天リフの山口さんも2重星の観察を勧めておられましたが、私が今、小口径望遠鏡のユーザーに最も勧めたい天体が下の写真のおとめ座γ星(ポリマ)です。地球からの距離は38光年。
Gamma_Vir_DSC_4937
いつもの5cm反射を使い、Hi-Or2.8mmにニコン1を覗かせたコリメート撮影しました。jepg撮って出しです。

この天体、太陽よりも少し大きな2つの恒星からなる連星です。表面温度も太陽より少し高く(6700K)、スペクトルはF0V(黄色~白色)。
興味深いのはこの2つの星の距離。わずか43天文単位くらいしか離れていません。太陽~冥王星の距離が30~50天文単位ですから近いですね。
太陽より大きく明るい2つの星が我々に結構近い38光年先で回わり合っているということを想像すると、何かすごく特別な感じがしますよね。

ポリマA/Bの地球からの見かけの距離は毎年変わっていて2007年には0.4秒まで近づき45cm使っても分離できませんでした。(結構何度もチャレンジしたので思い入れがあります)
今は2秒台後半になり、5cmでも容易に分離します。

今後、離角は益々大きくなるらしいのですが、それに伴いPA(位置角)も変化しますので、是非、方位を明記した写真やスケッチを残し、来年も忘れずに比較観察してみてください。