2017年10月

ドブソニアンの構造についての記事を書いていた時、たまたまアゲハ蝶の幼虫が蛹になろうとしていて、それが構造設計のお手本みたいなことをやっていたので、天文には関係ない写真ですが、載せることにしました。
イメージ 1

上の写真の1日後がこれ↓
イメージ 2
壁に糸をくっつけてこの糸だけで自分の体重を支えていますよね。
下部のおしりのところも壁に接触していますが、自重を支えるのではなく回転止めです。

この状態での力の釣り合いを求めてみたのが下の写真の①です。
イメージ 3

白い矢印が自重で、黄色が壁に発生する反力。緑の矢印が壁に自分を押し付ける荷重です。

真ん中の②は糸の取り付け点が上方になった場合。
この時の反力は青色で、緑色の壁に押し付ける荷重はオリジナルの状態よりも小さく、風で簡単に引き剥がされてしまいます。こうなると糸が切れるのも時間の問題です。

③は取り付け点が下方になった場合。
この時はもはや力の釣り合いが成立せず、最下端に大きな押し付け荷重が必要となり、自分自身が潰れてしまいます。

最適な部材配置をすると弱い糸一本で自重と突風荷重等にも耐えられるというお手本です。
長い年月をかけて悪い構造の蛹は淘汰されていったのでしょうね。ある意味、トライアンドエラーです。

コペルニクスの南にある溶岩に覆われた山脈、、、Montes Riphaeus。
そこから欠け際にかけての地形が面白かった。
イメージ 1

あ、そうそうMontes Ripaeusのすぐ右にはEuclidesがきりっとした姿を見せていました。Euclidesとは古代ギリシャの有名な数学者(幾何学者)。ユークリッド幾何学は学生時代にいろいろお世話になりました。

今晩は気流の乱れがありましたが、瞬間的に止まる時(Golden Opportunity)があり、その時にConcentric Craters(二重クレーター)の一つであるHesiodus Aがくっきり見えたのもよかった。

気温が低く、月を観ただけでGive upしちまいました。

目下9連勝、しかもHome負けなしで絶好調のシーホース三河の試合を観てきました。
下の写真はPick off2時間前の会場の様子。(次男が撮ってくれました)
イメージ 1会場をやや暗くしてスモークを充満させており、雰囲気抜群!!
試合前からワクワクします。

選手紹介は照明を落とし米国のプロバスケやアイスホッケー並みにかっこよくなってきました。
イメージ 2

イメージ 3
もっとも今の米国は花火が上がったり、観客全員に配られたブレスレットが光のショーを演出したりとより印象的になってきていますが、、。

試合の方は元NBAで私がフィラデルフィアで観たことがあるDanielのアーリーウープをはじめとして外人が結構かっこいいダンクで盛り上げてくれました。
どちらのチームもマンツーマンで激しいディフェンスをするのですが、シュートの方が1枚上で、点の取り合い状態。
イメージ 5

イメージ 6

もちろん、日本人も負けてはいません。下の写真は次男が大好きな金丸の余裕のプレイ!!

イメージ 4

観客の応援はディフェンスコール等、手拍子や声を合わせてなかなか良かったです。会場の一体感があり、また、アウェイの名古屋のチームの揃った応援とのやりあいも面白かった。
ただ、応援にメリハリがなく、リードされていた後に追いついた時や接線から抜け出した時の相手チームを追い詰めるような大きな声援が全く無いのでまだまだバスケ王国の米国には及ばないと思いました。
スタンディングオベーションや思わず立っちゃうようなこともなく、とてもお行儀が良い応援でした。

ともあれ、日本のプロバスケもショーとして確立してきたようです。
また行きたいと思いました。

双望会最終会まであと20日ほどになってしまいました。
ここ5年ほどは米国からの参加だったので充分な準備ができませんでしたが、今回は快適に過ごすことができるようにしたいと思います。

で、第1弾がこれ↓
イメージ 1
夜露防止ヒーターです。
双望会会場の夜露の凄さは有名で、その為にドライヤーも準備して頂けますが、それだけでは不十分ですのでその他の対策も必要になります。

私は以前にエナメル線と熱収縮チューブを用いて作ったヒーターの電源をモバイルバッテリから取れるように改修しました。今回の改修費は50円。元々の製作費も200円程度ですので1個当たり250円で作ることができました。

電源は下の写真のモバイルバッテリを購入。
イメージ 2
iPhone6sより少し大きい程度で重さもiPhoneよりありますが、容量が15000mAHもあり一晩は楽勝だと思います。価格も1600円で手頃でした。
USBポートは2つありますのでそこから接眼鏡とファインダ及び斜鏡も温める予定です。

双望会では夜半過ぎに南中するオリオン星雲をいろんな倍率で眺めるのが楽しみです。多くの人達が宴会モードに入っている為、芝生広場が静かで観察に集中できます。
Sky&Telescopeの最新号にOregon Star Partyの常連であるHoward Banichが"The essence of the winter sky is the Orion Nebula"という記事を載せていましたので、それと彼の28inchによる素晴らしいスケッチを参考にしながら探索しようと思っています。
特にTrapeziumの周囲のHuygens Region。

以下は2010年の双望会のレポートの抜粋です。
このような体験を双望会の締めとしてしたいな、、。


当夜のShowpieceはありきたりですがM42オリオン座大星雲!!

5年ほど前の当地(双眼鏡・望遠鏡サミット)で田中さんから拝借したナグラー4-22mmで素晴らしい経験をしましたが、今回はそれを凌駕していました。

自分のナグラー(4-22mm:106倍)で見る当夜のM42は物凄い輝き!!階調が豊かで写真でみられるような中心の白飛びが ありません。つまり、右のスケッチのように最も明るいところでも所々で黒っぽい領域があり、そのあたりの表現が見事なのです。(スケッチが下手すぎて すみません)
トラペジウムのところも黒く抜けており、周りのガスが立体的に見えます。
端の方の羽の部分は若干ピンクがかっていて、網状星雲を立体的にしたかのような細かいガスの流れが把握できました。
またM43は中心部の恒星近くを横切る暗黒帯が見事でその他の部分もガスの濃淡が把握でき溜息の連続でした。

岡本さんにお借りしたナグラー4-31mm(毒キノコ:75倍)では少し離れたところから斜めに見るような宇宙遊泳気分!!射出瞳の関係で これまで31mmが欲しいとは思いませんでしたが、空が暗ければ充分使えますね。勉強になりました。

次にイーソス13mm(180倍)に変えてみたところ、これがあまり面白くない。倍率が上がった分迫力は増したのですが、シャープさや艶やかさに欠け ています。ヤスさんのお話では設計思想がイーソス13mmとイーソス17mmとで異なっており、17mmの方が良いのではないかとのことでしたので、 これもヤスさんからお借りして覗いてみました。
確かに17mmは13mmよりもシャープで迫力さえ感じます。空の状態が良いとアイピースの僅かな違いがよくわかりますよね。ヤスさんの 知識の豊富さにも参りました。

この時は最高の透明度とまでは行きませんでしたが、シーイングが比較的良く、我がドブの鏡の状態、光軸も良かったのか今までで 最高のM42でした。田中さんの我がドブに対するお褒めの言葉とともに忘れられない素晴らしいできごととなりました。

今日の薄明時は薄雲に覆われたものの、気流の状態があまり悪くなく、Leica Zoomの107倍から230倍まで変えながらAlbategnius(下の写真の中央の影が伸びたクレーター)付近を探索しました。
イメージ 1
このクレータの中(1時方向)に真っ黒なKleinがあって引き締めてくれています。
Albategniusの南側にはあまり名の知れていないクレータが重なり合っていてすごく複雑。北側には月面V(この写真では逆さです)があり、その横にはRima Hyginusといった様々な地形が存在していて楽しいです。
眼視ではこの写真よりはるかに細かく見えていました。
月の写真は上のようにあまり大きなサイズにしない方が良さそうですね。

ここ数日の中で本日の気流が最もよく、月もなかなか面白かったです。
まず目についたのが山脈の上部が粒状に光っているもの、、。
この小さな粒を拡大して眺めるのが楽しかった。
イメージ 1

北部のMontes Caucasusと南部のMontes Haemus、、。

私はいつも月の地形を英語表記しますが、日本語訳されたものに納得いかないものが多いのがその理由です。
誰が訳したのか知りませんが、明らかに間違っているものもあるので、日本語訳を使う気にならないのです、、。

話を元に戻しましょう。
他に面白かったのがMare(海)の色の違い。
溶岩の成分に差があるのかやや黄色っぽいものとグレーっぽいものがあり、僅かな彩を添えていました。

写真がショボいけどもう一枚載せます。
私がたまに注目する"3"も見えています。

イメージ 2

昨夜もそうでしたが今晩も月が星の多いところを通ったので、掩蔽がたくさん観られました。
写真はNikon1 コリメートで軽く写した記念写真。
9.35等と10.4等ですが、固定撮影(追尾無し)にしてはよく写っていますよね。
イメージ 1

眼視では透き通った感じの月に次々に星が吸い込まれる様子が面白かったです。

今日も月が綺麗だったので帰宅後すぐに望遠鏡を出して眺めました。
あいにくシーイングが悪く、像がボケボケでしたが、時折止まった瞬間に光るRupes Altaiが美しかった。
Rupesとは英語でa long steep slope or criffとのことです。長い急斜面又は崖のことですね。
イメージ 1
一方でそれより北側のクレータTheophilusが真っ黒くて不気味でした。(明と暗ですね)。

南の方のJanssen付近の複数の円弧状の地形も興味深かった。

小さな地形もいろいろ面白そうでしたが、夕食の時間となりTime up!
また明日観よう!!

今度久しぶりに男子バスケ(Bリーグ)の試合を観に行きます。(チケットをもらったので)日本で観るのは数十年ぶり。

長さが30cm未満のカメラなら持ち込みOKということでしたが、私のD3sは連射の音がうるさいかも知れないので下の写真のシステムを持ち込むことにしました。
イメージ 1
ミラーレスカメラNikon1に24mmF1.4(マニアの中では神レンズ)を付けたもの。
これでフルサイズ65mmF1.4になります。
Niokn1は秒間20コマの連射が普通に何回もできるし、ISOも1600くらいまでなら画質もそれほど悪くないので、これで撮影しようと思っています。
ピントも結構爆速ですし、、。

因みにシアトルでNikon1にコンパクトな30-100mm望遠で撮った写真がこれ↓
イメージ 2
1/640秒 F5.6, ISOは6400です。
座席が前の方だったのでフルサイズ 90mmくらいのこの写真でもそこそこ行けますが、ISOが6400まで上がっているので質があまり高くありません。

今回持ち込むのは上の写真より16倍明るいレンズになりますからISOを1000以下に抑えることができますし、被写界深度も上の写真よりは取れそうですので面白いものが得られるのではないかと、、。ちょっと引き気味の写真にはなりますが、、。

台風が去って久々に晴れたので月の観察をしました。
透明度はかなり良かったのですが、気流が悪く月面が踊りまくっていました。
イメージ 1

こんな時は拡大率を下げて写せば月らしく見えるのでしょうが、やっぱりDetailに拘りたくなります。
イメージ 2
というわけで南北の細い欠け際の写真を、、。

ところで一昨日はなでしこJapanがスイスと戦っていましたね。メンバーをW杯の時から半分以上入れ替えた成果か、グラウンドを広く使い、メンバー間の距離も以前の1.5倍くらいになってスイスが守り難そうでした。
またFW陣がキレッキレで決定的な場面も多く、面白かったです。
(男子のJリーグよりエキサイティングでした。)
ただ、スイスのディフェンスがゆるゆるでしたので、ディフェンスの厳しいチームだったらどうなるかな?
今後が楽しみです。

本日用事があってBMWのディーラーに行ったら奥の方に見慣れないクーペが、、。
近づいてみるとあまりの凄さに震えました。

世界200台で、日本には25台しか入っていないM4(小型クーペモデル)の限定車。
イメージ 1
リアスポイラとMのステッカーが無ければ普通のBMと思われるでしょうね。
因みにスペックは

·       エンジン:直列6気筒 3L ターボ

·       最高出力:500ps/6250rpm

·       最大トルク:61.2kgm/4000-5000rpm

·       0-100km/h加速:3.8

·       エアボックスに水を噴射し吸気温度を下げる「ウォーターインジェクションシステム」を採用

·       専用フロントスプリッター、カナードを装備

·       Orbit Grey matte 666 M軽量アルミホイール

·       ワイドフロントフェンダー

·       ミラーカバー

·       専用サイドスカート

·       固定式リアウイング

·       カーボン製のリアディフューザー、エンジンフード、ルーフ

·       チタン製エキゾースト

·       調整式サスペンション

·       カーボンセラミックブレーキ

·       アルカンタラ/メリノレザー カーボンバケットシート

·       リアシートを除去し、ホワイトのロールバーを装備


私の車と同じ大きさのエンジンですが、シリンダ内に水を噴射するシステムで馬力をアップし、様々なところで軽量化を図っています。

価格は2000万円オーバー!!
BMか車がよほど好きじゃないと2000万円の価値を見出せないでしょうね。
エアコンついていないし、車高が低すぎてコンビニなど行けそうもないし、、。
普通の人は1000万円くらいにしか見えないかな??

展示車なのにドアがロックされていたので、開けてもらって左の運転座席に座ったら気分はレーサー!!カーボン製のバケットシートのホールド感が凄い!
ドアを閉める為の取っ手がドア内張になく、紐を引いてドアを閉めるようになっていました。(重量軽減だそうです。)

テールランプがかっこよく、片側で100万円だそうです。
イメージ 2
これとブレーキだけで、BMの安価な車の価格を超えるとのこと。
世界仕様のままでは日本の車検に引っかかるので、25台が日本の要求に合わせて変更されていました。例えばボンネットのアルミ化やオーバーフェンダーのサイズなど、、。
僅か25台の為にこんなことをしたので価格が上昇したのでしょうね。

この車が日本で最後の1台でしたが、あまりに高いので私には勧めてきませんでした。

ともあれサイズもそれほど大きくなく、普通っぽいのに凄いというのが私のツボにはまりました。

主鏡を支える6枚の板もホワイトアッシュ。
板が反るのを防ぐ為、すべての材料は板目の方向を90度変えて2枚合わせにしています。
イメージ 1
板厚は以下の写真に示すように板の中央を固定端とする片持ち梁とし、自由端に鏡の重量である18kgを全支持点数の18で割った1kgを負荷したモデルを考え、強度、剛性計算をして設定しました。(結構安全側の計算)

イメージ 2
今回この板を改めてじっくり見ましたが、美しいなあ!と思います。

木材を用いた構造の結合部に釘やボルトを用いるとその板厚分だけの強度や剛性を確保することができません。
その為、高強度、高剛性を期待して匠にほぞ組を要求。見事に応えてくれました。
イメージ 1
使用した材料は野球のバットにも用いられるホワイト・アッシュ。めちゃめちゃ固い為、工作が大変だったようですが、プロの技で隙間なくしっかり作ってくれました。
釘を用いておらず、接合部の接触面積が大変大きいのでものすごく剛性が高く、ガセット等の接合金具も全く必要としません。

技といえば、、。
イメージ 2
付属のテーブルの脚もわざとサイドベアリングの軌跡に沿った形にしてくれました。
こういった遊び心が良いなあと思います。
でも強度についてはしっかり考えているのですよ。テーブルに載せられた物の荷重が
ロッカーボックスに伝わるように形状及びファスナ結合部の位置を選んでいます。
製作した父は詳細な強度計算を実施しませんでしたが、部材に曲げが入らないよう経験的にやっていました。

久々に星が見えたのでバルコニーにポタ赤を出して、雲間の天体撮影をしました。
カメラはミラーレスのNikon1。
これに40年前のNikkor 50mmF1.4を付けました。フルサイズ135mm相当。
絞り開放状態では液晶パネルでも2等星まで見えるので構図合わせも楽です。
イメージ 1

ノイズのせいかやや明るめの星にピンク色が載りますが、古いマニュアルレンズとしてはそれほど悪くないですね。
もっとも絞りを4.0まで絞ってますけどね。(露出は30秒)

肉眼で2等星までしか見えない空ですけど双眼鏡で見える彗星だったら捉えられそうです。C/2017 O1はチャレンジするのを忘れてました。次回狙ってみようと思います。

最近あまり天気が良くないですね。
星を見ることができないので過去に撮影した写真を載せます。
これは米国ワシントン州のMukilteoという太平洋岸の高級住宅街の中の公園で撮ったもの。
イメージ 1

ところで昨夜、双望会にエントリーしました。名古屋で友人たちと遊んでいたのですが、22時少し前に中座し、秒読みしてもらいながら22時になったのを確認してから参加申し込みをメールで発信。37番でした。
今回が最終回ということで、サミット時代から望遠鏡の自作についてお世話になった方々がお見えにならないかと思っていましたら、何名かエントリーされていました。
楽しみです。

開催日が11月中旬とこれまでの中で最も遅い部類に入るので、のどかな昼間の時間が短いのが若干残念です。2日目の機材紹介の後、暗くなるまでにいろいろ語るのが楽しいのですが、、。
それから明るい惑星や月が無いのもちょっと寂しい。
ツアイスやTMB等のチューンされた屈折望遠鏡と厳選されたアイピースで観たかったな。

↑このページのトップヘ