45cmドブ製作にあたり、父が最もこだわったのが木材です。
使ったのはホワイトアッシュ。
ウィキペディアには適度に硬く加工しやすいと書かれていますが、かなり硬くて素人には難しいと思います。(後日、自分でチョイスしたにもかかわらず難儀したと父が言っておりました。)
ホワイトアッシュは北米ではポピュラーです。でも日本は北米に比べて湿度がかなり高い。しかも家具と異なり望遠鏡は夜露や日光に曝されることが多く、過酷なコンディションで使われます。
それにより反りやたわみ等の変形が生じますので、父は木目を見て各部品がたわまないような最適な板の組み合わせによる合板を造り、それらで部品を製作しました。
写真は主鏡を支える三角形の板です。3つの頂点に常に主鏡の重量が負荷されるため、大変たわみやすい構造なのですが、15年経過しても平面性を保っています。
次は先日も紹介した主鏡の光軸修正機構。
このことを父に話すと割ピン方式を思いつき作ってくれました。
コメント
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ブログが更新されなかったので,どうされたのかと思っていました.
御父上がお亡くなりなったということでしたか.
ご冥福をお祈りします.
この望遠鏡が貴重な形見となりますね.
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今後もこの父の形見を大切に使っていきたいと思います。
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テレビューのような立派なメーカーの機材に用いられているのと同じ材料だと聞いて嬉しいです。
木にもいろんな呼び方があって難しいですね。
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