鳥人間コンテストに甥が参加していたので超久しぶりにテレビ放映を観ました。

 

人力部門の優勝チームであるBIRDMAN HOUSE伊賀の飛行中に映し出されたコックピット構造を見て超ビックリ!!

材料は不明ですが、NC(数値制御)による一体化削り出しで作られていました。

外表面は3次元コンターを持っていて、内面は非の打ち所がない骨組み配置とステップ加工。

主翼の骨組みや外板も超高精度な型で成型しているのでしょう。


↓この写真は記事と無関係です。
写真が無いと寂しいので、シアトルの博物館で撮ったものを載せました。
DSCN1332_00001
 

夜な夜な手作りで頑張っていた大学生達の工作とは、精度が1桁以上違っていると思いました。

1桁というのは手作りではせいぜい10分の1mmのオーダーでしか寸法をコントロールできないのに対し、超高精度NCでは100分の1ミリ以下のレベルまでのコントロールが可能ということです。

これによりプロペラや主翼を理想的な形状にすることができ、徹底的な重量重心の管理とドラッグ(抵抗)の最小化及び効率的な推進力の確保が可能になります。

また、パイロットの姿勢や漕ぐ姿からも人間工学に基づいた超効率的な設計が反映されていることが判ります。

ですからコックピットが映し出された瞬間に優勝が約束されていることを確信しました。

 

パイロットの体力や操縦能力も優れているのでしょうが、超優秀な空力屋、構造屋、メカ屋(飛行制御とペダルを漕ぐ力→プロペラ推進力への効率的な変換等)の知力を結集し、金と時間を費やした成果だと思います。

ここで超優秀というのは優れた製品を作り続けて世界の会社と勝負しているプロという意味です。モノを売っていない大学生とは次元が違います。

 

このチームは何者?と思って調べたら資本金500億円の工作機械メーカーじゃないですか。

しかも工作機械の中でも最も高い精度が必要な航空機エンジンに関するものも製造している、、。
製作はその会社の機械を使ったとのことですが、設計から製造まで普通の会社に発注したらおそらく1億円は下らないでしょう。

(コックピットパネルの価格だけでも数百万円ではすまない筈です)

でも広告費と考えたら安いかな??

 
放映を見て感動した人も多かったようですが、私は素人相手に大人げない連中だと思いました。まあ、頑張ったことは認めますけどね。