2018年02月

今晩は透明度がいまひとつでしたが、気流の状態がかなり良かったので昨日同様楽しめました(昨日同様400倍以上で)。
最初に気が付いたのが月の近くの恒星。Sky Safariによるとd1 Cnc(かに座)で明るさは5.9等でした。
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Nikon1でコリメート撮影したのですが、恒星が暗くあんまりよく写っていませんね。月面の方が露出オーバーになるのが嫌だったので、これが精いっぱい。恒星像がやや伸びていますが、気流の影響です。
この後すぐにこの写真には写っていない月の暗縁に隠れて行ってしまいました。

他にも面白い地形を観たのですが、それらは明日以降に載せます。

今晩も気流が結構良かったので3時間も連続で月を観てしまいました。

面白かったのはConcentric CraterのHesiodus AとMarth。
Marthは小さくて2重構造をなかなか観ることができないのですが、今日はよくわかりました。
写真が下手なため、あまり写りはよくありませんが後日アップしたいと思います。

で、本日アップするのはGassendi付近。
400倍超で観るクローズアップは大迫力。
周りのWrinkle Ridgeもたくさん観えて面白かったです。
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それからTaizoを観ようとしましたが、光の具合が悪く、隣のBelaはくっきりなのにTaizoは認識できませんでした。

その他Platoの小クレータも久々に7個数えることができ、充実した月の観察でした。

昨夜私が観たのは下の写真の地形です。
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くねくねしたRima Hadley (Hadleyは英国の数学者)の端っこにあるCarlos、Bela及びJomoに寄り添っています。
Belaは女性名だと思っていたので"寄り添う"という表現をしたのですが、どうやらハンガリーの一般男性の名前のようですね。ですから寄り添うというより傍らにいるという表現の方が良いかな?!

因みにTaizoは日本、Carlosはスペイン、Jomoはアフリカの一般男性名だそうで、特定の人物を指しているわけではないようです。誰が命名したんだろ??面白いですね。

Taizoは長さが約6kmですので、幅は一番広いところで1km弱くらい。なので光と気流の状態が揃わないとなかなか見つけられません。
昨夜はラッキーでした。

Taizoは無理でもRima Hadleyは10cmの望遠鏡でも観ることが出来そうですからチャレンジしてみてください。

これまでRimaをどのように訳そうかと考えており、とりあえずは"き裂"としました。
多くの人は谷と訳しているようですが、英語で谷はValleyであり、これは山や丘のような高いところに挟まれたところを指します。Rimaの定義はA slit, fissure, or narrow elongated opening between two symmetrical partsで、このsymmetrical partsというのは山や丘を指すことは無さそうです。
月面上にもValleyは存在し、明らかにRimaとは異なるので、私は谷と訳すのは避けています。
どうでも良いことですが、私のちょっとした拘りです。

2/24は月の高度が高かったことが幸いしたのか、シーイングがとても良く、45cm400倍以上で大迫力の月面を楽しみました。
まず、目に飛び込んで来たのが黄金色にキラッキラ輝く月面南部。
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どのクレーターも小さなクレータの集合体になっているのが判り、久々に震えました。天文雑誌の読者の天体写真の入選作(月面拡大)のレベルを軽く超えている感じと言えば判りますよね。(写真はそこまで写っていませんが)そりゃ45cmですから当たり前ですが、この時期にこれだけ見える日も珍しいです。

それから日本人の名前が付いたき裂であるRima Taizoを初めて確認することができました。これはRima Hadley(ハドレーのき裂。ハドレー谷と呼ぶ人もいますが)から続いているRima Belaに寄り添っている大きな窪みみたいな地形ですが、近くの山脈の影になることが多く、観るチャンスがあまりありません。
でも今回は300倍~400倍ではっきり確認することができました。
下の写真にはBelaしか写っていませんが。
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気流の状態は常に変化していましたが、一番良い時にLeica Zoom with Abbe Barlowの460倍で小さなき裂やクレーター、Wrinkle Ridgeをじっくり観察することができました。
これくらい高倍率にするとほんとに楽しいです。

先日の月の観察ではLamontというクレーターがよく見えていました。
下の写真の中央付近にある円形の皺がLamontです。

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多くの文献でクレーターと定義されているようですが、クレーターには見えないですよね。起伏部の高さも5kmですし。
ゴーストクレーターと呼ぶ人もいるようですが、それも変です。
Wrinkle Ridge状というのが最も近いかな?

この地形は非常に強い重力集中(mass concentration)により作られたようですが詳細はわかっていません。

月面南部もいろんな地形が見えて面白かったです

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そういえば学校での銃乱射事件に関し、トランプ大統領が強気の発言していましたね。(今朝のTwitter で)
教師に銃の扱い方の訓練をすれば良いとか、銃のない学校は悪い人を引きつけるとか、、。
すっごく過激ですのでまた話題になりそうです。
....immediately fire back if a savage sicko came to a school with bad intentions. Highly trained teachers would also serve as a deterrent to the cowards that do this. Far more assets at much less cost than guards. A “gun free” school is a magnet for bad people.

帰宅してお風呂に入ろうとしてふと空を見上げたら月が凄く綺麗でした。
その時既に高度が低くなっていたので慌てて超薄着(足は裸足)のまま45cmで月の観察をしました。
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まず目に飛び込んで来たのがMare SerenitatisのWrinkle ridge群と砂がちりばめられたようなEudoxusやAristoteles。鏡の温度順応がいま一つで260倍までしか上げられませんでしたが、気流の状態が悪くなかったので像が止まった瞬間に凄く細かい地形が見えて圧巻でした。

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他には上の写真の中央やや下のHypatiaのところが大変複雑で面白かった。(初めて目にしました。)
それから月の近くにはくじら座のξ2星(4.3等)が明るく輝き印象的でした。
寒かったので僅か15分の観察でしたが、充分楽しめました。

オリンピックはパシュートがやってくれましたね。前評判通りで素晴らしかったです。
個人的には私が注目していた女子アイスホッキーも良かった。
予選ではディフェンスからの不用意なパスが多く、それが致命傷になっていましたが、順位決定戦ではそれを修正してきて失点は最小限。ここぞという時のスピードはスイスやスウェーデンの方があったのですが、身体の入れ方やシュートに対する捨て身のディフェンスは決して負けてなく、床姉妹やキャプテン大沢の素晴らしいプレイに酔いました。

先日の1/31の皆既月食は、マスコミ・SNS等がかなり盛り上がりましたが、次は7月28日(土)の皆既月食がターゲットですね。

月食は明け方ですが、夜半前に7/31に最接近する火星や土星、木星も観察できるため、7/27(金)の夕刻から各地で大観望会が開催されることでしょう。もちろん7/31も大騒ぎになると思います。火星はNASAの移住計画等で注目されていますからね。

大接近時の火星の視直径は木星の半分程度で、明るさは逆に4倍。表面の模様を認識してもらうには口径20cm以上の望遠鏡で倍率も200倍以上が欲しいところです。(低倍率だと眩しすぎてオレンジ色の粒にしか見えない)

ですからS社から近日販売予定の20cmF6ドブソニアン望遠鏡は「惑星の表面が一番よく見えた!!」と言ってもらえるものになりそうです。流石ですね。

下は2016年の中接近(今回の大接近の75%の大きさ)の少し後に45cmでコリメート撮影した火星の写真ですが、これくらい見えたら大ウケでしょうね。
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この時期の惑星観察で気を付けなければならないのが高度の低さです。次の月食も低高度の時に起こりますね。

7/31 21時の火星、木星、土星の高度は17度~30度。特に火星は17度で厳しいですね。時間の経過とともに上昇しますがそれでも28度が限度。

これから低高度のデメリットを列挙しますので参考にして下さいね。

①ターゲットが建物の影に隠れる可能性がある
②ドブソニアンだと接眼部が低すぎて覗きにくい~椅子があるとイイですね
③ドブソニアンの鏡筒バランスが崩れやすい
④近くの建物の屋根や屋上からの上昇気流の影響を受ける
⑤地上からの上昇気流の影響を受ける

メリットももちろんあります(例えば天頂ミラーが不必要とか)のでメリット、デメリットをよく考慮した上で、機材や観察地の選択をしてくださいね。

観察会を開催するなら南の開けた芝生広場がベストでドブソニアンの接眼部が低くなるのなら、丈夫な台の上にのっけるなどすると良いと思います。

写真はカシオペア座のアステリズム Eddie's Coasterを示しています。
UKのベテラン観測家であるEddie Carpenterが名付けたもので、2つの山状になっているところがジェットコースターのようだということです。
言った者勝ちの好例ですね。
因みにジェットコースターは和製英語で米国ではRollercoasterと呼んでいます。

この写真は数年前にオレゴンで24mmを使って撮ったものをトリミングしていますが、ソフトフィルターも使っていましたのでシャープじゃなくてすみません。
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このアステリズムの上側には小さな散開星団がいくつかあります。
Berkeley4, 62, King16, Dolidze13など、、。
先日紹介したトリプルクラスターであるNGC146/NGC133/King14も近くですので春の銀河巡りも良いのですが、去りゆく秋の星団をお楽しみください。

昨夜は女子アイスホッキ-(ホッケーと発音するのは日本人だけ)を見てから、時折薄雲が通過する中、バルコニーで星の観察を実施しました。

メインターゲットは1月15日に発見されたNGC2525の超新星。最初は16.5等級でしたが1月末くらいから13等級台に増光したと聞いていたのでチャンスを伺っており、ようやく昨日叶いました。

NGC2525付近の星は肉眼で全く見えないので、まず小犬座のプロキオンからC Hyd(3.9等級)をファインダーで導入(肉眼では3等星も見えませんでしたので)。

そこからM48、NGC2506といったそれほど派手ではないけど星数が多い散開星団をじっくり観察してからNGC2525の方へ移動しました。

NGC2525は11.4等級と自宅では45cmを使っても厳しい明るさ。しかも大きさが3分ほどある(そこそこ大きい)ので集光が無く眼視ではわかりませんでしたが、周辺の12.8等の星との関係から超新星だけはLeica Zoomの230倍で確認できました(13等前半くらいの明るさでした)。
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上の写真はNikon D3s with 200mmF2.8で撮ったものをトリミングしたのですが、超新星は認められませんね。カメラのモニターではギリギリ判ったのですけどね、、。

この後NGC2539等、周辺の散開星団を観察してから昨日紹介したM44~M67~Abell 31への星団ホッピングを行いました。
Abell 31は見えませんでしたが、近くの黄色やオレンジの星がとても綺麗で、特に6.6等級と9.8等級の黄色い重星(離角は3.4秒)が印象的でした。

気流の状態が良かったので、星像が小さくキリッとしていて恒星がとても美しかったです。

Sky&Telescopeの最新号のSue Frenchの記事のタイトルはTreasures in Cancer and Hydra(かに座とうみへび座のお宝)。

彼女のおすすめ天体はM44/M67/M48/NGC3242/Abell31/ Abell33/IC523。
M44やM67、NGC3242は日本でも有名ですが、Abell31/33やIC523は難易度が高く、エキサイティングな内容で流石Deep Sky先進国って感じです。
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写真はシアトルのStar Party @Ron Tam's Houseでのものです。
63cmと25cmが写っています。

Abell31とIC523の近くにはオレンジと黄色の星があるそうで、M67から美しい星々を経由してAbellにたどり着くのも面白そうですね。
Sueの記事は「今度狙ってみたいな!」と思わせてくれるものばかりで、ほんとに凄いと思います。

シアトル駐在時の写真が出てきたので備忘録として載せておきます。
友人のRonさんの63cmドブと冬の大三角。
シアトルの冬は天気が悪いので貴重な写真です。
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ところで本日のフィギュアスケート団体戦のアイスダンスにおけるカナダのペアの演技、素晴らしかったですね。
彼らはバンクーバー五輪で優勝していまして、私も現地でエキシビションを観て興奮しました。
8年経過した今でも一線でやっているなんて凄いですね。

フィギュアのシングルの演技は似たようなものが多いのですが、ダンスはオリジナリティが出せるので面白いですよ。日本人はあまり強くないけどロシアやカナダの
ペアの演技は必見です。

それから明日はアイスホッケー女子の第2戦。私はゴールテンダーの藤本選手と14番の床選手に注目しています。明日は勝利して欲しいなあ。

コーチ:前回の続きです。最後に紹介する伝染病のヒントはこれ
JQ12, JQ26, QF80, JL5089

少年A:無線のコールサインみたい。

少女B:コーチ、私知ってる。飛行機の便名だよね。私1年に4回くらい南の島に行くから、、。

少年A:何しに行っているの?

少女B:私のママがテンダーロインっていうお肉が好きなのでよく食べに行くの。

少年B:すげえなあ、肉食うために飛行機で南の島に行くなんて、、。でもテンダーロインって単なるひれ肉のことだろ。

少年A:英語で言うとかっこいい感じがするんだよね。そういえば何かの情報をSNSとかで紹介する時、わざわざ英語のサイトを呼び出す人もいるよね。「私、英語できます」みたいな感じで、、。

少年B:だったらutoさんもだよね。

少年C:utoさんは海外に長くいたから英語はできるんだろうけど、自慢したいオーラが半端ないよね。

コーチ:近ごろの子供は手厳しいなあ。先ほどの英数字はBちゃんが言う通りオーストラリア行きの飛行機の便名です。南半球は日本と全く異なる空ですので一度観ると嵌っちゃって、毎年行っちゃう人も多いようです。このようになる病気を南天病と言います。双望会にも多くの患者がいますよ。

少女C:何がそんなに面白いの?

コーチ:有名な天体は南十字や大小マゼラン雲とかですね。どちらも超印象的でしかも望遠鏡による見ものもたくさんあります。他には左側が光る三日月や逆さまのオリオン、うねるように上るサソリなども面白いです。

少女B:南半球は来栖増井部に毛糸の帽子をかぶったサンタがサーフィンでやってくるらしいね。

コーチ:また変換ミスしているよ。クリスマスイブね。

少年A:南半球はおふろの栓を抜いた時、コリコリの力の為に排水される水が作る渦が北半球と逆回りになるらしいぜ

コーチ:コリコリじゃなくてコリオリねっ!utoさんはブラジルで537回試したけど規則性は見られなかったんだって。もっと大きな渦じゃないと駄目みたいだよ。

少女A:コーチの好きな天体は?

コーチ:何と言ってもエータ・カリーナとその周りの強烈な光を放つNGC3532, 3572等の大散開星団群です。

少年B:瑛太・香里奈??俳優の新しいユニットの名前?

コーチ:(少年Bは無視して)エータカリーナ付近はRFTでフィルターを付けたり外したりしながら観るとイイです。

少年BRFT?? Reproduce of Flying Toaster??マックの新型スクリーンセーバー??

少年A:マニアックな突込みだな。コーチ、他にはないの?

コーチ:小マゼラン雲の近くにあるNGC104が大迫力で大好きです。若干黄色っぽく見えM13よりも凄いですよ。

少年BNGC104は知っているよ。ハンブルグ銀河っていうんだよねっ。

コーチ:ハンブルグじゃなくてソンブレロ銀河のことじゃないかな?でもそれはメシエ104ですね。NGC104は大球状星団。
それから晩夏の薄明後の白鳥座の北十字からいて座を通って南十字に繋がる幅の広い銀河は圧巻ですよ。天頂のいて座のところの濃い銀河に加えてM7散開星団がものすごい光を放って我々をノックアウトするんです。

少年・少女:観てみたいなあ~

少年S:コーチ、今日の蘊蓄は?

コーチ:ではNGC6769-71を導入して

少年A:コーチ、導入できません。

コーチ:あっ、ごめんごめん、南天の天体なので日本では観られなかったな。じゃあ、写真をご覧に入れよう。
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少年・少女:すっげえ!!顔だ~
 

コーチ:そうなんです。これはDevil’s Maskと呼ばれることがあります。悪魔の仮面ですね。これを観たTommy Collinsが♬if you can’t bite, don’tgrow.(仮面(噛めん)のなら、唸るなよ)を作ったのは有名な話ですね。


少年B:ほんとかよ。

おしまい

本日は透明度、シーイングが良く、とも座のNGC2440がとても明るく見えました。
30分ほどでとったスケッチがこれ↓

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NGC2440の近くにはオレンジ色の8等星があってとっても印象的。
また、230倍で覗いているとかなり高い高度を飛行する航空機が視界をよぎりました。
以前にOSP(Oregon Star Party)で、望遠鏡を覗いている時に見えた人工衛星や飛行機をプロットすると臨場感が出て良いよ!って言われたので、描いてみました。

この惑星状星雲は小さいので400倍以上で観察しようと思っていたら、雲がやってきたので断念。
またの機会にします。

先日の皆既月食の細かい記憶を備忘録として掲載します。

当日は19時半頃帰宅。すぐにバルコニーにポタ赤を出して極軸セッティング。その後部屋に入って夕食、お風呂と家族との団らん。

20時40分頃にカメラを持ってバルコニーに出て試し撮り。1時間前と全く異なり雲が広がっていて月が見えない時間の方が多かった。

半影食が始まっており月の左下が暗くなっていたが、事前に計算していた露出が全く役に立たないほど雲による減光が進んでおり、自動撮影の露出再設定の為の試し撮りに時間を取られてゆっくり観察できず、、。

月が本影に入ってからも雲がかかったままであったが、雲の厚さが毎秒変化するので自動露出の中間値(-3EV~+3EV)の設定に悩み続ける。

食分が20%を超えたあたりから欠けた部分の色の変化が顕著になってくるので、通常の満月に対する露出倍数を予定より10倍程度大きい100倍設定してタイムラプスとオートブラケットによる自動露出を開始し、慌てて45cmドブを出して観察開始。

アイピースはNaglar-4-22mm with Paracorrの106倍。
既に月全体が半影~本影に入っている為、欠けていない部分もいつもの突き刺すような月の光と異なりとても柔らかい。
大きなクレータから伸びる光条が優しく周囲に伸びており大変美しい。
普通の満月はは海の部分に小さな光条が無数にあり、それがひっかき傷だらけのように見えるが、光が弱いので傷が無い海の部分が穏やかに見える。

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食分が60%を超えると色が顕著になってきた。
明るい部分を意識的に見つめることによって錐体細胞を機能させ、欠け際の微妙な色の変化(グレー~深い緑~ダークオレンジ)が確認できたが、目の錯覚(コントラスト効果)により暗いところがより赤黒っぽく感じた。
食分が80%を超えると雲に覆われる時間が長くなってきたので露出の変更。
露出倍数は中央値を25万倍(元々の予定の10倍)にして撮影再開。

皆既の寸前から月の周りの雲が切れ始め、それと同時に月近傍の恒星が現れる。11~12等の暗いものもたくさん見えるという大口径の醍醐味も味わうことができた。

その後家族を呼び肉眼と双眼鏡で一緒に観察。家族と穏やかな気持ちで観察できるのも自宅でのいいところ。
「双眼鏡で観ると肉眼より白っぽいね」という家族の意見にに本当??と思って覗いてみると、言われた通り白っぽく見える。やっぱり先入観は無くさなくちゃ。

皆既の終盤から月がほとんどわからなくなったので撤収。
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月がはっきりしている時間はあまり長くなかったので詳細な観察ができなかったが、そこそこ見れて良かった。

気温は0℃。無風だったことに加えてアラスカの-28℃にも耐えた服装だったので全く寒くなく、集中できました。

"赤銅色"、、、皆既中の月の独特な色を示す言葉。
スペシャル感があるだけでなく、わかりやすいのでこの数日はマスコミも多用していましたね。
もちろん月の色を指す専門用語ではなく、日焼けした肌を指すことも多いです。

赤銅色って、国立天文台が今回実施中のキャンペーンに使用しているダンジョンの尺度(Danjon Scale)のL Value 4の色(copper-red)の翻訳でもあるんです。
0Very dark eclipse. Moon almost invisible, especially at greatest eclipse.
1Dark Eclipse, grey or brownish in coloration. Details distinguishable only with difficulty.
2Deep red or rust-colored eclipse. Very dark central shadow, while outer edge of umbra is relatively bright.
3Brick-red eclipse. Umbral shadow usually has a bright or yellow rim.
4Very bright copper-red or orange eclipse. Umbral shadow has a bluish, very bright rim.
私は小学生の頃から赤銅色という子供には判り難い言葉に違和感があり、あまり使いませんでしたが、ダンジョンの尺度は国際標準的なところがありますので古くから天文学者が多用し、それが普及したんじゃないかな?
悪い言葉じゃないですが、日本には色を示す美しい日本語がたくさんあるのだから欧米が好む金属や血の色みたいなダイレクトな表現以外を使うっていうのはどうでしょうか。血の色って凄く判り易いけどね。

私が感じた昨夜の皆既中の色は以下の通りです。

赤橙色がベースで明るいところは橙色(よりオレンジ色に近い色)で、暗いところは闇の暗さが混ざった深い赤橙色。最も明るいところは白っぽくて若干納戸色も感じた。

以前も紹介しましたが、私にとって1989年の月食の色が最もカラフルでした。それこそターコイズブルーや深緑的な色も確認できました。(最近流行りのターコイズフリンジ(一定幅の青っぽい色)は観られませんでした。あれは過度にデフォルメされたものだと私は思っています。)
今回は常に雲越しということもあってあまり細かい色の変化を認識することができませんでした。それがとても残念。

以下に私が月の観察中に自動撮影した写真を貼ります。
この自動撮影を基に動画を作り、月が暗くなるにつれて周りの星が現れてくる様子を表現する予定でしたが、雲に覆われている時間が長すぎて駄目でした。

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