今回紹介するのは超マイナーな球状星団NGC4147です。
しし座のデネボラから6.5度のところにある10.3等級、大きさ4.4分の地味な星団です。
あまりにもしょぼい写真ですみません。
n4147a

暗い球状星団は、5cmで導入した直後は星雲状に見えるだけですが、Stackを重ねていくと徐々に星が見えてきました。
この感じ、結構好きです。
もっと見たくてついついそらし眼を使っちゃうのですが、モニター上ではだめですよね、、。

地球からの距離は63,000光年。ご存知のように球状星団は我が銀河系の端に位置しますよね。
端っこを意識しながら宇宙の成り立ちや行く末を想像するのもなかなか良いです。

この星団を観た後に赤道儀の追尾を止めておくと、赤緯がほぼ同等なM85が視野に入ってきました。距離はNGC4147の約1000倍。面白いですね。
 

さて、以前も紹介したうしかい座の球状星団NGC5466を再び観たのでここに載せましょう。
n5466www

距離52000光年、明るさ9等、大きさ9分です。結構ばらけているので大き目の散開星団のようにも見えますね。
僅か5cmでこの粒々、、。カメラや鏡が素晴らしいのはもちろんですが、F4という短焦点であるにもかかわらず、収差が目立たないように製作できたことにも満足しています。因みにこの写真は窓ガラス越しです。
 

主に東向きの部屋から深夜に電視観望している為、私にとってはそろそろ夏の星雲・星団の季節に突入してきました。

次回は球状星団の嗜みについて、天体鑑賞スクールのコーチが話をしてくれます。