようです。
イメージ 1

この小さな眼の動き、日常生活ではそれほど問題となりませんが、木星の白斑など1秒角くらいの小さなものを観る時には凝視が続かなかったり模様が揺れて見えたりするといった影響を及ぼすようです。

惑星観察のベテランがどのような方法で観ているのか存じませんが、私は意識的にかつ頻繁に目線を僅かにずらして、その瞬間瞬間の模様を把握するようにしています。
でもなかなか眼の動きを制御できず日々悩んでおります。