前回F10反射鏡の話をしましたが、今回はF6に戻ります。
CMOSカメラASI462MCは月・惑星の撮影に最適であることがわかりましたが、光害が酷いここでDSOはどの程度見えるのか試してみました。8/27のことです。
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眼視ではそらし眼で頑張っても殆ど星が確認できないのに、ソフトウェアASILive上にはM38のみならず8等級のNGC1907もしっかり写っていました。ソフトウェアをダウンロードしてから僅か1時間ほどでこの成果。ASILiveは初心者に優しいですね。

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結構拡大していますが、星像も悪くない。
この時点ではフィルタに関する知識がゼロだったので、フィルタ無しでのチャレンジです。

では惑星状星雲はどうかと思い、木星や土星を観たついでに導入したNGC7009土星状星雲がこれ
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肉眼ではアンタレスまでしか見えない空でも何とか手動導入できました。
Stackができていない一発撮りですが、高感度なASI462のおかげでしっかり写っていますね。色もとっても綺麗!

じゃあ、銀河は?ということで導入したのがアンドロメダ座βのところにあるNGC404。

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眼視では絶対見ることができない10等級の銀河がノーフィルターで見えてきたのには驚きでした。しかも金コートでもない僅か5cmで、、。
この時はまだASI462の近赤外特性については理解できていませんでした。

近赤外観望/撮影が流行ってきていますが、天体観察のベテランでも初めて取り組む場合は情報があふれているので、そんなに簡単ではないです。
私の場合は皆さんの温かい導きと時間的余裕があったので何とかなりましたが、、。
最初はピントが出ませんでしたが、望遠鏡が自作機なのでトラス棒の長さを調整することで対応できたのも大きいです。