バネによる鏡筒バランスシステム、やっぱり45cmと同じコンセプト(動滑車方式)が最適でした。
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ロッカーボックスに長さ40cmの棒を取り付け、片端にバネ、もう片方に紐を固定し、鏡筒のミラーボックスに設けた穴のあいた板に紐を取り付けるというもの。
ミラーボックスの板に穴が複数あいているのは重心からの距離を調節するため。
上方の穴ほど鏡筒上部を持ち上げる力が弱くなります(バネの力調節機能)。

このコンセプトを試す前にやってみたのがこれ↓
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定滑車方式です。これは前述の動滑車方式よりもバネが伸びて大きな力を発生させることができますが、ロッカーボックスが浮きそうになって不安定でした。

トラベルドブは軽すぎてロッカーボックスを地面に押し付ける力が不足します。
ですからバネが伸びて大きな力で鏡筒の頭下げモーメントを打ち消そうとすると、ロッカーボックスごとひっくり返ってしまいます。

動滑車方式は伸びが少なく2インチの大型アイピースを持ち上げるほどの力は出せませんが、アメリカンサイズの低倍率アイピースに対しては問題なくバランスさせることができました。
まだ微調整は必要ですが、運用の目途が立ってきました。