久々にスポーツネタです。
昨夜のアジアカップ決勝戦、終盤で吉田選手がハンドを取られましたので、それが正しかったのか判断するためにFIFAの競技規則(Laws of the game)を見てみました。
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ハンドに関する説明ってたったこれだけなんですね。
日本語の規則ではハンドと言っていますが、FIFAはHandling the ballと定義しています。因みに海外のメディアの大半はHandlingと言うと他の動きと混乱する為Handballとシンプルに言っているようです。

英語で書かれた規則を日本語に訳すと意味が変わってしまうので、あえて和訳はしませんが、冒頭のDeliberateという言葉が今回のポイントだと思います。日本語でざっくり言うと"(本人がよく考え目的を持った)故意"。
吉田選手はこれに該当するようには思えませんね。
また、次の3つのことも吉田選手のプレイが当てはまるとも思えません。

• the movement of the hand towards the ball (not the ball towards the hand) • the distance between the opponent and the ball (unexpected ball) 
• the position of the hand does not necessarily mean that there is an infringement

まあ、他にも判断基準があるかも知れないので昨夜の判定がおかしいとは言えないのですが、、。

調べてみて面白かったのが、日本の協会が出しているLaws of the gameはFIFA版と構成が異なっていました。私が調べる限りHandに関する細かい説明も無し。
サッカーは米国生まれのバスケやアメフト等と異なり、ルールにかなりの曖昧さが残っているです。あんまり縛っちゃうと面白くなくなりますからね。