今回はヒクソンコンパクト(HCG)です。
このカタログは1982年に発表されたPaul Hicksonの論文に記載されています。
HicksonもPalomar Sky Survey(POSS)のRed Printを使用し、以下の基準に従い100個選定しました。
選定基準①:グループには4個以上含まれ、しかもそれらの明るさの差は3等級以内。
選定基準②:平均の明るさは26.0mag/arcsec2
選定基準③:他のグループから孤立していること(大きな銀河団の一部になってはいけない)
選定にあたってはもう少し学術的な計算をされたようですが、かなり難しいのでここでは省略します。
明るさが揃っている4つ以上の銀河が狭い範囲に集まっているので、結構見ごたえがありますよね。
本カタログには4つの銀河のグループが60個、5つが25個、6つが8個、7つが6個で8つが1個含まれています。
他のものと同様にこの本にはファインディングチャートや銀河の情報が載っていますが、簡単なスケッチと各銀河の見え味の記録もありますので大いに参考になります。
下は撮影派の方が対象にされることもあるHickson56です。
Alvinのショボいけどデフォルメが全くないスケッチは好感を持てますね。
2007年8月のしらびそ遠征で、私は45cmで11個のHCGを観察しました。
強風の為倍率を上げることができず、詳細観察は無理でしたが、そこそこ楽しめました。
その時のレポートはここにあります。
観望~しらびそ遠征 (ccnw.ne.jp)
私のホームページはソフトを用いずhtmlで直接書いたので、PC等の環境によっては文字化けするかも知れません。ご容赦ください。
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