先日に引き続き、主鏡ボックスを紹介します。
このボックスは木の板の突合せによる接着構造です。ただ、これだけでは心配なので一つの結合部に2本ずつの小さな釘を打っています。
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釘は細くてもせん断荷重には強いので、充分に効いているはずです。
以前に製作した試作品1ではほぞ組み構造を試し、試作2号は内部にダボを入れて高強度、高剛性を狙いましたが、完成品の精度(直角度)が低く不細工だったので超シンプルな結合方法にし、星の観察前に毎回き裂等をチェックすることにしました。
 
この部品は鏡筒全体を支え、サイドベアリングに全重量とオペレーション荷重を伝える役割をしています。従い特に底部に補強及びき裂の早期発見の為のアルミ片を取り付けています。
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アルミ片の下の木材結合部にき裂が入り、2つの部材の間に相対変位が生じると接着されているアルミ片が浮いてきます。き裂を発見するのは容易ではありませんが、アルミの浮きはすぐにわかるので都合が良いです。
底部中央部は運搬時にロッカーボックスからとび出しているナットとの干渉を避けるために穴を開けています。ちょっと不細工だけど、、。
 
この箱の中に収める主鏡は箱に接しています。それに加えてセルに設けられている2本のボルトで固定してありますので、運用中に主鏡が動くことはありません。
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開いている穴はロンジロン及びサイドベアリング取り付け用です。M4サイズに統一し、つまみネジによる工具レスで組み立てられるようになっています。