JAXAにケチ付けると不愉快だという方もおられますが、一つだけ気になることを、、。
JAXAのプレスリリース(ホームページ)によると、「地球圏外から気体状態の物質のサンプルリターンは世界で初めて」とのこと。下の赤い下線部です。
私は何を持ち帰ったのか興味津々だったので先日(12/15)の記者会見を見ました。(この記者会見はJAXAのホームページで閲覧できます。)
会見中の九州大学岡崎准教授の説明では粒界に存在するガスが移動の間に粒がこすれて出てきた可能性があるとのこと。
もしこれが事実ならばプレスリリースの説明は正しいし凄いことだと思います。
ここからは私(素人)の意見です。
採取したサンプルの中の何らかの固体成分が昇華して気体になった可能性は無いのでしょうか?
小惑星上、宇宙空間、大気圏突入時、地球上のそれぞれで温度や圧力も大きく異なるのでそう思ったのです。
もし大気圏突入後に固体から気体に変化していたのであれば、プレスリリースは間違っていることになりますよね。この場合でも上の黄色い下線部に書かれている"気体はりゅうぐう由来である"ことは間違いありませんが、気体状態でのサンプルリターンじゃないと思います。
マスコミ等に急かされているのは理解できますが、もう少し慎重になった方がいんじゃないかな?
プロマネの発表の英語の字幕ではConfirmという強い言葉が使われていますが、根拠は充分に手にしているのでしょうか?(通常欧米では分析の初期段階でこの単語は使いませんよ。もっと遠回しの言い方をします)
世界初めてという偉業について発表するならなおさらです。
私は純粋にJAXAのプレスリリースや会見を見て、偉業について理解を深めようと思ったのですが、逆にモヤモヤ感が増してしまいました。
サンプルリターンに関する12/15の記者会見は概ね技術に特化しており、一般人によるチャットも荒れることがなく良い雰囲気だっただけに残念です。
まあ、続報を期待します。
コメント
コメント一覧 (2)
light_bucket_18
がしました
できれば謎解きみたいな形で、、。
light_bucket_18
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