今回は直接的な知覚機能の話ではなく、知覚機能を充分に活かすことに関するものです。

一つ目は"Relax"
例え単眼視の場合でもリラックスするために両眼をあけておくのは重要です。
それから観察用の椅子も必要(to achieve proper relaxation)
身体を曲げたり、疲れていたりすると集中できないので楽な姿勢で取り組みたいですね。

もう一つは"Patience"(忍耐)
特に欧米では天体観察にPatienceがとても重要であるとよく言われています。
言い換えると素晴らしいものを観る為にはPatienceがつきものだと。
流星観測、彗星の発見等には長時間に及ぶ待ち時間と努力が必要ですよね。
それからベテランの中には気流の状態が良くなるまでずっと観察し続ける人も多くいます。
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1mドブでおなじみアメリカ・シアトルのChris Fuldは、2013年のOSPでARP330を全て確認するのに6時間もアイピースを覗き続けたと言っていました。その前の年にアインシュタインクロスを観た時は3時間以上頑張ったそうです。
写真をご覧になればわかるように長時間見続けるには脚立の位置を何度も修正せねばならず、結構大変なんですけどね。

スケッチの達人Haward BanichもM33やM101のスケッチに何時間もかけていました。
執念と言っても良いほどの集中力。すごいですね。

Chrisや62cmドブのRon Tamも望遠鏡を私に覗かせる時は「倍率変えたりフィルタを変更したりしてじっくり観ろ!」と30分以上貸してくれることが殆どでした。列ができていても、、。

これまでに紹介したように眼の制御はなかなか難しいので、眼と気流の両方の状態を同時に成立させるのには結構時間がかかることもありますよね。