既に昨日のブログの写真に反映済みですが、接眼部の接眼筒を短くして駆動用のつまみを大きくしてみました。
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5cmトラス式反射という例を見ない小さな反射望遠鏡の課題はいくつもあるのですが、その中の接眼部に関するものを挙げると以下のようになります。

超軽量に伴い僅かな操作力で望遠鏡が動く

接眼筒による光の遮断の影響大

ピントが外れると天体が消える(小口径は光が弱いため)

 

の超軽量についてですが、比較的大きなドブソニアンは鏡筒の自重で架台に押し付けられ、そこの摩擦により安定を保ちますが、軽い望遠鏡はその摩擦がとても小さくなります。

摩擦力Fは摩擦係数μ×重量Wですからね。

そうするとアイピースの抜き差しやピント調節でも望遠鏡が動いて視界から天体が逃げ出すなんてことも、、。

その為一般的な小さな鏡筒の場合は三脚の雲台等にねじ止めしていますよね。でも高性能な雲台でないと50倍とかの倍率での運用は困難になります。ですから46cmの望遠鏡を有効にお使いの方はしっかりとした架台に載せておられると思います。

私の5cmをしっかりした架台に載せるのは野暮ですので、若干改善しました。

これまで鏡筒は架台の上に置くだけでしたが、それだとアイピース交換の際に動いちゃうので、ミラーボックスに耳軸を設けました。

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そしてピントノブを大きくし、アイピースの抜き差しもスムーズになるよう嵌め合いを緩くしています。この望遠鏡はアイピースが下を向くことがなく嵌め合いが緩めでもOKですので。

 

の接眼筒による光の遮断の影響は以下の通りです。

通常の反射望遠鏡は接眼筒が若干鏡筒内部に入り、それが主鏡に落ちる天体からの光を遮断することになるので好ましくありません。でも遮蔽は通常は主鏡の大きさに対して小さいので無視されることが多いですよね。

でも主鏡径が僅か5cmだと影響大で、例えツアイスサイズのアイピースであっても8mm入り込むと10%の光のロスになります。

斜鏡で4%ものロスがある状態でこの追加は痛い。

下の写真は5mmほど接眼筒が食い込んだ状態での主鏡の様子を接眼部から撮影したもの。上の部分がケラれているのが判りますね。

そこで私は合焦位置が最も斜鏡に近いアイピースを基準に接眼筒長さを設定しました。そしてそれ以外の合焦位置が異なるアイピースは延長筒でカバーすることとしています。

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のピントずれについての説明は以下に

低倍率で天体を導入した後、合焦位置の異なる高倍率用アイピースに交換した時、ピントのずれによって天体からの光が弱くなり天体を見失うということがあります。視野内にと留まっていれば大丈夫ですが、もし視界外に出ちゃえば捜す術がありません。これが45cmだと少々ピントがずれても恒星ぐらいは見えていますけど5cm3等星でも厳しいです。

そこで考えたのがアイピースの同焦点化。延長筒をアイピース専用品にして対応します。