テキサス・スター・パーティに参加登録をした時に、主催者側から講演依頼が来ました。スペイン語を母国語とする人たちは私のFirst Nameを見ただけで日本人とわかるそうで、私に日本の天文事情に関する話をして欲しいと言ってきました。

これはいい経験だと思って快諾し、双望会やニンジャと双眼望遠鏡に関するものを紹介することにし、関係者に連絡を取って披露することを了承して頂くとともに、双眼望遠鏡のメカニズムに関して松本氏から特訓を受けました。
当日は講演20分、質疑応答10分でしたが、聴講者が60名くらいいて、結構盛り上がりました。
100名くらい収容できるとても素敵なホールでの講演は気持ち良かったです。
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ただ、双眼望遠鏡は米国人の多くにとって馴染みが無かったようで、反応は薄かったです。
講演内容や聴衆の反応についてはこのブログの2015年5月のページを参照ください。

テキサス・スター・パーティは有名人による講演の他、私のような無名の人の講演も推奨されていて、初参加でも顔を売ることができて良かったです。
印象に残っているのがNASAのエンジニアで爆発したスペースシャトル・コロンビア号の事故調査をしてNY Timesに説明を載せた偉い人との会話。
中国の人工衛星やそのデブリの話など興味深かったです。
NASAのお膝元であるテキサスならではですね。

このパーティは他のパーティでも行っているObserving Challenge Programもやっていましたが、難しさはとびっきりです。世界指折りのDeepなマニアが集まっていると思います。

それから女性がドレスアップしてお茶会をするというTSP Ladiesや子供向けのスポーツイベント、天文台ツアーなど楽しいイベント満載でした。
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参加者が持ち込んだ望遠鏡の最大口径は95cm。多くは市販のものが多かったです。
驚いたのが30inch(76cm)のドブを女性が運用していたということ。その人の旦那は7inchでしたが。

参加者の多くはとてもゆっくりとしたテキサス訛りの英語だったので、コミュニケーションも取り易く、快適でした。
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