2019年07月

そろそろ夏の星祭りが始まりますね。

私は米国で5つのスターパーティに参加した経験があり、そのうちOregonTable Mountainについては雑誌「星ナビ」にレポートを載せたことがあります。
その他についても私のホームページやブログで紹介していますが、ご存じない方もいらっしゃいますので、特徴的なものをここで紹介しますね。
 
米国のスターパーティの多くは、
①会場が広くてでっかい望遠鏡、車が多い
写真をご覧になればわかりますよね。写っている望遠鏡は口径1mです。
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車もキャンピングカーが多くて、そこからでっかい犬が下りてきたりします。
私の仕事仲間であるChris Fuldの口径1mの望遠鏡がこれ↓
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脚立から接眼部を覗いているのは私です。

②事前登録制
セキュリティの確保が最大の理由でしょうね。素性が明確な人の参加しか認めないというもの。テロとか事件とか起こされたら大変ですからね。
 
③ボランティアが多い
700人くらい参加のOregon Star Party100人くらいのボランティアがいました。
病人の介護、行事の進行に加えて初心者の指導、子供たちの遊び相手などやることがいっぱい。特に現役を引退したシニアの人が活動を牽引していました。
私にもスターパーティ終了直後にボランティア募集の案内が来ました。パーティの時に様々な人のお世話になったので、恩返しのつもりで引き受ける人も多くいましたよ。
下の写真で派手なTシャツを着た人がボランティア。困ったことがあれば彼らに相談すればばっちりです。
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③有料
ボランティアが多い為人件費はほぼゼロですが、重機を使った道路、会場の整備や仮設トイレの設置等結構お金がかかります。
また、あまり安くない参加費を設定することで、冷やかしや軽い気持ちで参加する人を排除しているようです。
 
④静か
会場が広いということとQuiet Hoursというのが設定されていることから静かです。マナーもいいです。
Quiet Hoursは概ね夜22時~朝10時で、騒ぐ人など皆無です。
 
⑤バーベキューの禁止
意外かもしれませんが、基本的にバーベキューは禁止です。理由は山火事防止。プロパンガスの使用は認められていることがありますが。

⑥子供やご夫人のケア
望遠鏡作り、ハイキング、探検、安全なスポーツ、お茶会など、ボランティアが星に興味ない人たちの相手をしてくれます。
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興味深いのがTexas Star PartyのTSP Ladies!
お洒落して午後の紅茶を飲みましょう!!というもの。
ドレスコードがあり、帽子をかぶってくる人も多いらしいです。この企画、いいなあ!
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明日に続きます。

今回の遠征の目玉はこれ↓
ニックさんのナイトビジョンです。
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Cloudy Nightによるとナイトビジョンは、光害のある都市部であまり大きな口径でない望遠鏡での天体観察に有効とのことでした。
空の暗いところでこれを使うとどうなるんだろうと思っていたら生憎の曇り空。部分的に星が見えていましたが、、。

かろうじて白鳥座のデネブのみが肉眼で見えていたのでナイトビジョンを覗かせて頂くと超ビックリ!!

たくさんの星とともに北アメリカ星雲が見えているのです。これぞ北アメリカって感じで全景がはっきりわかり、ペリカン星雲も、、。
このナイトビジョンは薄雲なんて全く問題にしていませんね。

網状星雲も普通の双眼鏡で観るより遥かにコントラスト高く見えていました。
像も悪くないしノイズもそれほどでもなく、星のちらつきが臨場感に貢献していて見とれてしまいました。

それから最も衝撃的だったのが50cmドブソニアンのコリメート法で見せてもらったM51。
アイピースを覗いた瞬間は厚い雲の為に視野内は真っ白だったのですが、雲が移動すると幾つかの星とともにM51が登場!!
「す、すごい!!」
予想外の見え味に思わず声が漏れました。

下のスケッチがその時の印象です。
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通常、M51の渦巻きを望遠鏡で観るにはある程度の倍率が必要ですが、ナイトビジョンでは低倍率でOK。
ですから自分が経験したことが無いほど小さく愛らしいM51をそらし眼無しで観察することができました。

そうそう、等倍(1倍)で星空を見ていた時、人工衛星や流星を結構目撃しました。光害の多い東京でも結構見えるそうです。
ですからナイトビジョンはペルセウス座流星群等を都会で観るのにもいいですね。

ニックさんのナイトビジョン、貴方も覗く機会があるかも知れませんよ!!

福島遠征は東京から特急電車の後バスに乗り、田舎ののどかな風景を満喫しました。そしてキャリーバッグとその上に載せた風呂敷包みを転がしながら15分ほど歩き、到着した宿の前で目にしたのは、、。

ガッチリした架台に載せられた太陽望遠鏡。
現地に早く到着された方々が宿に入る前に太陽を観察されていたのでした。
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どれもダークフィラメントやたくさん存在している小さなプロミネンスが簡単にわかります。太陽の活動はかなり地味なのにこんな立派な機材だと見所満載!
やや小口径で全体像、大きめ口径で部分拡大を見せて頂き、ハイコントラストの良像を楽しむことができました。

写真は2日目のものですが、それぞれの望遠鏡・架台調達に関するお話が興味深かったです。皆さん、国内外から様々な情報/モノを集められていますね。
(なかでもTさんのデンマーク製のPantherという架台が高剛性でかつ持ち運び、組立も容易で素晴らしいと思いました)それからK_Nebukaさんやじろーさんのたゆまぬご努力も見逃せません

こういった継続的な追及を行うことで望遠鏡販売店から普通に購入するのと異った数ランク上の見え味が得られるのでしょうね。

今日から電車で福島方面へ遠征します。
20cm重箱ドブと世界最大のコンデジP1000に加えて三脚とポタ赤も持って行きますが、晴れてくれるかな?

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今のところいい感じの空で月もよく見えていますが、、。

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特急列車の中は声が馬鹿でかいご婦人グループが何組もいて、かつて経験したことがないほどうるさいです。
子供たちも走り回っているし。
静かな東海道新幹線に慣れている私には苦痛です。

豪州遠征前に宣言した通り、カルドウェル天体全109個のうちの70番以降(南緯38度以南)のほぼ全てのスケッチを現地で行うことができました。
スケッチは超雑なのですが、それにより今でも当日観た天体の様子が思い出されます。

下の表はカルドウェルリストの一部。グレーで塗られたところは既にスケッチ済みのものです。
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残りの天体は70個。全て観たことがあり、導入も難しくないのですが、NGC7635しゃぼん玉など眼視の難易度の高いものもありますので、それなりに準備して取り掛かる必要があります。

来週末には遠征予定ですので、夏~秋の南の天体を中心にスケッチしていきたいと思っています。もちろん重箱ドブで、、。

重箱ドブは45cmと同様、バネによる鏡筒バランスシステムを採用しています。
しかし鏡筒重量が4.8kgと軽量である為、鏡筒上部のお辞儀をバネで戻そうとすると架台ごとひっくり返ってしまいます。

約600gのライカズームを使った場合のお辞儀モーメントとねじりモーメントによる架台の接地荷重を計算したものがこれ↓
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①で表した接眼部と反対の架台設置部が浮き上がってしまいます。
でも浮き上がり荷重は0.02kgと僅かなので、鏡筒に少しだけ重量を付加すると解決できます。
下の写真のように重量1kgの双眼鏡をミラーボックスのところに置いたらバランスが取れてとてもスムーズに鏡筒を動かすことができました。
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また、重量アンバランスによる転倒を防ぐ為にストッパ(第4の脚)をロッカーボックスに取りつけています。
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なお、アメリカンサイズの軽量アイピース使用の場合は双眼鏡等のバランスウェイトは必要ありません。

さあ、梅雨が開けたらこのドブでCaldwell天体を観まくるぞ!!

重箱ドブの蓋はドブソニアン組立後のLight Buffle(遮光板)として活用しています。
お気に入りの歌が目立つようにして。
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裏面には遮光紙を貼って、、。
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この蓋の素材はバルサ板。超軽量で加工も容易です。

近所でちょっとだけ星を観る時はシュラウドを付けずにこの骨組み構造のドブだけ運びます。

クラシカルな経緯台のコンセプトを参考にして、重箱ドブをマウントレス望遠鏡(ロッカーボックス等の架台を使わない望遠鏡)にしてみました。

写真のように鏡筒上部に一脚を取り付け、それで鏡筒を支えます。
このコンセプトは単なるおちゃらけではありません。
部品点数が減りますし、アイピースに近いところをしっかり支えるので強風等による揺れに強くなります。
 
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鏡筒下部前方は傾けると主鏡ボックスでは無く、円形のミラーセルが地面に点で接します。
(下の写真は接地点を上にして撮影しました)
ここと主鏡ボックスのコーナー部の一箇所、そして一脚の3点で鏡筒を支えますのでガタが生じません。
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一脚と鏡筒上部の結合部は雲台ボールジョイントをきつく締めずに回転自由にして結合部に大きな曲げ荷重が入らないようにしています。
また、一脚は望遠鏡の仰角に合わせて地面に垂直になるよう長さ調整をして極力一脚の軸力で鏡筒を支えることにしました。
(一脚に曲げ荷重が作用すると剛性がかなり下がりますので)
 
これらによりかなりの高剛性が期待でき、アイピース視野内の天体が振動でブレることはありません。
天体の導入や追尾精度は地面の表面平滑度に依存しますが、コンクリートや手入れされた芝生のようなスムーズなところでは200倍でも使用可能です。

和風の風呂敷に包まれた我がドブは結局このようになりました。
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これまで望遠鏡は道具と割り切り、少々汚れても気にしませんでしたが、このドブはあまり汚したくないですね。
ですから丁寧に取り扱い、天体に対してもじっくり、ゆっくり向き合っていこうと思います。


重箱ドブに塩ビパイプやむき出しのアルミ部品があるのはいま一つなので、シュラウドに用いた風呂敷とは異なる安価なものでデコレートしてみました。
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接眼部は以前も紹介した升とアクリルパイプで作ったもの。駆動軸を通す穴位置が絶妙で、スリップすることはほぼありません。(逆に言えば、二度とこんなにうまく作れないかも)
アメリカンサイズと2インチの変換アダプタは塩ビパイプ製なのですが、風呂敷を巻いて和風っぽくしました。
6x30ファインダも同様です。

先日製作し、豪州に持ち込んだトラベルドブは、新たに重箱ドブとして運用することにしました。
もちろん、マウントレスドブとしても使っていきますが。イメージ 1

重箱の蓋にはお洒落な絵を施したかったのですが難しいので、好きな歌を彫り込みました。
新古今和歌集、藤原忠通のもの。
先日紹介した風呂敷の柄と合わせました。
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重箱の中には接眼部やファインダ、バネ式バランスシステム部品等を入れています。
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まだスペースに余裕があるのでアイピースも入れて運ぶ予定です。

で、持ち運びは、シュラウドにもした風呂敷を使います。
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女子サッカーワルドカップ、今回も米国が想定したシナリオ通りに終わりました。

決勝戦でヒースからのパスでモーガンがPKを得ると、ラピーノがキッカーに!これを決めれば得点女王か若しくはMVP候補になります。
彼女がしっかり決めた後、2点目をラベルのシュートで決めた米国は後半の途中でラピーノを交替させました。
これが米国流セレブレーション。試合の途中で、最も活躍した人を観客全員の拍手で送るのです。
そして終盤にはおそらく今回限りで引退しそうなロイド選手の登場。
負けている場面ではロイドの投入は難しかったかもしれません。
これがシナリオ通りということ。

下の写真は前回のバンクーバー大会決勝のなでしこの得点シーンです。私が現地で3階席から撮りました。
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名前が入っているのは今大会の決勝戦でピッチに立った人たち。
殆どが前回の優勝経験者ですね。

昨日の決勝戦は米国の圧勝でした。
下のStatsがそれを物語っています。
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シュート数が17対6。
枠内に飛んだのが9対1ですから大きな差ですね。

因みになでしこは4試合でOn Targetが18本。1試合平均では米国の半分です。テレビではよく「決めきる力」とか言いますが、そんな精神論じゃなくてどんな場面でも枠内にシュートを打つテクニックの差があるのだと思います。
もちろんディフェンスの観点では、枠内に打たせない身体の預け方があるのでしょう。

今大会は数年前の私の米国滞在中に注目し、スタジアムで試合を観ていたモーガン、ラピーノ、ヒース、ダン、クリーガーに加えて大好きなプレスも活躍してくれて私にとってとても心地よいものになりました。

パリに何回も来ているボスが「パリでいつも会う女に会いに行こう」という訳で連れて行かれたところで会った一人目はこの人↓
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女神ニケです。
写実主義、、。細かい描写が凄くて迫力があります。
ボス曰く、「変わってないな」

次に会ったのはモナリザ!
でもガラス越しでかなり距離があったので、よくわかりませんでした。
訪問者の人気はNo.1で、物凄い人だかりでした。

そして3人目は、、。
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美しい身体ですね。
ほんと、見惚れちゃいました。

ルーブル美術館は壁や天井も美しくて見ごたえがありますね。
数時間しか滞在できなかったけど、次回は最低3日はかけたいです。

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