2019年04月

夜明け前の月が綺麗だったので、組み立ててあったトラベルドブを公園に持ち込み月の観察を実施しました。
外気温が結構低く鏡の温度順応ができずにボケボケでしたが、上弦の月に比べてクレータが少なく落ち着いた印象の下弦の月を堪能しました。
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写真には写っていませんが、中央のコペルニクスから欠け際のアペニン山脈にかけての小さな地形が上弦の月の時と表情が異なって新鮮でした。

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今日はWidefield 24mm(見かけ視界65°)の42倍とwithアッベバローの84倍を使用。低空なのでしゃがんで観察しました。

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先日のマウント(ロッカーボックス)忘れの教訓から、鏡筒にロッカーボックスを固定するための布テープを追加しました。(上の写真の黒いやつ)。

これで鏡筒の中間部にあるフレームを片手で持って楽に運べます。

オーストラリア出発前にトラベルドブを用いたスケッチのシミュレーションを自宅の部屋から行いました。

描いたのはうしかい座のアークツルスのところにあるNapoleon Hat
トラベルドブは背が低いので床にあぐらをかいてスケッチしました。
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久々に描いたこともあって駄目ですね。右上がアークツルスですが、その輝きの表現がまるでできていない。
時間も10分くらいかかってしまい、これでは一晩で20個くらいしか描けないかも知れません。これではいけない。
天体導入を迅速にする為、等倍ファインダから9x50ファインダ(鏡を取るために購入したC8Nの装備品)に換装したので、導入スピードはかなり上がると思いますが。

東京で厚くて汚い窓ガラス越しでも10等級台の星が楽に見えたので、望遠鏡の精度については文句ないです。

少女ACちゃん何聴いてるの?
 
少女C:あいみょん
 
少女A:彼女、自然体でかっこいいよね。コード進行のことがよくわからないのにグローバー・ワシントン・ジュニアのJust Two of Usと同じフレーズを偶然使ったりして才能も凄いと思うの。
 
少女C:そうね。私は歌詞が好きなの。
 
少年A:あの歌詞、意味深で僕らにはちょっと“はえー”よ。
 
少年C:はえーといえば、みなみじゅうじ座の下にはえ座っていうのがあるよね。
 
コーチ:C君、天体鑑賞スクールへの上手な導入ですね。
 
少女A:みどころは?
 
コーチ:Caldwell 105108。何れも球状星団です。結構大きいですよ。
 
少年B:また球状星団??
 
コーチ:そうです。そういえば先日紹介したNGC104球状星団の見かけ上の大きさは満月に匹敵するということ言うのを忘れていました。それからスペクトルはG4なので、utoさんが黄色っぽかったと感想を述べたのは正しいです。カペラをちょっと薄くした感じかな?この星団に含まれる星数はなんと34000個。
 
少年A:テイラースウィフトがシアトルに来た時の観衆の半分くらいだ!
 
少年S:それって多いのか少ないのかわからないなあ?!
 
少年B:テイラースウィフトといえばテラハだよね。今日うちでテラハごっこしない?
 
少女B:行く行く。今回はB君がスーツケースを持って旅から帰ってくるシーンから始まるんだよね。
 
少年B:そうそう。Bちゃん、ボクが飛行機に乗ったところもやるけど、CAさんとの英語でのかっこいいやりとりって収録できないかな?
 
コーチ:収録してるの?すごいねえ。
 
少女B:飲み物を薦めてきたら、What kind drink do you have?って訊いて冷たい飲み物についてひととおりしゃべらせておき、そのあとI want something hot drinkって言うの。
 
少年C:なんでそんな回りくどいことを?
 
少女BCAさん(わたしはCAじゃなくてCrewの人って呼んでるけど)と英語でたくさん話ができる人は、日本人から尊敬されるんだよね。だからわざと話を引っ張るの。
 
少年C:それから?
 
少女B:頼むのは紅茶(Black Tea)。でもどんな種類があるのか再び尋ねるの。アッサムとかダージリンとか、、。
 
少年C:どうして?
 
少女B:エアラインによってはいろんな種類のティーバッグの紅茶を準備していてそれが入ったケースを持ってきてくれたりするんだよね。ビジネスクラスは当然だけどコーチクラスでも、、。
 
少年B:コーチクラス?コーチのクラスって凄いの?
 
コーチ:コーチは乗り合いバスという意味でエコノミークラスを指すんだ。コーチとかYクラスとか様々な単語を使うのもかっこよいよ。
 
少女B:紅茶の入ったケースをわざわざ持ってきてくれるなんてプレミアム感満載でしょ!
 
少年B:そうかあ。それいいなあ。他にかっこいい言い回しは?
 
少女B:日本人はとっさの時Yes, No, Please, How muchくらいしか言えないので、日ごろから他の言葉を言えるようにしておくといいわよ。
 
少年B:どんな言葉?
 
少女BSureとかExactlyとかSounds good、、。I don’t understandみたいなネガティブで強い言い回しは控えた方が良いよ。相手が言っていることが判らない時はI am sorryと言いましょう。会計の時にCheck Pleaseと言うのも良いけど、離れたウェイターに空中でサインをするようなしぐさをするだけで南米、北米では通じるわよ。他にはI gotta go(行かなくちゃ)とつぶやくのもかっこいい。
 
少年S:おいおい天体鑑賞スクールの内容から離れているぞ。
 
少年B:ごめんなさい。コーチに戻します。
 
コーチ:星団や銀河の話は先日したので今回は美しい2重星を見ていきましょう。まずはインディアン座θを導入して!
 
少年A:インディアン、嘘つかない!
 
少女BPale-yellowReddishの連星かな?これは観やすくて綺麗だね。
 
少年A:インディアン、嘘つかない!
 
少年CA君、しつこい。 さすがBちゃん。細かい色の表現が凄いな。
 
少女B:コーチのポケットからSky&Telescope誌がはみ出していたから読んだの。
 
コーチ:おっと、あんちょこを見られちゃった。
 
少女M:こーち、あんちょこって何?チョコで包まれたアンパンのこと?
 
少年A:虎の巻さ。あんちょくから変化した言葉らしいよ。
 
少女M:よくわからないけど、星が綺麗だからこれ以上訊くのは止めます。
 
コーチ:じゃあ次はきょしちょう座のδ星にしよう。
 
少女A:きょしちょうってどんな鳥?
 
少年C:チョコボールのキョロちゃんみたいな鳥らしいぜ。
 
少年A:チョコボールといえばずいぶん前にブラックサンダー味やチロルチョコ味が出たよね。他のチョコレート風味のチョコボールを出した意味がわからないけど。
 
コーチ:この2重星はどうかな?
 
少年S:素晴らしい白赤コンビ。
 
コーチ:さて次はみなみじゅうじ座のαにしましょう。みなみじゅうじの一番下の明るい星です。これは6つの星が固まっているらしいですけどBrilliant Bluish Whiteの明るい2つの星と4.8等のやや暗い星の3重星が見えるようです。utoさんは南半球滞在中に気にしなかったらしいです。ですから今回頑張るとおっしゃっていました。
ところで重星をスケッチする時は星の周囲を若干にじませるとともに位置角と分離角を製造図面の寸法指示のように加えるとかっこいいです。
 
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(ここからB君の妄想↓)
-カメラ1~Fixで白くて広いダイニングテーブル全体を引き気味に撮影。テーブルにA4サイズの用紙を56枚広げて見ている少年Bの姿。BGMは無い。
-カメラ2Fixで少年Bの肩越しに用紙を撮影。スケッチであることがわかる。
-カメラ3~上手から部屋に入ってくる少女Aのバストショット。
-カメラ4~少年Bのアップ
少年B:おかえり。バイト?
-カメラ2をティルトして少女Bのアップへ
少女B:うん。疲れちゃった。何見てんの?
少年B:ゆうべ星を観たときにとった天体のスケッチ。(声のみ)
少女B:どれどれ
-カメラ1~先ほどと同じアングルのまま少女が少年の背後に回る姿を映す。
-カメラ4~はにかむ少年の顔のアップからズームアウトして2人が仲良くスケッチを見る姿へ
少女B:きれい、、。いつか望遠鏡で星を観てみたいな!
少年B:今度のバイトが休みの日に伊豆の方に観にいかない?
少女B:うん、じゃあ今度の水曜日!
カメラ4~少女のアップに切り替え、楽しみだけどちょっと困ったような少女の表情を捉えたところでShut。エンドロールへ。
(↑ここまでがB君の妄想)
 
少女AB君、ぼーっとしてどうしたの?
 
少年B:はっ、、。ボク、スケッチ頑張る!
 
少年A:B君、アバンティのジェイクが妄想していた時のような顔しているよ。大丈夫?
 
少年B:うん。ちょっと今日のテラハごっこのことを考えてたんだ。
 
コーチ:じゃあ次に行きます。みなみじゅうじのγ星。これは見かけの2重星でオレンジと白の組み合わせが素敵ですね。
 
コーチ:次はケンタウルスα。これもいいよ
 
少年C(ひそひそ声で)S君、コーチ、何だか急いでない??
 
少年S:(ひそひそ声で)Mちゃんのママとの個人面談があるらしいから早く授業を終わらせたいんじゃないかな?
 
少年C:(ひそひそ声で)じゃあ、困らせてやろう!
 
少年C:コーチ、星が見えません。
 
コーチ:見えないのなら仕方が無いね。じゃあ、薀蓄に行きます。以前にケンタウルスαを望遠鏡で観たミュージカルユニットのケロポンズがアキレスケンタウルス体操を作ったというのは有名な話ですね。
 
おしまい

今回は斜鏡サポートの写真
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斜鏡取付金具はもとになったセレストロンC-8Nのものを流用しました。結構軽くて剛性も高いです。
金具が木枠を彫り込んで取り付けています。
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特殊な工具を使わずノミだけで何とか彫り上げました。
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自分が計算していた以上に高剛性で良かったです。

オリジナルアイデア満載のロッカーボックス(マウント)を紹介します。
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写真のように円形のプレートに2個のサポート部品をボルトオンしています。
一度触ってもらいたいです。見た目よりはるかに軽いですよ。

下部のベースプレートはこんな感じ↓
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2枚の板をつないでいます。結合部内部にはダボを入れています。念のため、アルミストリップも付けています。

中央部と周囲部にはテフロン板を取付けていますが、中央部は薄いテフロンシートを加えています。中央をこのシート1枚分高くするだけでガタが無い滑らかな動きになるのです。

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中央部のネジの部分にはアルミパイプをブッシングとして入れています。これも滑らか回転に寄与しています。
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上の写真はロッカーボックスに取りつけたバネによるバランスシステム。
写真右端の細長い棒は鏡筒の倒れ止めです。
鏡筒上部の重量による転倒モーメントにバネが踏ん張ると、ロッカーボックスの後部が浮き上がり、倒れそうになります。それを上の部品が止めるのです。
普段は地面との間に若干の隙間がありますが、倒れそうになると接地して機能します。

このロッカーボックス全体はとても剛性が高くスムーズな鏡筒の動きに貢献しています。

コーチ:さあ、次は小マゼランをしっかり観ましょう。
 
コーチ:いつもNGC104のせいで目立たないけどNGC362という立派な球状星団もありますよ。
 
少女C:どれくらいの大きさ?
 
コーチ:大きさ、明るさはM53くらいかな。
 
少年B:じみ~。メシエマラソンの時くらいしか見ないような天体だよね。
 
コーチ:いやいや、M53Sleeping Beauty Galaxyを観る時には立ち寄るよ。
 
少女A:眠れる森の美女ね。綺麗な名前。どの天体?
 
コーチ:NGC4826
 
少年S:なんだ、M64 黒目銀河じゃん。でもこれからはSleeping Beautyって呼ぼうっと。この方がウケそう。
 
少女A:ところでBちゃん、小マゼランの小は英語で何と言うの?
 
少女BSmall。因みにポルトガル語ではPequena
 
少年B:ほんと~??
 
少女A:小熊座の小は?
 
少女BMinor
 
少年B:へえ~
 
少女A:小馬座は?
 
少女MEquuleusだけど英語ではLittle Horseって言ってるみたい
 
少年B:も~の~し~り!!
 
コーチ:小馬座はみなみじゅうじに次いで小さい星座のようですね。小馬の方が小さく思えるけど、、。
 
少年S:そうそう、みなみじゅうじの西側ににせじゅうじっていうのもあるので間違えないようにね。これは本物より少し大きく、北半球の人が想像している大きさに近いので間違えやすいんだ。
 
少女B:米国の一部ではFalse Crossなんて言われているけど、あんまり有名ではないみたいね。
 
少女M:にせとかFalseと言われてかわいそう。カマキリモドキとかゴミムシダマシとかもね。私がもしにせMちゃんなんて言われたら落ち込んじゃうー
 
少年B:トゲアリトゲナシトゲトゲという昆虫も棘があるのか無いのかわからなくてかわいそう。
 
少年A:単にややこしいだけで、かわいそうとは思わないけどな。
 
少年S:そういえばSouthern CrossFalse Crossの間にDiamond Crossという、よりひし形に近いアステリズムもあるんだよね。
 
少年A:えっ、どこどこ?
 
少年S:りゅうこつ座ベータを目印にしてみて!!
 
少女A:ほんとだ、ダイヤモンドだ!南天ってダイヤに宝石箱に真珠星団、金のイヤリングもあって豪華。女子が喜びそう。
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少年B:そうだね、走る鶏、タランチュラや石炭袋もあるし、、。
 
少女C:なにそれっ~
 
少年A:コーチ、utoさんはブラジル滞在時に色んな女性に見せてたんじゃないの?単身赴任だったらしいし、、。くさい台詞をはきながら。
 
少年B:走る鶏を??
 
一同:・・・
 
少女C:こーち、Do Not Openという星もあるんだよね?
 
コーチ:えっ??そんな星あったっけ?
 
少年S:アケルナルのことじゃない?Do Not Open→開けるな→アケルナル
 
コーチ:なるほど。これは今南西の低空にありますよ。高度が高い時は周りにあまり明るい星が無い為、目立ってますけど今はそうでもありませんね。
 
コーチ:アケルナルはEnd of the Riverという意味で、エリダヌス川の終点なのです。開けちゃだめじゃないですよ。
 
少年B:最近眼に関する薀蓄が無いけど、、。
 
コーチ:じゃあ、明け方に昇ってくるNGC247を導入しなさい。今は20時だけどプラネタリウム内だからできるよね。
 
少年・少女:はい、導入しました。これが眼に関係するの?
 
コーチ:これはNeedle’s EyeGalaxyといいます。
 
少女BNeedle’s Eyeって針穴のことでしょ。眼じゃないよ。
 
コーチ:いいんです。日本には昔から「針の穴から天覗く」という自分の狭い見識をもとに大きな事柄について勝手な推測をするということわざがあります。みなさんもウィキとかで得た知識でいろいろ語るのは控えましょうね。
 
少年B:これではオチに繋がらないよう!!
 
コーチ:じゃあ、こういうのはどうかな?昔NGC247を観たOGRE YOU ASSHOLEがピンホールという歌を作ったのは有名な話ですね。
 
少年B:ほんとかよ。きっと俺が生まれる前の話だし、、。
 
少女A:生まれているかもよ!!
 
おしまい
 

トラベルドブには小さなノウハウがいくつかあります。
これらを忘れないうちに残しておきます。

今回はサイドベアリング
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アルミ製の自転車のリムを主鏡ボックスに取りつけています。
このリム、とっても軽い、、。

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円形リムの切断は木工用の糸鋸を使用。切断部付近にある黒いものはマジックテープです。これは主鏡ボックスから外されたサイドベアリングを持ち運ぶ際に反対側のサイドベアリングとくっつけ、カタカタ音がしないようにしているものです。

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鏡筒はサイドベアリングが支えられます。
支えるのは次回紹介するロッカーボックスで1本につき2か所の合計4点支持です。
4点支持だとどんなに精密に製作しても1点が浮いてしまいます。
通常のドブは鏡筒重量があるので支持部付近が僅かな弾性変形し、4点が支持部に接します。でもこのトラベルドブは重量がありません。
そこで考えたのが上の写真のようにサイドベアリングを左右非対称で主鏡ボックスに取りつけること。
写真右側は左側に比べてサイドベアリングが主鏡ボックスの低いところに取りついていますよね。
これにより無理やり4点を押し付けることに成功しています。

サイドベアリングは門型断面で、支持部のテフロン板を包み込むようになっていますので、少々のアンバランスは全く問題ありません。

アンバランスにすることによりメモリ環導入は厳しくなりましたが、スムーズな動きを得ることができました。

オーストラリアように主鏡冷却用ファンを自作しようと思っていましたが、配線が面倒だったので既製品を購入しました。
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写真は直径10cmの充電式ファンです。
これを主鏡ボックスに差し込み、鏡表面を冷却します。

これの凄いところはモバイルバッテリにもなっているところ。
観察中に斜鏡が曇ったらこれにハンドウォーマーを取付けて温めることもできます。

ところでこのファンはヨドバシ・ドット・コムで購入したのですが、会社の昼休みに注文すると、私が帰宅するまでに届いていました。しかも送料無料。凄いです。

今日は早起きして公園に行って月、木星、土星の観察をしました。
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公園は部分的に芝刈りをした直後だったため、緑の香りがとても良く、リラックスして天体を眺めることができましたが、鏡の温度順応がいま一つで惑星の詳細はわかりませんでした。

でも薄明の中、こと座のダブルダブルは約100倍でしっかり分離していい感じでした。
M57は100倍で探したこともあって見つかりませんでしたけど。

オーストラリアへ出発まであと10日。快適にスケッチや写真撮影をする為のシミュレーションをこれからやっていきます。

先日に引き続き、主鏡ボックスを紹介します。
このボックスは木の板の突合せによる接着構造です。ただ、これだけでは心配なので一つの結合部に2本ずつの小さな釘を打っています。
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釘は細くてもせん断荷重には強いので、充分に効いているはずです。
以前に製作した試作品1ではほぞ組み構造を試し、試作2号は内部にダボを入れて高強度、高剛性を狙いましたが、完成品の精度(直角度)が低く不細工だったので超シンプルな結合方法にし、星の観察前に毎回き裂等をチェックすることにしました。
 
この部品は鏡筒全体を支え、サイドベアリングに全重量とオペレーション荷重を伝える役割をしています。従い特に底部に補強及びき裂の早期発見の為のアルミ片を取り付けています。
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アルミ片の下の木材結合部にき裂が入り、2つの部材の間に相対変位が生じると接着されているアルミ片が浮いてきます。き裂を発見するのは容易ではありませんが、アルミの浮きはすぐにわかるので都合が良いです。
底部中央部は運搬時にロッカーボックスからとび出しているナットとの干渉を避けるために穴を開けています。ちょっと不細工だけど、、。
 
この箱の中に収める主鏡は箱に接しています。それに加えてセルに設けられている2本のボルトで固定してありますので、運用中に主鏡が動くことはありません。
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開いている穴はロンジロン及びサイドベアリング取り付け用です。M4サイズに統一し、つまみネジによる工具レスで組み立てられるようになっています。

本日は斜鏡位置を少し主鏡側に寄せてニコン1による直焦点撮影をしました。
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主鏡の焦点距離は1000mmなのですが、カメラのフォーマットのせいで月全景を写すことができていません。
でも欠け際の様子は捉えることができました。
斜鏡は写真のように4cmくらい主鏡側に寄せました。
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上に飛び出している柱の孔が元の斜鏡ボックスの孔位置です。
これだけずらすと殆どのアイピースの焦点を合わせることができません。でもストロークの長いバローレンズを使うことによってアメリカンサイズのものは使うことができ、眼視による欠け際のクレータ群を楽しむことができました。

コーチ:今日はプラネタリウムの中で南天の天体の勉強をします。

少年A:とうとうコーチも○ミットや○望会参加の人がよく発症すると言われている南天病にかかったの??

少女A:いや、utoさんがこんどオーストラリアに行くのでその予習みたいよ。

少年B:それって公私混同だあ。

コーチ:このスクールは公共(Public)ではなくPrivateなので、問題ありません。

少年B:パシフィック??そういえば西武ライオンズは球場が太平洋に面していないのになんでパシフィック・リーグなの?

少年A:広島は中央に無いのにセントラルだし、、。なんだか変!!

少年S:セントラルリーグは日本の中心という意味じゃなくて、俺たちが中心だという意味。それに対抗してパシフィックリーグは太平洋という大きな規模のリーグという意味らしいよ。

少女A:張り合ってる訳ね。アメリカのナショナルリーグとアメリカンリーグもおんなじ感じかな?

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コーチ:じゃあ、始めようか~。まずは表の上の方にあるNGC1261を導入して。

コーチ:あれっ、自動導入のモーター音がしないなあ?

少女C:最近の架台は静かなんですよ。コーチが使っているポラリスRとは雲泥の差!

コーチ:いやいや、ポラリスRのモーターは静かだったよ。高速粗動はできなかったけど。

少年A:この天体、しょぼーい。utoさんはこんなものを観る為にわざわざオーストラリアに行くの?

コーチ:この球状星団はいて座のM70と同じくらいの明るさ、大きさで、みどころがありませんね。でも1995年にPatrick MooreCaldwellカタログに入れたので、観なくちゃならないとutoさんが言ってたのです。しかもこの時期は沈むのが早いし、、。そうそう、はと座のNGC1851も一応観ておいてください。この球状星団もしょぼいけど、、。

少年A:次は派手なのがいいなあ。

コーチ:ではNGC104にしましょう。

少年B:これ、すげえ!でっかいし迫力ある!!

少年S:日本では有名なM13よりも遥かに大きく明るい!!

コーチ:今の時期は高度が低いけど面白いでしょう?!ブラジルに1年半住んでいたutoさんによると、他の球状星団より黄色く見えることが多かったそうです。高度のせいかも知れませんが。

コーチ:次はNGC2070タランチュラ星雲!

少年A:これって大マゼラン雲の中にあるやつ??

少年C:大マゼラン雲にはスネークマンショーをやっていた人も住んでいたんだよね。

少年A:スネークマンショー?急いで口で吸えとかたんつぼ小僧の??

少年B:ボクは盗聴エディが好きだったな。

少女AA君、B君詳しいねえ。C君はスネークマンショーをやっていたイブマサトが声優をやっているデスラー総統が住んでいたと言いたかっただろうね。

少女B:デスラーってアムラーとは違うの?

少年S:違うよ。グズラとも違うよ。デスラーは宇宙戦艦ヤマトの登場人物。

コーチ:はいはい、皆さんタランチュラを見た感想は?

少女M:なんだか不気味。ほんと、気持ち悪いでっかい蜘蛛みたい。

コーチ:そうですね。お世辞にも綺麗とはいえませんね。このタランチュラ星雲の周りにはたくさんの星団やH-II領域があるので、しっかり観察してくださいね。特に星団は写真を撮ると周囲の星に消されてしまいますので眼視がいいですよ。

少女A:ところでコーチ、大マゼランの大は英語で何と言うの?

少女MLargeだよね!

少年B:すげえ

少女A:じゃあオリオン大星雲の大は?

少女MGreat

少年B:げっ

少女A:大犬座は?

少女MMajor

少年B:ぜ、ぜんぶちがうっ、、。

少年A:なんだ、この3人のコンビネーションは??すご過ぎる!!まるで絵に描いたような、、。

コーチ:それを言うなら、物語に書いたような、、。ですねっ。 じゃあ次はNGC4945 スパイラルギャラクシーを観てみよう。

少年C:銀河って、南天にはあんまり無いよね。

コーチ:ないことはないけど、あまり明るいのはありませんね。これはケンタウルスA/M83銀河グループのいちみです。


少年B:いちみってまるでスパイみたいだね。


コーチ:(真顔で)これはスパイじゃなくてスパイラルギャラクシーです。さあ、このまま望遠鏡を東に振ると、、。


少女M:東っておはしを持つ手の方??


少年A:違うよそっちは西!


コーチ:Mちゃんは左利きだよ。第1回天体鑑賞スクールでそう言っていたでしょ。


少年A:知ってるよ。Mちゃんは今、南に背を向けて立っているんだよ。 


コーチ:そうだったのか。ごめんごめん。さあ見えてきたかな


少年S:観えました。オメガ星団ですね。


一同:Oh! My God!(オーメ-ガッド)


コーチ:お約束の言葉、ありがとう。これってでかいでしょ。日本からでも見えるけど低空だからあんまり迫力が無いのです。


少女Butoさんは低空が澄んでいるテキサスで75cmの望遠鏡で観たらしいよ、だから今回は別にどうでも良いんだってさ。


少女C:以前に1mのクリスのドブソニアン750倍で観たM13とさほど変わらなかったんだって。ただ星が多いだけで、、。


少年B:おいおい、さりげなく自慢しているよー。ところで今日の薀蓄は?


コーチ:NGC3372 カリーナ星雲を高倍率で観てみましょう。中心部には2つの丸い塊であるホムンクルス星雲やキーホール星雲があって面白いですね。


コーチ:これを観た平井堅が鍵穴という歌を作ったことは有名ですね。この曲の歌詞、ちょっとやば過ぎるけど


少年B:ほんとかよ。きっと俺が生まれる前の話だし、、。

 

おしまい


昨夜の月の観察を踏まえて思いついたマウント無しのコンセプト。
判りますでしょうか?
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上下微動は接眼部近くに取りつけた突っ張り棒の地面との角度を変えることにより行います。粗動は突っ張り棒の長さ調節。

水平回転は鏡筒から少し離れたところに打ち込んだ杭を中心にさせます。
杭と鏡筒は紐又は軽い棒でつなぎ、鏡筒にはボールベアリングを2か所取付ける。
(↑おっと、ボールベアリングよりも円周方向のみに動けるようなキャスターの方が良いですね)

私の軽いドブならば成立しそうな気がします。
これが可能でしたら、架台もバランス調整も必要なし。

もちろん、おちゃらけですが、、。

今日も月を観に公園に出かけたのですが、ロッカーボックスを忘れる失態。
5分で戻れるので取りに帰ることも考えましたが、そのまま鏡筒だけ地面に置いて観察しました。
本日のスタイルはこれ↓暗かったけどニコン1でISO6400にあげて手持ち撮影しました。
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これで200倍オーバーまで対応できました。しかもファインダ無しで導入。
もちろん手持ちコリメートで写真も
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今日の月面は北の端のJ Herschel付近が印象的でした。10cmクラスだと200倍超は若干しんどいけど、この20cmはイイ感じ。まあアイピースがライカズームにアッべバローの15万円コースなので良く見えてくれないと困りますけど。

口径20cm F5のトラベルドブ、いよいよ本格運用となりました。
今日も自宅から歩いて5分の大きな公園にドブを運び、ライカズーム(50倍~110倍)を刺してじっくり観察。
シーイングはいま一つかつ強風というあまりよくない条件でしたが、抜けの良いすっきりした月面を楽しむことができました。
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最も面白かったのが上の写真のGassendi付近。皺(リンクルリッジ)がたくさん見え、細かい地形も良く把握できました。

また、私が大好きなHesiodus Aの2重構造も時折見えていました。(わずか100倍で、、。)
これは凄いです。光軸が完璧で主斜鏡の精度もかなり高そうですよ。

写真はニコン1を手に持ってのコリメート撮影。強風の為ブルブルでしたが、そこそこ写りました。

これから南天の星空のみならず惑星等にも活躍してくれそうです。

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