2019年11月

11/23の夜は会場に3つの訪問客が来て花を添えてくれました。
なお、下の写真は訪問者と無関係である当日の記念写真ですけど。
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(1)ISS国際宇宙ステーション
夕方6時前に国際宇宙ステーションがよく見えるということでその日の夕食をさっさと取り皆でスタンバイしました。

そして予報通り西の空に現れゆっくりと北へ行くのが肉眼で確認でき、それぞれが望遠鏡で見えた見えたと大騒ぎ。大いに盛り上がりました。
私は45cmドブに106倍となるアイピースを刺してファインダーによる追尾を行いゆすらこさんに観てもらいました。
この倍率でも眩しすぎるようでしたが、太陽の光を受けて強烈にオレンジ色を放つ太陽電池パネル等がくっきりと見えたようでした。
接眼部のフィルターホイールにPolar Filterを入れていたのでそれ越しで観ればよかった思ったけど後の祭り、、。
そのあと倍率を200倍近くに上げ、私も久しぶりに姿を拝むことができました。
流石に200倍での追尾は楽じゃなかったけど、45cmによるISSは大迫力ですよ。

2014年の双望会でもにもみんなで観ました。その時は90分後の再出現まで追いかけISSの速さに驚いたことを覚えています。

(2)パンスターズ彗星 C/2017T2

Ninoさんからカペラの近くに彗星がいるという情報を頂きドブが苦手な高高度の彗星を導入しました。
全くノーマークだったのですが、なんと尾が見えていました。長さは0.1度くらい。
いかにも彗星っぽい綺麗な尾です。よく見るとやや薄いエメラルドグリーンぽい色までわかりました。
光度はしっかり計測しませんでしたが10等星より確実に明るかったです。
因みに昨年もふたご座で0.2~0.3の尾があるステファン・オテルマ彗星を観察することができています。
考えてみると毎回何らかの彗星を観ている気がする。(どれも8~11等くらいですけど)

2012年の双望会時にこれもまたNinoさんから、9.6等星の恒星が10.4等星の小惑星に20秒間 隠されるという情報を頂き、皆でチャレンジしたことがあります。その時は惜しくも掩蔽直前で曇ってしまい観測不能に。
とても残念でしたが、多くの人とワクワクしながらチャレンジするのって良いですね。


(3)流星
双望会では他人の望遠鏡を覗かせてもらう時の順番待ちや自分の望遠鏡を他人に覗いてもらっている時などに肉眼で空を見上げる機会が結構あります。
(通常の私の星の観察では自分のドブにかじりついてしまうのでファインダーで天体を導入する時以外はあんまり上を見ませんが)
その際に結構多くの流れ星を観ました。20個くらい?どれも散在流星でした。
火球クラスは3つでなかでも西の空低く流れたものは鮮やかなエメラルド色からルビー色に変化する素晴らしいものでした。

なんだか得した気分。

もう10年以上前になりますが、KIKUTAさんの50cmドブソニアン”武蔵五百”を初めて拝見した時はその圧倒的な存在感に打ちのめされました。
しかも巨大な2インチ双眼装置が使用可能!!
全く凄い人たちがいるものだと思いました。


その後Civetさんが武蔵を譲り受け様々な改造が行われた後ほそさんへ。

彼はこの度武蔵の鏡を使って双眼望遠鏡を製作されていました。
一見、これまでお持ちのKABUTO400のようでしたが何か違う。
何と50cm(武蔵鏡)と40cmの二枚の異なる鏡を使用されていました。
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一般的な反射双眼は筒先から主鏡の方向に顔を向けて裏像を観ますが、ほそさんのはニュートン式と同じ横から覗くタイプ(倒立像です)。

40cmは光路が長くなりますので、途中にリレーレンズを入れ、50cmの鏡筒の中を40cmで集めた光が横切るというもの。
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倍率の違いは2本のアイピースの種類を変えて対応されています。

これにより50cm単体より少しでも迫力ある像が得られれば良い。という割り切りの発想で製作されていました。

トラスタイプより剛性が劣るビームタイプの鏡筒かつ組み立て式で双眼望遠鏡の光軸を合わせるのは一筋縄ではないと思いますが、ほそさんは見事にやってのけました。
凄いですねえ。

子供さんが小さかった頃に使われていた三輪車の手押し棒(上の写真の黄色い取っ手)を流用しているのもいいですね。こういった思い出の物を追加することでより愛着がわきます。

残念ながら私の目幅が望遠鏡のアイピース間隔に合致しなかったため、両眼視はできませんでしたが、片方ずつ覗くとしっかり天体が見えており、ご本人も満足できる双眼イメージだったとのことでした。

写真のずらりと並んだ双眼鏡、、。
天体でも地上の風景でも非の打ちどころがない良像を示します。
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価格も素晴らしいのですが、、。

今回石石石さんが持ち込まれたLeica Noctivid 8x42をペルセウス座付近のやや地味な星の集まりに何気なく向けたら、、。キラキラしていて凄く綺麗!
抜けが良くて視野周辺までシャープということはもちろんですが、視野中心部の美しさには惚れ惚れしました。
メジャーじゃない天体も美しく見せる、、。これ、最高です。

ぐっちさんが商売っ気抜きで紹介されたケンコーのSE-AT100Nは、先日私が紹介した初心者用望遠鏡として結構いいんじゃないかと思いました。
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10cmF4.5
反射で価格は自動追尾付きで3万円弱。アイピーススリーブ径は31.7mmで私のスペックにMeetしています。
しかも主鏡の光軸修正ネジは狂わない自信があるのか省略のようです。(初心者に光軸修正させるのは酷だからこれはいいと思います。)
球面鏡らしいのですが、問題なく見えるでしょう(当日覗かせてもらうのを忘れた)。


初参加の
フランス人、Jeanさんはニコンの双眼鏡を使うためのシーソーマウントを自作されていました。
I made 1 week ago
ということで短期間の突貫工事だったようです。ファスナーの種類や配置に素人の自作らしさがあって微笑ましい作品です。
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バランスはシーソーの端に取り付けられたポリタンクに水を入れて取るようですが、水の代わりにワインでもウイスキーでもいいです。でも冬はやっぱりウイスキーかなっておっしゃっていました。
飲み過ぎてバランス崩さないようにね。
彼はフランスで天体についていろいろ教えていたそうです。
銀河を観るのも好きで、大型ドブで色々見せてもらったことに感謝していました。


私は双眼望遠鏡を覗くのが苦手なのですが、114中野さんのは覗きやすくて助かります。
今回はこれまでで最も北アメリカ星雲が濃く見え(中野さん談)、感動しました。
それから同一視野に収まる一組の網状星雲もすごくよかった。
(写真撮り忘れ、、。ごめんなさい)

この会が双眼鏡・天体望遠鏡サミット~双望会の流れを汲んでいるとすると、今回の注目機材は何と言ってもほそさんの40cm/50cm反射双眼望遠鏡でしょう。
これについては別途レポートしますね。
Soboe2019a
写真は2日目の機材紹介の時に芝生広場を写したもの。大物の望遠鏡に名前をふっています。

参加者の多くがNickさんのNight Visionにくぎ付けでしたが、私が感銘を受けたのはK_Nebulaさんの63cmによるM77銀河です。
写真で外周のアームを表現しようとすると中心部が潰れてしまいますが、眼視だとどちらもよくわかります。(私は写真のように見えるだけでは不満で、写真を超えることが重要です。)
特に中心部の複雑な構造は素晴らしかった。

やる気が無いように思えた田中さんは誰よりも早く土星を45cmで導入して見せてくれました。口径比が5という無理のない鏡なので、安定した良い見え味でした。

写真左端のTAKさんの46cmはコントラストが高く銀河が良く見えました。Jones1という惑星状星雲(ヘッドホーンというニックネームがついていますが、TAKさんは”唇”とおっしゃっていました。確かにふっくらした唇にも見えますね。)がかなりいい感じで見えていました。

昨年ドブソニアンにバネを適用してバランスウェイトを減らしたいとおっしゃっていた小林さんは、宣言通り解決されておりました。
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ドブが鉛直方向からある程度の仰角までは1本のバネが働き、それより低空になると2本目も働きだすというもの。素晴らしいですね。これは皆さんのドブ改善のヒントになると思います。

下の図に示すように仰角毎のドブソニアン鏡筒の頭下げモーメントはサインカーブになりますので、それを剛性の異なる2種類のバネで受ける(数学上の言葉で”2本の直線で近似する”)のはとても理にかなっています。
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因みに私のドブは20度以下の天体の観察を捨てていますので1種類のバネで大丈夫です。

tamakiさんもバネを取り入れておられました。
偶然ですが、私が10年以上前に使っていたミードブ(ミード社の25cmドブソニアン)に適用していた方法と同じでした。快適な使い心地のようです。

これから数回に分けて双望会同窓会備忘録を掲載します。これはあくまで初日の夜に山口さんがおっしゃった「自分が後で読み返してニヤニヤする」ものですのであまり期待しないでくださいね。
へそ曲がりのuto目線でもあるし。

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上の写真は双望会前の昼めし処として有名な蕎麦屋からのもの。
ミシュラン・ビブグルマン獲得を獲得したので女性客を中心に大賑わいでした。

まずは超簡単に概要を、、。

初日は開会前から雨でした。ですから恒例の開会前太陽観察会は中止。参加者の出足も鈍かったです。
夜は食堂で即席講演会。いい勉強になりました。

2日目は明け方から快晴。数名の方が夜明け前の星の観察をされていたようでした。
私は晴れる前の4時に就寝したので星を拝むことができず。
朝は地味な太陽、月、金星の観察と懇談。そしてフリマに機材紹介。薄いシャツ一枚でも大丈夫なほど暖かくて快適でした。
そして夜は透明度が高い星空が現れ大観望大会。皆さん大満足でした。

これからの記事のキーワードは以下に、、。
・注目機材(uto目線)
・宇宙からの訪問者
・進化する武蔵
・おやじ達が駆け寄るもの
・誰も注目しない天体~常連と一緒に
・重箱ドブ
・アイピースボックス
・M42アワー
・シルボン紙依存症発症

現在、双望会同窓会会場近くの駅でfmasaさんを拾う為に待っています。
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このカローラサイズのクーペに45cmと20cmのドブが入っており、他に椅子2脚、脚立にアイピースボックスも、、。
2泊分の着替え+ダウンパーカー類も上手く積み込むことができました。
まだfmasaさんと彼のスーツケースを積む余裕があります。

今日は雨ですね。
アメリカで購入したワインで忘年会かな?

 

もうすぐ双望会同窓会。
このイベントは状況が他と少し異なります。
・望遠鏡や機材、机等が100台以上並ぶ
・明るい室内での夕食後に真っ暗な外に出て行く。
・宿泊のイベントなので酒に酔った人が出歩くことがある。

物がたくさんあるところを目が充分に暗順応していない人または酒に酔った人が歩き回わる、、。
何が起きるか想像できますよね。
そう、物にぶつかることがあるのです。(私は酔っ払いに機材を壊されたことがあります。)

予防策は、、。機材を照らしておくことだと思います。(自分が機材の近くにいない時が最も重要)
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写真は赤色のLEDを使ったライトです。
筒状のものはフィルムケースと単3電池2本を用いた自作品でオレゴンスターパーティにおいて1ドルで購入しました。
小さいものは小指ほどの大きさで1つ200円。それに取り付けた面ファスナーや針金で機材にくっつけます。光源は明るいので左のLEDのように紙でフードを作って光源が直接目に入らないようにします。

これらでドブの接眼部近辺やロッカーボックス、椅子の脚部やテーブルの脚を照らして注意喚起します。夜は付けっ放しにする予定ですが、消費電力が小さいので2晩は持つでしょう。

昨夜の月です。
自宅からコンデジP1000で撮影。
気流の状態が最悪でしたがクレータは写りました。
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海の色が場所によって異なっているのが判りますよね。特にMare Tranqillitatis(うさぎの顔のところ)の青さが、、。
色の違いについては以前に調べたのですが、忘れちゃいました。溶岩の成分の違いだったかな?
また勉強しなおします。

河川敷を歩いているとカサカサという音が微かに聞こえました。
よく見るとそこには鼠が、、。
すかさずフルサイズ500mm相当でGet
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暗い所にいたことに合わせて動きが速かったのでこれが限界でした。
鼠の写真を撮って喜んでいる人もあんまりいないでしょうね。
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前脚が可愛らしい。


週末の川沿いお散歩時のひとコマ
橋の下にいたカワウです。フルサイズ350mm相当
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人工光やレフ板等使っていませんが羽が輝いて綺麗ですね。
もう一枚。
後ろ姿のアオサギです。
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フルサイズ600mm相当。
あんまりアオサギっぽくないところが好きです。

土曜日の散歩中に見かけたハルジオン。
ちょうど西日が当たっていい感じだったので狙いました。
補助光無しの絞り優先オート撮って出しです。露出補正も無し。
P1000を用いましたが優秀ですね。
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ただ、背景のボケが美しくない。
仕方がありませんが、、。

まあ草むらに無造作に咲いていたものをうまく切り取ることができました。

双望会が終了してはや2年、今年も一部の方のご尽力があって同窓会が催されることになりました。

ほんとにありがたいことです。

私は出不精で星まつり等にあまり出向かないのですが、この会だけはほぼ毎年参加しています。

 

この会で私は毎年ユニークなニックネームが付いた天体やあまり注目されないものをみんなで観て楽しんでいます。(面白くなかったという意見も多くありましたが、、。)

これまでたんぽぽの綿毛、チーズバーガー、クマの掌、ダイヤモンドリング、ベイビーエスキモー、がっくり、クリンゴン・バトル・クルーザーなどを紹介してきましたが、今回もややマイナーものをみんなで見ましょう。

 

一つ目はBirds Nest。鳥の巣です。

これは北アメリカ星雲の中のカナダのハドソン湾のところにあります。

中心がNGC6996散開星団で星が小さく集まっており、その周りが若干暗黒星雲によりリング状に覆われています。

Sue French10cm47倍でリングが確認でき、15インチで27個の鳥の卵のような恒星を見ることができたと言っています。

北アメリカ星雲はいつも判りやすいメキシコ湾のあたりを観て「見えた」と満足してしまいますが、今回はもう少し詳細に観察してみましょう

下の写真は4年前にシアトルのアパート(肉眼で3等級が限界)で写した北アメリカ星雲です。

淡いけど英語の”O”字状の暗黒星雲がわかりますでしょうか?

無題
 

次はKings Gift。その名の通りケフェウス王からカシオペア王妃への贈り物です。

場所はケフェウス座のι星とカシオペア座4番星の間にあります。

S&T誌の執筆者Mathew Wedel100光年から1500光年といった様々な距離の星が集まり宝石の宝庫(Trove of Jewels)のようだと言っています。

また、カシオペア4番星の近くにはオレンジ色っぽい星がいくつかあり、M52も寄り添っていて楽しいです。

大きさが5度×2度もあるので双眼鏡がいいですね。RFTで流すのも面白そうです。

 

NGC6802散開星団はご覧になったことがありますか?

多くのマニアはご自分の視界に入ったことがあると思います。

これは有名なコートハンガー(Collinder 399)にほぼくっついているのです。しかもこの天体の北側には

2重星が二組あってNGC6802と二等辺三角形を形成しています。

なかなかイイですよ。

 

NGC7331のところにある銀河NGC7335, 7336, 7337, 7340も面白い名前がついています。

蚤とかダニとか、、。

少し大きな口径の望遠鏡が望ましいのですが、蚤探しもしましょう

 

そしてM45

先日の天体鑑賞スクールで紹介したとおり、内部に赤っぽい星があります。

これは簡単に認識できますが、綺麗なので良質な望遠鏡で観ることをお薦めします。

 

それから私とS.T.さんとで毎年恒例となっているM42 Hour。ありきたりですけどね。

M42オリオン星雲が南中する頃に45cmにナグラー22mmとパラコアを付けてうっとりする時間。これ、本当に美しいのです。

褒め上手なS.T.さんの言葉を聞いて次の一年に向けた活力を得る至福のひととき。

そして飽きてきたら倍率を上げて複雑なガスの中で見え隠れする小さな恒星を観てまた低倍率に戻す。

この繰り返し。

今年は同窓会開催時期が遅いので1時ごろがピークとなりそうです。

なお、オリオン星雲の色を観たい方は目をあまり暗順応させていない状態で大口径を覗いてくださいね。

 

双望会は基本的に月の小さい時に開催されるのですが、今回は明け方に月が昇ってくるので、高性能な望遠鏡で月の縁もついでに見せてもらいましょう。
特にツアイスで観る月は絵画のように美しいです。

ちょうど月の南(ティコの向こう側)が地球に向いていますので大きさ300kmもあるBaily(バイイ)の大きさがより実感できるでしょう。
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前回の続きで、今回はJerry Oltionお薦めの初心者向けアイピースの紹介です。
写真は2011年のオレゴン・スター・パーティで自作望遠鏡を紹介するJerry。
この時私も少し彼とお話しさせて頂きました。
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まず、アイピースのHobby Killerはずばりハイゲンス。
1660年代に開発されたクラシックなものですね。
ケルナーはそれよりも良いと言っています。
また、オルソは「ストローから覗いているよう」と初心者には不向きと言っているようでした。(Killerとか駄目とか明言していませんが)

で、お薦めはプルーゼル。安価なものではこれがBestだと言っています。
私も賛成です。私の20cm重箱ドブのメインアイピースは20mmプルーゼルですが、すっきりとした見え味でしかも覗きやすいです。

バレルサイズついても言及しており、24.5mmのツアイスサイズはお薦めできないとのこと。粗悪なものが多いし、サイズの制限があって良い設計が困難であることが理由です。

記事で面白かったのが倍率に関するもの。
誰でも知っている600倍とかの高倍率が駄目なことを述べた上で、彼は4mmアイピースがHobby Killerになり易いと言っていました。
4mmアイピースは高倍率側の限界になることが多いが、初心者がバーローレンズと組み合わせるととんでもないものになってしまうからとのことでした。
私が小学生の時にオルソ9mmで満足できなかった私がオルソ4mmを買いに行ったのですが、販売店の人は4mmは高倍率過ぎるので6mmにしなさい。と強く指導されました。しぶしぶ6mmを購入といっても親に買ってもらったのですが、6mmは10cmmF10との組み合わせでは160倍で常に安定した見え味で木星の模様の継続観測には充分でした。

最後になりますがOltionのお薦めはプルーゼルの10mm前後と30mm前後の2本立てです。
私も全面的に賛成です。

Oregon Star Partyの常連かつSky&Telescope誌のライターでもあるJerry Oltion氏が、Hobby Killerという記事をS&T12月号に載せていましたので、参考として紹介します。

アメリカ人は11月末の感謝祭からクリスマスにかけてのHoliday Seasonに爆買いをしてしまいます。

その中に天体望遠鏡が含まれていることが多々あり、うまく使いこなせなかった人が年明けにJerryに相談してくるのだそうです。

でも、残念ながらそれらの多くはBoat Anchor若しくはDoor Stopとのこと。

ちょっと難しい英語ですが、望遠鏡として使えないものと訳しましょうか。

タイトルのHobby Killerとは星を観ることを趣味としようとしているのを阻害するものという意味ですね。

まあ日本でもよく語られている初心者が買っちゃいけない望遠鏡の話です。

 

彼が好ましくないと言っているものは、、、

大き過ぎで取り回しが困難なもの

口径7.5cm以下の望遠鏡

屈折望遠鏡

赤道儀

自動導入機

だそうです。

はよくわかりますよね。は初心者には使いこなせない若しくは手軽じゃないということ。

じゃあは??

口径が小さいと月と土星と明るい星団くらいしか対象とならないことと一般的に品質が低いということが理由です。

米粒みたいな土星を初めて観たときは感動しますが、口径が小さいと毎回同じものしか見えないので、飽きやすくなりますよね。

の屈折望遠鏡は反射に比べて高価であることと安いものの品質の問題を口にしています(反射は片面研磨で屈折は両面研磨)。これには異論を唱える人もいそうですが。

 

じゃあ彼のおすすめは??

4.5インチ(114mm)F4の卓上ドブソニアンであるOrionStarBlast!!

価格はなんと$199.99。安いですね。

無題

10
年以上前に日本でもR100Lとか火星人とかいう名前の望遠鏡が販売されていましたが、あれの焦点距離を縮めた感じのものですね。

米国では多くの天文クラブがStarBlastを複数所有し、会員に貸し出しているそうです。

私が所属していたEverett Astronomical Societyもやっていました。

Jerryはお金や体力のある人にはミードとかの15~20センチのドブソニアンを推奨し、初心者には屈折より反射だと言い切っています。

 

私はこの意見に大賛成です。自宅に庭やベランダのある人はちょっとしたテーブルを置き、庭とかのない人は公園の椅子やテーブルを利用するればお手軽に星の観察ができます。

色んな天体を楽しむには10cmは欲しいところ。でも良質な屈折だと高価だし架台も結構頑丈なものになることが多いので単焦点反射って結構良いと思います。

 

反射は光軸が狂いやすいとお考えの方、、。最近の望遠鏡はそんなことないですよ。

筒内気流は、、。そりゃ室温が25度の部屋から寒い外に出したらしばらくは像が乱れますが、ピントが出なかったり土星の輪が見えなくなるようなことは稀ですし、気になる人は外と気温差が少ないところに保管したり、観察開始の30分前に外に出したらいかがでしょうか?

 

私の20cm重箱ドブは大変コンパクトですし、材料費も35000円以下です。

小学校高学年が持ち運びできる15cmくらいの卓上ニュートン式ドブを3~4万円くらいで量産してくれないかなあ?

初心者用望遠鏡は1~2万円以下じゃないと駄目という意見も多く聞かれますが、最近のゲーム機は3万円以上するものも多いし、カメラだったらもっと高いものを買うでしょ。

すごい見え味だとわかっていたらもっとお金を出すと思いますが、、。

観望会で100~150倍の土星や月を見せたらどうでしょう?4万円くらい出す人もいそうだけどなあ。

 

因みに私が小学4年生の時に初めて手にした望遠鏡がビクセンの10cm反赤でしたが、誰にも指導されずに使いこなすことができました。

当時、光軸修正は私にとって難しかったので、全くしませんでしたが、木星の大赤斑の観察も充分に行えました。まあF10でしたが。

 

“初心者用に小口径屈折”というのも良いのですが“10cm反射”も悪くないですよ

以前も紹介したように河原には野生というか、人に近づかない群れのスズメがいます。
5m以内には近づけないので、P1000フルサイズ2200mm相当で
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ありきたりの写真ですが、可愛らしいですよね。
飛ぶところも狙ったのですが、P1000は動きに弱くこの程度の写真しかGetできませんでした。
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フルサイズ250mm相当。
今度D3sで狙ってみようかな?!

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