少年B:C君、母の日のプレゼントの仕返し貰った??
少年C:それ、”仕返し”じゃなくて”お返し”じゃない??
少女A:そもそもお返しを期待してプレゼントするものじゃないよね。
コーチ:雑談はそこまでにして、、。今日は天文あるある選手権を行います。
少女A:それって休日になると曇るとか、満月だと快晴になるとか、天文部の文化祭はプラネだったとか??
少年C:なんか平凡!
コーチ:まあそういうのでもいいのですが、このスクールはマイナー路線を走っていますので、多くの人からの共感は得られないけど一部の人が太ももを打つようなものが良いです。
少年C:太ももを打つ?そういえばバスケとかバレーの試合中にミスした少女が自分の太ももを叩くことがあったな。
少年A:そうそう、足が真っ赤になるほど叩いてその痛みを忘れないようにしてたな。
少女C:コーチ、それって太ももを打つじゃなくて膝を打つだよね。
コーチ:でも膝を打つって難しくないですか?立ってたらできないし、座っていても手を伸ばす必要がある。やっぱり太ももの方が打ちやすいと思いますが。
少女A:何だか言い訳が潔くないわね。ところであるある選手権が鑑賞スクールの授業の役に立つの?コーチはウケればいいと思ってない?さっきのボケもわざとらしいし、、。
コーチ:(少女を無視して)まずはutoさんに伺ってみましょう。
uto:私の天文あるあるのテーマはこれです。
uto:小学校の時に初めて手にした10cm反赤で月を見ようとしたけど導入できなかったのです。
少年B:どうして?月なんかそんなに難しくないじゃん。
uto:ドイツ式赤道儀の極軸を月に向けてたんです。だってカタログや雑誌に載っている望遠鏡の写真のほとんどは極軸と鏡筒が同じ方向を向いているでしょ。それを真似して、、。
少女A:取扱説明書読まなかったんだ。
uto:低倍率で星を眺めるだけなら極軸合わせはしっかりしなくても良いって書いてあったから。
少女A:最初から赤道儀使うからこんなことになったんだよね。経緯台だったら簡単だったのに。
コーチ:その通りですね。じゃあ、次はCちゃん
少女C:私は極軸を北極星と間違えて他の星に合わせちゃった。
少年S:流れ星のことかと思っちゃった。きっと極軸をこぐま座のδ星に合わせたんだろうね。この星4等星と暗いけど極軸望遠鏡で観るとそれなりに明るく見えるから
少女C:さすがS君、素敵💛
少女B:わたしはこれ
少女B:天文ガイドを天ガと略すからその雑誌の正式名称を天ガモンドと思ってた。
少年B:ほんとかよ。天文年鑑はてんねんもんかんと言ってたりして、、。
少女B:なんでわかるの?
少女M:じゃあ星ナビは?
少年B:ホナシビ?
少年C:おぼいびしびいびじゃないんだから、、。
少年B:おぼいびしびいびってなんだ?
少年C:ずーっと昔に流行ったんだけど、、。言葉(単語)の一つ一つの文字の後にばびぶべぼの言葉を追従させるものなんだ。らりるれろを追従させるものもあったよね。
少女A:知ってる。蜂が飛ぶって歌だと「♬ブルンブルンブルン、はらちりがらとろぶる」になって、エコーがかかった感じになるんだよね。
少年A:ボクのあるあるはこれ
少年A:父上から聞いた話だけど、、。久々の東京出張なので、望遠鏡販売店を巡って機材を買う計画を立てていたんだけど、行ってみると臨時休業だった。
少年B:父上だってさ、、。じゃあお母さんはママ上なの?
コーチ:B君、ありがちなボケですね。それにしても臨時休業とはショックでしたね。昔はインターネットによる情報取得ができなかったので大変だったようです。
少年A:それから休業じゃなかったけど、パーツに関する質問をすると怖い店員さんに結構怒鳴られたこともあったんだってさ。
少年C:今だったらパワハラかなんかでたたかれまくるよな
少年B:太ももを??
少年S:B君ナイス!!
少女C:洒落が判るなんてC君素敵💛
少年A:これも父上から聞いたんだけど、
少年A:昔は鶴光のオールナイトニッポンを親に隠れて聴くために土曜の夜は眠くても夜遅くまで天体観測を頑張っていたんだって。
少女A:なんでラジオを親に隠れて聴かなきゃなんないの?
少年A:昔の番組は結構刺激的だったらしいよ。
少年C:ボクの父ちゃんは11PMのうさぎちゃんのコーナーを楽しみにしていたんだって。
少年B:それって「ほとんどびょーき」っていうやつ?
少年A:ちがうよ、それはトゥナイト2。
コーチ:君たちいくつだよ?なんだか天文以外の話で世の中のエロおやじの共感が得られそうだな。
少女M:私のパパは夜中にドキドキしながら雑誌を自動販売機から買ってたんだって。口直しにママから聞いたあるあるを紹介するね。
コーチ:よろしく💛💛
少女M:眼鏡屋さんで貰ったカタログに載っていた長いフレキシブルハンドルがかっこよく見えたんで購入したんだって。でもね、いつまでもぶらぶら動いて鏡筒の振動が収まらず役に立たなかったらしいよ。
少年T: ぼく はこれ
少年T: 先日 の 観望会で す、すいせいをみ たんだけど、誰も見えなかったのにぼくだけ見えたんだ。こういうことってよくあるんだ。
少年A:急に早口になったぞ!
少年Tの母:sasuga
watasinomusukodawa osanaikorokara tentaikansokusitetakara megaiinone
少年C:(小さい声で)何で母親が出てくるんだよ。過保護だなあ。あいつの望遠鏡光軸狂いまくってるんだぜ。だから視野内の星は全部彗星みたいになってたんじゃないか?
少年A:(小さい声で)きっとそうだよ。あいつ、見栄っ張りだからな。
コーチ:A君ひそひそ話は駄目だよ。じゃあ次はC君
少年C:みんなが「馬頭が見えた」とか「北アメリカ星雲がノーフィルターでくっきり」とか言うので覗かせてもらったけど全くわからない。「わからない」と言うと「なんで見えないの?」とか聞かれるので面倒になって見えたふりしてるんだ。これってあるあるだよね。
少年T: そ、そんなこと ない よ。 ぼ、ぼくはいつでもみんなより見えるよ。目がいい人は 見えたふり しなくてもいいんだ。
少年B:T君はほんとに見えてるのかよ!!
コーチ:まあまあ、、。見えたかどうか微妙なことはありますよね。だから心眼とか脳内合成とか記憶を頼りにといった言葉もありますね。utoさんは揉め事がいやなのでチャレンジ物は自分一人の時にするそうですよ。あっ、utoさんがもう一つあるあるを思い出したそうですよ。
uto:春の星空観察会で一通りおとめ座あたりの銀河を眺め、みんなが帰り始めたから自分も明日は早朝に用事があるので帰ろうと思って東の低空を見たらヘルクレス座が昇っていたので、最後の一つとしてM13を導入。それを観たらM92が観たくなり、そしてM5、M10、M12、M107、M14、M9、M80、M4、M19、M62、M22、M28、M70、M69、M54と止まんなくなっちゃって、薄明時にM75とM55、M15を観てから,帰宅したら、妻との約束の時間を過ぎてしまっていてめちゃめちゃ怒られた。ううっ。
少女A:泣かないでutoさん。でもメシエの球状星団ばかり飽きもせずよく見たわね。M30もついでに見て欲しかったけど、、。
コーチ:utoさん、大変でしたね。これも天文あるあるだと思いますのでパネルを掲げましょう。
少年C:何だかBMWの広告みたいだな。
少年B:コーチ、そろそろ蘊蓄は?
コーチ:そうですね。あるあるはブログの読者から募るとして蘊蓄に行きましょう。じゃあわし座のNGC6751を導入しなない。
少年B:わしのいえのわしのにわのわしのきにわしがとまっていた。だからわしはわしのてっぽうでわしをうったらわしもわしもびっくりした!
少年A:B君、何言ってんの? それってすもももももももももものうちみたいなやつ??
少女C:A君、"も"が少し多くない??
少年B:ウリウリがウリウリにきてウリウリのこしウリウリかえるウリウリのこえみたいな?
少年C:コーチ、NGC6751って以前に習った「たんぽぽの綿毛」星雲だよね。
コーチ:そうです。でもGlowing Eyesというニックネームもあるんです。
これを観た米国のロックグループ TWENTY ONE PILOTSが♬Glowing Eyesという曲を作ったのは有名な話ですね。
少年A:何のひねりも無く、まんまだな。
少年B:ほんとかよ、きっと俺が生まれる前の話だし、、。
おしまい
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