DSC_2312

今回自作した椅子は荷重の受け方が特殊である為、一部の部材には座る人の体重(今後Wと表現します)の3倍もの荷重が作用します。

DSC_2315a

先回紹介した動的な係数3を考慮すると60kgx3x3=540kgfもの力に、、。これは大変です。
星の観察中に椅子が壊れてしりもちをつくなんてことになりかねないので、BoeingやAirbus等でも使われている航空機設計のトラディショナルな方法(Free Body Diagram)で各部材荷重を表現し、強度上厳しい場所を明確化しました。

それが下の図です。
Chair_mod1

上の図で面圧の位置を修正しました。(10/6)

余談ですが、自動車のメーカーがカタログにコンピュータを使ったFEM(有限要素法)解析結果とか言ってカラフルな応力分布図を載せていますが、間違っているものもよく見かけます。前述のFree Bodyがしっかり理解できて正しくコンピュータに入力しなければならないのですが、これがなかなかできない。構造屋として飯を食っている人でもFree Bodyを自在に描ける人はそれほどたくさんいないほど難しいことですので。

荷重が明確になれば強度評価は可能ですが、木材の許容値(どれくらいまでの荷重に耐えられるか)についてはなかなかデータが見つかりません。

でもそれなりの方法で検討してみたので、結果を次回披露しますね。