公園のベンチで月を観てた時に誤って高さ70cmのところから5cm反射を落としてしまいました。
地面はコンクリート。もちろん写真のようにバラバラです。
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写真では主鏡が独立していますが、落ちた時はセルの中に残っており、傷つくことなく無事でした。
主な破壊箇所は以下の通り
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一つ目は主鏡ボックス。
外側の箱部分と主鏡を支えるフレーム部分
もう一つはトラス棒結合部(上の写真のオレンジ色矢印以外の下方結合部と赤い矢印の上方結合部)

じつはこれ、想定内なのです。(負け惜しみに聞こえるかも知れないけど)
卓上ドブは軽いので何かの拍子に落ちちゃうこともあります。
その際最も高額な鏡は守りたい。それから結構苦労したUTA(Upper Tube Assembly)もあまり壊したくない。
それに備えクラッシュ解析を実施していました。車のレースで車が壁にぶつかると構造やタイヤがバラバラになってドライバーを守るような"シナリオ"を構造設計に反映しておくのです。

この反射望遠鏡が落下する時は重い主鏡ボックスが先に着地します。
その時ボックスが強すぎると落下のエネルギーがそのまま主鏡サポート部やUTAに伝わりその部位を壊してしまうかもしれません。
ですから作り直しが容易な主鏡ボックスの外側部分やトラス結合部を壊してエネルギーを消費するよう、あえてネジ等による構造補強はしませんでした。木工用ボンドで止めただけです。
主鏡はネジの上に載せ、周方向は紐で吊っているだけですので、主鏡に作用する重力加速度は自分自身の移動等で"いなす"ことができます。

元々5cmドブはまだまだ改良していく予定でしたので、この機会に新たなステージに入っていきます。