2017年08月

昨夜紹介した写真の拡大版を載せます。
Leica Zoom with Abbe Barlowのコリメート(nikon1)です。
見た目に近い感じに写っています。
でも眼視の方がもっと詳細まで観えました。
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久しぶりに月を45cmで観ました。
今日は月面南部が凄い!
特にClaviusの西側(まだClaviusは見えていないけど)の極小クレータの集まりが印象的でした。
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観始めたのが遅かったので高度が低く、大気の影響を受けています。
もっと早い時間に観ればよかった。

先ほど帰ってまいりました。
米国の写真はまだまだたくさんあるので順不同で紹介します(備忘録です)。

まずは日食前夜の写真から
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日没後2時間くらいしか経っていないのにこの静けさ、、。
2日前まで山火事の煙があったのですがすっかり消えてきました。
良い空なのですが、あまりにも光が強烈で星が霞んでいます。

テントがカラフルで美しいですね。

写真は第3接触のダイヤモンドリングが見えてから15分後の様子です。
既に道路では渋滞が始まっており、多くの人が慌ただしく片づけを始めています。
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まだまだ大きく欠けているのに、、。

私は部分食の写真は撮らないことにしていましたので、ゆっくりと周りの連中と歓談しました。

そこでもう一つのミス発覚!!
皆既中は夜のようになり、遠くのラジオ(AM)放送が聞こえるようになるというS&Tの記事を読んでラジオを購入し、夜に聞こえて昼に聞こえないラジオ局を選曲していたのでした。スイッチまで入れてあとはイヤホンを耳にさすだけだったのに、、。
すっかり忘れていました、、。

大勢のアメリカ人と楽しむのは良かったのですが、自分の作業に集中できませんでしたね。まあ、美しいコロナを観れただけでよしとしましょう。

全米で1000名以上が参加登録したMegamovieプロジェクトは、現在Google社が頑張って写真を繋げているところです。
日食当日から暫定版がアップされており、日々改良されておりますが参加者の写真のレベルが余り高くないものもあっていま一つな感じです。

私の写真も載っており、名前のクレジットされましたのでキャプチャーを載せますね。
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私の写真↓ 右側にアメリカの地図があって撮影地が示されています。
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他の人の写真~雲があったのかも知れませんがピンボケしてそうです。
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↓私の名前も示されていました。現在約400名が写真を提供しているそうです。
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ところで私はまだ米国滞在中です。
日食の直後から仕事を続けているのでかなり疲れてきました。

皆既の30秒前くらいから凄い盛り上がりになってきました。現地のキャンプサイトには2万人くらいの人がいて、ニューヨークのNBCテレビも中継に来ていたので尚更だったのかも知れません。

私は黒点や遠くの火山(Mt. Jefferson)を使って入念にピント合わせをしたニコンD3sのタイムラプスの開始ボタンに手を載せ、日食メガネでダイヤモンドリングになる瞬間を確認して撮影開始。そして皆既になってから12x36mm防振双眼を太陽に向けました。

太陽を見た瞬間、思わず声が、、、「す、すごい!!」
日本語は絶対喋らないでおこうと誓っていたのですが、あまりの凄さに漏れちゃいました。
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広がった白いガスの上に無数の細い流線が見えています。まるで磁力線のよう、、。
外に広がっているものもあればループを作っているものも、、。
日食を観る前は、写真のベテランの方がコロナの流線が目立つように画像処理されているのを見て、やり過ぎだーと思っていましたが、実際に観るコロナは写真で強調し過ぎたコロナの流線を遥かに上回るほど複雑でした。
そして左下にはピンク色のChromosphere(日本語で彩層というのかな?)が見えていましたが、すぐに消えてしまいました。

また鮮やかにピンク色に輝くプロミネンスが2か所にあり、少し時間が経つと3個目が見え始めました。

太陽の左下にはレグルスがコロナに負けないくらい力強く光っていて、これほど美しいレグルスを観るのは初めてでした。

この観察をしている時に奇妙なことに気づきました。
「ニコンD3sのシャッター音が少ない!!」
1回につき9コマ撮る予定だったブラケット撮影の設定がされていないのでした。
いろいろな露出をする予定だったのですが、その時は僅か1種類の絞り/シャッター速度の組み合わせのみ、、。
「まずい」と思い設定しようとしましたが、諦めました。
最低でも10秒以上のロスになるので、、。

気を取り直し、今度は肉眼で空の確認。
地平線が360度夕焼け状態になっておりとても綺麗。
金星の輝きが凄い。その西にも明るい星が2つほどありましたが、いずれも飛行機でした。混乱するので星の確認は数秒で止め、再度双眼鏡による観察に。

ほんとにコロナの流線がすごい。瞳孔を閉じさせないよう気を付けていたおかげで、外側の広がりまで観ることができました。
これとプロミネンスの美しさは写真では絶対に表せないと思います。
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そうこうしていると、右上が赤くなりはじめ、Chromosphereが見えました。そしてSolar Eclipse Timerが10秒前のカウントを始めたら右上がオレンジ色に輝き、その幅が広くなってきましたので、3秒前のカウントで双眼鏡から目を離し、最後のイベントであるダイヤモンドリングを肉眼で観ました。
これがまた凄かった。明るさやその広がりが半端じゃない。これも絶対に写真では表現できません。

添付した2枚の写真ですが、望遠レンズの一発撮りのものを全く画像処理せずトリミングだけして載せています。
いろんな露出で写せなかったけど、それなりに自然に写っていますよね。
拡大してみると左下にレグルスが写っているのが判ります。

時刻は第2接触の5分前になって太陽の光は弱く、風景は少し色のついたサングラスで見ているような感じになりました。
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この見え方って見覚えがあるなあと思って考えてみると、、、天気雨の感じに近かったです。
オレゴンの乾いた肌を刺すような強い日差しは影をひそめ、不思議な空気感がありました。

以前にアラスカに持って行った大きな寒暖計をみんなに見せると大うけ、気温は部分食前の24℃から14℃にまで10℃下がっていました。ただ、米国人は摂氏が判らないので、75℉くらいから60℉くらいに落ちたと説明。寒暖計に華氏の目盛を書いておくんだった。
因みに皆既の30分前の時点で18.5℃。結構落ちてますね。

太陽の光が弱く、ノーフィルターのミラーレスカメラで長時間動画撮影しても大丈夫だと判断し、撮影開始しました。

2分前になると遠く(後方)から大歓声が、、。ちょうどSolar Eclipse Timerが「Observe Shadow Band」と言った瞬間でした。
みんな後方に走り、影を見ています。私もみんなと一緒に影の観察をしました。スピードが凄い、、。あっという間に近づいてきます。

このあとSolar Eclipse Timerが1分前を伝え、秒読み段階に入りました。
観衆はますますヒートアップし、奇妙な声をあげていました。Solar Eclipse Timerは「Observe Animal Behaver」と言っていましたが、人間の行動が最も奇妙で面白かったです。

つづく

皆既食の観察が終わってもそのまま西海岸に留まり仕事を続けています。
ですから書き留めておきたいことがたくさんあるのですが、なかなか時間が取れなくて、、。

今回は皆既食中の周囲の人の行動についてです。
下の写真は部分食に入った直後のもの。
落ち着いて話し込んでいる人、うろうろしている人など様々です。
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若い女の子は大きく開いたタンクトップに短いパンツの人が多く、太陽よりも眩しいです(そして美しい)。

食が進んで来るとNASAの人がピンホール装置を持ってきて原理について説明を始めました。その後、隣のテントのリサおばさんがざるを持ち出し多数の三日月を披露。
ざるは私も持ち込むつもりだったのですが、、。
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美しい模様ですね。

私の右後方には群衆が、、。
サイエンスの教授が日食の観察の仕方について講義中です。
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投影された太陽がでっかくて大迫力。
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これを見ただけで、天文になじみがない一般の人たちは教授がとんでもなく凄い人だと崇拝し始めました。
でっかい太陽!これは次回に頂きです!!

子どもたちが私たちを呼びました。
「見て見て! 皆既日食!!」
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ステージ代わりのピックアップトラックの荷台にいる男の子が月、真ん中の小さい子が地球で一番後ろの子が完成のポーズだそうです。

次はブルースが声をかけてきました。
今、月の影の動画を撮影すべく、カメラをセットしているんだ。
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カメラのところに行ってみると、他にも数台並んでいました。ここはちょうど丘の上になっていて撮影には絶好です。

それから私が前日に着ていたEclipse MegamovieのTシャツの話を持ち出し、周りの人たちに宣伝を始めました。utoはこんなクールなことをやっているし、機材も立派だねえ!と。
アメリカ人は褒め上手です。
ブルースの奥さんが私のGitzoの三脚に興味があるようだったので、これは良いけど高いよ、確か600ドルくらいしたよ。って言うと「その程度??」だって、、。もう一つ0が付いていると思ったらしく、600ドルくらいだったら即買いとのことでした。

皆既の20分くらい前になるとリサおばさんがごそごそし始めました。なんと彼女は片目に絆創膏を貼っているのでした。「コロナを観る準備をしているの?」と尋ねると「Correct」とのこと。
私もそれ以降、できるだけ太陽を観ないようにして皆既に備えました。(第2接触観察はやめることにしました。)

つづく

日食の動画をYoutubeにあげました。↓

全画面にできないかも知れないので、別途下記のショートカットから入った方が見易いかも知れません。


皆既の4分半前からニコンのミラーレスを用い、フィルター無しで適当に撮ったものです。フォーカスはマニュアルにしていますが、カメラが勝手に合わせ直すことがあって見苦しいのです。(ご容赦ください。)
でもこれぞアメリカ!!という映像になっていると思います。(英語が若干スペイン語訛りなのが気になりますが、、。)

アメリカでの日食ですから記録に日本人の声をあまり入れたくありませんでした。ですから単独でキャンプに行き、日本人を何組か見かけましたが、すべて無視。日本人以外と仲良くなることに集中しました。
日食前はカメラの前にたくさん人がいたのですが、私の斜め後方で大学のサイエンスの教授が色々な説明をしていたので、そこに観客を奪われてしまいました。
まあ、私も教授のところに何度も通いましたけど、、。

見どころは皆既の2分前(この動画の2:30くらい)と皆既直後の月の影の移動です。観衆が超盛り上がっています。前半の移動はカメラに収まっていませんので観衆の声で想像してください。第3接食直後の後半の影の移動は空の雲にはっきり映っています。
トータル9分もあり、退屈でしょうから2:30から7:00くらいまでをご覧ください。(細かい解説は後日載せます)

皆既日食、観ることができました。良かったです。

食後の現地の米国人との歓談(いろんな人と4時間近く続いた)と大渋滞の中の移動で疲れたので、今回は動画撮影中にカメラが勝手にスナップしたこの写真のみのアップにいたします。
イメージ 1キャンプサイトには2万人以上が集まったとのことで人があふれる写真にしたかったのですが、皆既前の影を観る為みんなが一斉にこの写真の背後に移動したので人が少なくなりました。
ニコン1(フルサイズ18mm相当)によるお手軽撮影ですが、色もしっかり再現できています。皆既前から映していたため、露出はカメラお任せでしたがうまく写って良かった。

昨日はDry Run(今回も問題山積み)の後、テントでゆっくりする予定でしたが、あまりに暑いので、Solar Towenの食事ができるところに行ってきました。
そこで見かけたのがインディアンの住居と綺麗な民族衣装を着けた子供たちの舞い。
その子たちにどこから来たのか尋ねたらすぐ近くのWarm Springとのこと。地元の踊りだったのですね。これについては後日写真を載せます。

住居の写真を撮ろうとしたけど構図が決まらないなあと思っていたら、ちょうど日傘が、、。
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中学生くらいの女の子が見て見て、太陽の周りにレインボー!と言うと、すかさず友達が太陽を直接見たらダメでしょ!とたしなめていました。
ここではどの親も日食の原理や観察の仕方を熱心に何度も説明しています。決して星屋では無いようですが、レジャーも勉強の機会と捉えているのですね。
因みに私がDry Runしていた時刻は子供たちの夏休みの宿題タイムでした。終わらないと遊びに連れて行ってもらえないそうです。
今日も日食前にやるのかな?

ところで写真のように日傘ができたので天気を心配していましたが、前線に伴う雲が昨日マドラスを通過したようです。現在はヤスさんのご報告にあるようにマドラスとアイダホの間にあります。
でも、山脈を越える時に大半は消えるのでアイダホの方々も大丈夫でしょう。

ちょっと気になるのがSalemのところの薄雲。これが大きくならないか心配です。

昼間は大きな日傘が出ていましたので心配しましたが、何とかなりそうです。
写真はMt. Jeffersonのところの夕焼け。
あまりにも綺麗なので、たくさんの人が見惚れていました。

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ところで会場にやって来る人が急激に増えて来ました。
昨日まで一台の車も無かったところに車やテントがぎっしり。

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この為、ネット環境がかなり悪くなっています。
Megamovie大丈夫かな?

昨日はDry Runのあと、Solar Festaを観に行き、米国人と一緒に大いに盛り上がりました。
さて、今朝は早起きして皆既食1日前の月の写真撮影にチャレンジ。
昨日と異なり照明がテントに届いていなかった為、テントと月の両立は難しくてこれが限界です。
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金星も入れて写してみました。
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マドラスのキャンプサイトは人や車が増えてきました。予想通りの大賑わいです。

本日現地で第一回目のDry Runをしました。
先日購入したアプリは良いですね。GPSで日食の各イベント開始時刻を勝手に計算し、何の手間もかけずに21日と同じ時刻に日食があるという設定でしゃべってくれます。

第1接食からの作業は順調。でも第2接触の時にオートブラケットのセットを忘れていたり、動画撮影用のNikon1の焦点を合わせていなかったりと散々でした。
当日にこんなことがあったらすぐに撮影をあきらめることにします。

望遠レンズは金星でピントを合わせようと思っていたのですが、周りに人がいるせいであがってしまい、なかなか見つからず代わりに月で合わせました。

鮮明ではありませんが新月二日前の昼間の月をどうぞ。
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明日も可能だったら早起きして月を狙ってみます。

キャンプサイトで写した星景写真

煙の影響で赤くなった月と、金星、オリオン、双子、牡牛等豪華キャストが日食の露払い!
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月のアップもどうぞ
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