カテゴリ: 天文豆知識

シベットさんのサイトで反射望遠鏡のコントラストに関する議論がありましたので、私も過去の記憶や複数のSky&Telescope誌の記事から整理してみました。 そして散乱光・迷光対策についてまとめた図がこれです。(図をクリックし拡大してご覧ください) ①~⑦の対策のうち、 ...

Meade社が倒産?みたいな報道があり、心配されている方がいらっしゃると思いますので、少し調べてみました。 まずは12/6に同社がFacebookに掲載したものを載せますね。 “As in recent news, Meade Instruments hasfiled for Chapter 11 Bankruptcy Protection Reorganizat ...

以前に一部の方に好評だった昆虫の構造力学第2弾をお送りします。 前回はアゲハチョウのサナギでしたが今回はトンボです。 この写真は福島で撮影したのですが、最初にこの姿を見た時、何て美しいんだろうと思いました。 絶妙なバランス。構造屋が最も安心する構図です。 ...

重箱ドブは45cmと同様、バネによる鏡筒バランスシステムを採用しています。 しかし鏡筒重量が4.8kgと軽量である為、鏡筒上部のお辞儀をバネで戻そうとすると架台ごとひっくり返ってしまいます。 約600gのライカズームを使った場合のお辞儀モーメントとねじりモーメントに ...

さて今回は望遠鏡を上から見た時の接眼部の左右方向変位について考察します。 上の図が示すように接眼部の横方向変位はYawingという専門的には上下方向軸(Z軸)周りの回転運動が支配的です。 鏡筒~架台の結合方法は様々ですが、仮に下の図のようにボルト2本で繋がっ ...

今回は片持ちの経緯台に載せられた屈折望遠鏡の接眼部が上下方向に振動する場合の変形について図を用いながら具体的に解説します。 図のように接眼部の上下の多くは鏡筒又は接眼筒のピッチング(横方向軸周りの回転のことで鏡筒のお辞儀運動)により生じます。 接 ...

お待たせしました。これから数回にわたり、天体望遠鏡の振動について一般の人(力学等を修めていない人)でもわかるように説明してきます。 まず、振動とは何か? それは状態が一意に定まらず揺れ動く事象です。 私がここで述べる天体望遠鏡 ...

通常カメラを縦位置にする時は下の絵のように三脚の一つの脚の上にカメラが来るようにしますよね。 その際の転倒荷重は0.66kg。 これなら乱暴に扱わなければ撮影可能です。 これに2.5kgの錘を追加するとばっちりです。 倒れる方向がこれまでと異なりますのでそれ ...

前回示したカメラを縦位置にした場合の改善方法を示します。 まずは単純に脚を一段伸ばしただけ。 転倒させる時の横荷重Fpが0.12kgから0.41kgと大きくなりました。 この三脚は軽いけど剛性が高いので数値以上に安定感があります。 因みにこの脚の長さでカメラを水 ...

長時間露出が多くなる天体写真屋にとって、三脚の使い方というのは大変重要ですが、ネットをくまなく探しても定量的に示したものは見つかりませんでした。 これから数回にわたり、精度良く(ガタが少なく)作られているGitzo Traveler GT1541T with Markins(雲台)と重いカ ...

絶対音感を持った人は、生活空間で耳にする様々な音が気になって仕方がないということを耳にしますが、大学時代からこれまで長年にわたり構造強度に携わってきた私は構造的に不安定なものを見かけると気持ち悪くなっちゃうんです。 最近の赤道儀にそんなものがあります。 ...

今回は直接的な知覚機能の話ではなく、知覚機能を充分に活かすことに関するものです。 一つ目は"Relax" 例え単眼視の場合でもリラックスするために両眼をあけておくのは重要です。 それから観察用の椅子も必要(to achieve proper relaxation)。 身体を曲げたり、疲れ ...

今回は私が最も注目しているMicro Saccadeです。 凝視するというのはヒトにとって特別な状態(concentration on a specific object is very unnatural for the eye)ですので長く続けることができず、すぐに見ているものの周りから見えなくなってしまいます。 その状態を ...

今回はサッケード(Saccades)です。難しい言葉ですけど良い日本語訳が見つかりませんでした。 Saccadesとは簡単に説明すると高速な視線の移動(900°/秒)です。 眼の解像度は視線の中心から少しでも外れると急激に落ちますから眼は常にしっかり見たいところへジャンプ ...

認知心理学用語に知覚的盲目(Perceptual Blindness)というものがあります。 ヒトは何を見ようとしているのかよく判っていれば視覚による把握は容易ですが、あまり馴染みの無いものを見ようとするとなかなか把握し難いという傾向があります。   視覚というのは電気的刺 ...

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