light_bucket_18のblog

Blue Angels at Seattle

カテゴリ: 天文豆知識

Star Party等で「この望遠鏡はどれだけ遠くまで見ることができますか?」という 質問を受けることがありますよね。そんな時、「天体の明るさによります。」なんて 言っちゃうと話がそこで終わっちゃいます。ですから何か紹介したい、、。Deep Sky Wonderでお馴染みのSue Fren ...

Alvinの本にFlat Galaxyというものがあります。彼の本に中にFlat Galaxyの定義が示されていないのですが、米国Astronomical LeagueのObserving Programの一つとほぼ同等のものでしょうからそれを紹介しますね。Flat Galaxyとは文字通り”長く伸びている“とか”カーブしてい ...

ヒクソン銀河が面白いのは複数の銀河が互いに影響し合っているのがアマチュアレベルの望遠鏡でも判るからなんですよね。下のDigital Sky Survey ImageによるHCG79 セイファートの6つ子は重なり方がかっこいい!!(Courtesy NASA)                            ...

ヒクソン銀河(HCG)を紹介する2回目はSQM17.88の光害地の空で5cmによる電視観望結果とともにお送りします。金コート5cm反射は200mmF4望遠レンズと同等のスペックですので、ちょっとした望遠レンズをお持ちの方ならCMOSカメラとフィルタとで(眼視ですと中・大口径向きと言われ ...

今回はヒクソンコンパクト(HCG)です。このカタログは1982年に発表されたPaul Hicksonの論文に記載されています。HicksonもPalomar Sky Survey(POSS)のRed Printを使用し、以下の基準に従い100個選定しました。選定基準①:グループには4個以上含まれ、しかもそれらの明るさの ...

今回はShakhbazian、Roseカタログを紹介します(Hicksonは後日)。これらのカタログには、コンパクトグループと呼ばれ、4~5つの小さな銀河が集まったものが含まれます。コンパクト銀河の調査は主に”赤方偏移”を見ているようですね。カタログに含まれている数が最大なのは米 ...

Alvin氏のリスト(下記参照)はWeb Site Welcome to FaintFuzzies.comでダウンロードすることができます。-The Local Group-Selected Small Galaxy Groups-Galaxy Trios and Triple Systems-Selected Shakhbazian Groups-Globular Clusters-Observing Planetary Nebulae and Su ...

近赤外電視観望をすれば、東京の部屋からメシエはもちろんそれ以外の銀河も捉えられますよね。私は一つの天体に集中し掘り下げるというより、様々な天体を楽しむ方ですので、これまで私の記憶から面白そうな天体を選んで紹介してきました。このやり方では見落とすものも多数 ...

先日14等級まで銀河が撮影できたレンズは200mmF2.8です。口径は70mm。現在設計中の50mmは200mmF4ですから明るさは1/2になります。このハンディを少しでも改善するため、金コートミラーの反射には以前に紹介した迷光対策を適用することにしました。迷光を防ぐには密閉した箱に ...

シベットさんのサイトで反射望遠鏡のコントラストに関する議論がありましたので、私も過去の記憶や複数のSky&Telescope誌の記事から整理してみました。 そして散乱光・迷光対策についてまとめた図がこれです。(図をクリックし拡大してご覧ください) ①~⑦の対策のうち、 ...

Meade社が倒産?みたいな報道があり、心配されている方がいらっしゃると思いますので、少し調べてみました。 まずは12/6に同社がFacebookに掲載したものを載せますね。 “As in recent news, Meade Instruments hasfiled for Chapter 11 Bankruptcy Protection Reorganizat ...

以前に一部の方に好評だった昆虫の構造力学第2弾をお送りします。 前回はアゲハチョウのサナギでしたが今回はトンボです。 この写真は福島で撮影したのですが、最初にこの姿を見た時、何て美しいんだろうと思いました。 絶妙なバランス。構造屋が最も安心する構図です。 ...

重箱ドブは45cmと同様、バネによる鏡筒バランスシステムを採用しています。 しかし鏡筒重量が4.8kgと軽量である為、鏡筒上部のお辞儀をバネで戻そうとすると架台ごとひっくり返ってしまいます。 約600gのライカズームを使った場合のお辞儀モーメントとねじりモーメントに ...

さて今回は望遠鏡を上から見た時の接眼部の左右方向変位について考察します。 上の図が示すように接眼部の横方向変位はYawingという専門的には上下方向軸(Z軸)周りの回転運動が支配的です。 鏡筒~架台の結合方法は様々ですが、仮に下の図のようにボルト2本で繋がっ ...

今回は片持ちの経緯台に載せられた屈折望遠鏡の接眼部が上下方向に振動する場合の変形について図を用いながら具体的に解説します。 図のように接眼部の上下の多くは鏡筒又は接眼筒のピッチング(横方向軸周りの回転のことで鏡筒のお辞儀運動)により生じます。 接 ...

↑このページのトップヘ