昨夜は寝る前にぎょしゃ座の5角形が全て(最微恒星が2.7等級)肉眼で楽に見えていることに気づきました。東京23区内にしては素晴らしい透明度。
慌てて窓際の5cm反射を使ってメジャーな散開星団の観察をしました。

そして前回紹介したZWO ASI462MCを接眼部に突っ込み、ZWOのホームページからダウンロードしたソフトウェアでLive Stackしたところ、簡単に11~12等級の星々が浮かび上がってきました。

その時のPC画面のコピーがこれ↓

M38b

ソフトが勝手に行った5秒間のスタック結果です。トリミングも含めて画像処理は一切していません。
それからフィルターも無しです。
赤道儀を適当に北に向けただけですが、結構きれいな星像ですね。
私はM38に寄り添うNGC1907が大好きなんです。1907は素数ですし、、。

Stage II Step1の本来の目的は、実はこれでした。
つまり光害の激しい東京の自宅の窓から星雲・星団を観察したついでに記念写真を撮るというもの。
自分の期待以上に美しく撮れて満足です。


次はM37のPC画面の写真
Live Stack中に机を揺らしちゃったので星像が伸びちゃいました。
自動導入機を持っていないので、近くに星が見えずファインダもない状態での天体導入には若干苦労しましたが、撮影まで含めて総時間は15分ほどでした。

M37

そして調子に乗ってまだ高度が15度ほどのM42を写したのがこれ↓
M43の形状や暗黒部も描写され、トラペジウムも4つ見えています。
2等星がぎりぎりの低空の空でノーフィルタかつ5cm卓上望遠鏡でここまで写れば御の字です。

M42d

DSOについてはFirst Lightでソフトの使い方もわからないのですが、こんな私でも簡単に電視観望ができました。最近の技術は素晴らしいですね。