先日購入したセレストロンの20cmニュートン式反射は、トラベルドブに生まれ変わる予定です。
電車で運べる15cmくらいの望遠鏡製作を考え、鏡を物色していたのですが、上記反射望遠鏡を利用することが最も効率的かつ経済的であることが判り、購入したのでした。

主鏡セルや接眼筒は自分のイメージよりもかなり重いのですが、とりあえずはそのまま使用して超シンプルな構造のドブを製作します。
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材質は軽くて製造しやすく、しかもホームセンターで容易に購入できる杉を使用します。上の写真は主鏡ボックス。雑なつくりで恥ずかしいのですが、ちょっと狙っていることがありまして、、。
トラベルドブは乗り物の振動を思いっきり受け、それによる結合部のゆるみが発生しますので、私の45cmドブのように釘を使わない構造が望ましいのですが、木工素人の私には不可能。ちょっとカッコ悪いけど、釘も使って確実な構造を作っていきます。

ところで杉は木材の中でも柔らかく変形しやすいです。
変形のパラメータとなる剛性はEI(ヤング率x断面2次モーメント)で表せますが、杉のヤング率は木材の中で最も高いアカガシの半分である8Gpa(ギガパスカル)です。
この値は鋼の210GPaの26分の1。めちゃめちゃ柔らかい。
でももう一つのパラメータである断面2次モーメント(I)を工夫すれば充分に成立します。Iは板厚の3乗で効いてくるので鋼の3倍の板厚があれば剛性EIはとんとんになります。例えば鋼で2mmの板厚が適正ならば杉だと6mm。イメージと合いますよね。

これからの製作は力の方向を意識し、それに合わせた剛性とガタに気を付けながらやっていきます。