皆さん、やってますか??
天体鑑賞スクールで宿題となった ”昼間の金星肉眼チャレンジ!!”

東京は4/23, 4/24の何れも天気が良かったのでチャレンジしましたが、場所が特定できていても肉眼では駄目でした(理由は後で述べます)。双眼鏡なら簡単で、特にLEICA Noctivid 8x42では黄金色に輝く金星が美しかったです。
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上の写真は久々に登場のコンパクトデジカメP1000 フルサイズ300mm相当で撮ったものです。
写真をクリックして拡大してみてください。

さて、この肉眼チャレンジの最も難しい所は、昨日の私のブログにコメントされたシベットさんもおっしゃっていたように"眼のピント合わせ"なのです。
つまり眼が距離感が無い背景の青空から点状の金星を見つけ出す必要があるのですが、カメラのオートフォーカスと同様、金星のコントラストが低いと認識できないのです。
その為、昨日のヤスさんのコメントである抜けの良い空が必要になります。

じゃあ、空が悪ければ諦めるしかないのか?いやいやそんなことはありません。
眼が無限大に対応できれば少々コントラストが落ちても金星は見えます。

眼のピント合わせをどうやってするのか?望遠鏡のように遠景で合わせても目のピントは固定できませんので駄目です。
でも、空には時折良いものがいてくれます。
その一つが雲!!
上の写真のような雲が近くにあるとピントが無限大になり、そのまま金星を探すことができます

雲は都合よく近くに居座らないので月が雲の代わりにいてくれるといいですね。
4/27(月)は三日月が金星の8度東にいますのでそれも使えそうです。


月や雲が無い場合に広大な空から一点を見つけるのは以下のような工夫が必要です。

1. 眼を可能な限り金星の方向に固定する
ヒトの眼は無変化なものを凝視することがあまり得意ではありません。以前にこのブログでも説明しましたよね。
ですから背もたれのある椅子に座るなどして、半ば強制的に目線を固定しましょう。
太陽光が身体に当たると気になり集中できないので、自分の手とかじゃなく、建物とか大きな遮光板等で太陽光を遮りましょう。私は日中に太陽光が差し込まない東向きの部屋から見ています。
サランラップの芯などを通して眺めるのもいいですね。(こと座のベガを昼間に井戸の中から確認した人がいるそうですが、視線を固定して僅かなコントラストの差を認識できれば可能かもしれません)
私が今回、肉眼チャレンジがうまくいっていないのは、トライした時間帯に身体を固定できなかったことが理由です。仕事に熱中していて気がついた時には金星が窓枠から外れそうになっていて無理な姿勢でトライするしかありませんでした。無理な姿勢では視線を固定することはほぼ不可能ですので。

2. 金星の位置をできるだけ精度よく把握する
視線を固定するにも金星の正確な位置がわからないと駄目ですよね。これには正しい方位の把握と星図ソフトが必要です。太陽からの離角で勝負する方もおられるでしょうが、それって結構難しいです。もちろん自動導入マウントを使って方向を定める方法も構いませんが、味気ないですね。
私は夜のうしかい座等の星の位置から以下のように建物の方向、高度を把握しています。
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今は19:30頃にアークトゥルスが真東の位置に来るのでそれを記録するのが良いと思います。(東京の場合)
4/25の東京では朝11:30に金星が真東に到達します。その時の高度は52度。前夜19:30のアークトゥルスはほぼ真東で高度は32度です。52度に達するのは21:10頃です。これが参考になります。

3. チャレンジには根気が必要
さあ、明日以降の午前中。東向きの部屋の椅子に座って建物を頼りに空を見上げましょう。
双眼鏡で事前確認するのも良いです。
運よく金星が肉眼で確認できてもすぐに判らなくなります。前述のように動かないものを凝視しているとヒトの眼は認識しなくなるのです。そしてピントが外れる、、。
そらし眼的に眼球を僅かに振るなどして青空に埋もれた白っぽい金星を根気強く捉えてくださいね。