クラシカルな経緯台のコンセプトを参考にして、重箱ドブをマウントレス望遠鏡(ロッカーボックス等の架台を使わない望遠鏡)にしてみました。

写真のように鏡筒上部に一脚を取り付け、それで鏡筒を支えます。
このコンセプトは単なるおちゃらけではありません。
部品点数が減りますし、アイピースに近いところをしっかり支えるので強風等による揺れに強くなります。
 
イメージ 1

鏡筒下部前方は傾けると主鏡ボックスでは無く、円形のミラーセルが地面に点で接します。
(下の写真は接地点を上にして撮影しました)
ここと主鏡ボックスのコーナー部の一箇所、そして一脚の3点で鏡筒を支えますのでガタが生じません。
イメージ 2

一脚と鏡筒上部の結合部は雲台ボールジョイントをきつく締めずに回転自由にして結合部に大きな曲げ荷重が入らないようにしています。
また、一脚は望遠鏡の仰角に合わせて地面に垂直になるよう長さ調整をして極力一脚の軸力で鏡筒を支えることにしました。
(一脚に曲げ荷重が作用すると剛性がかなり下がりますので)
 
これらによりかなりの高剛性が期待でき、アイピース視野内の天体が振動でブレることはありません。
天体の導入や追尾精度は地面の表面平滑度に依存しますが、コンクリートや手入れされた芝生のようなスムーズなところでは200倍でも使用可能です。